ノエルとは、ゲーム『月姫 -A piece of blue glass moon-』及び『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』の登場人物である。
プロフィール
- 性別:女性
- 年齢:27歳(自称25歳)
- 血液型:B
- 身長:169cm
- 体重:59kg
- 誕生日:12月25日
- 属性:混沌・中立
- 好きな物:自分ごほうび、SNS、アンティーク、年下の恋人
- 嫌いな物:扱いの難しい武器、歯医者、年下の上司
- 天敵:シエル
概要
過去にWindows用同人ソフトとして頒布されていた『月姫』及びその関連作品『MELTY BLOOD』『歌月十夜』等には登場せず、後にリメイクされた『月姫 -A piece of blue glass moon-』及び『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』にて新規に登場したリメイク版限定キャラクター。
2021年7月に公開された『月姫 -A piece of blue glass moon-』第3弾PVにて、同じく新規のキャラクターであるマーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノと共に存在が発表され、新旧の多くのユーザーを驚かせた。
主人公である遠野志貴の通う総耶高校の教師として転任してきており、体育と英語を担当としている。頼れる年上のお姉さんとして振る舞っているからか男子生徒からは人気があるようだが、露骨すぎるアピールのせいで女子生徒からはあまり人気がない模様。本名は『愛染(あいぞめ)ノエル』とゲーム内で紹介されているが公式サイト等では『ノエル』としか表記されていない。
なお、『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』では公式アカウント上で容赦ないネタバレが何故か月姫ネタバレ禁止期間(公式が設定)に公開されており、公式サイトでもやっぱり容赦ないネタバレがあるためネタバレを踏みたくない人は要注意である。人の心。
ネタバレを閲覧する責任ちゃんと取ってもらうんだから この項目はこの記事に関する深刻なネタバレを多く含んでおります。 ここから下は自己責任を突っ走ってください。 |
その正体というのが、聖堂教会に属する代行者。シエルの相棒であり、そしてその弟子として活動している。また同時に、シエルとは同郷の顔見知りでもある。これが意味するものとは、先代ロアと化した彼女の犠牲者。そして同時に、その唯一の生き残りが彼女である(なお、この事件はリメイク版においてはフランス事変と呼ばれている)。そうした境遇ゆえに、彼女の生きる道は限りなく狭められてしまい、その上で彼女が選択した生き方が代行者であった。
師であるシエルからは戦闘技法と拷問術を叩き込まれており、ハルバードによる近接戦闘と黒鍵による投擲が主な戦闘スタイルとなっている(なお、彼女の持つ黒鍵のデザインはシエルのものとは大きく異なる)。ただし、その実力も精神性も一般人の域を出ておらず、格上相手には一切歯が立たない。事実、アルクェイドルートではそのアルクェイドと相手をさせられた際は完全に腰が引けており、シエルルートにおけるヴローヴ戦では物の見事に役に立っていなかった。とはいえ、あくまでそれは格上が相手の場合であり、雑魚相手ならば苦も無くこれを蹴散らし、いくら死線を突破したとはいえ、まだ殺人鬼として駆け出し同然の志貴も完封している。まあ、今まで出てきた代行者ってバケモノじみた連中ばっかりだったから、こういうのも逆に新鮮かも。
上記の経緯のために、彼女の吸血鬼に対する憎しみは尋常なものではなく、それは吸血鬼に味方する人間とて例外ではない。その討伐の際には一切の慈悲のかけらさえなく、時には陰湿な手段に訴えたり、そして時には生かさず殺さずに生き地獄を味わわせることも。当然ながら、自分から何もかもを奪うことになってしまったシエルも例外ではなく、内心では代行者として生きる以外許されない奴隷のような存在として見下しているようであり、またそうした非人間的な生き方しか認めていない節が見受けられる。ただ、その一方で代行者としてどこか尊敬している面もあるため、彼女との間柄はとてもではないが一言では言い表せないほどの複雑な感情を抱いている。こうしたこともあって、ネコアルク曰く「シエルという重しがいい安全弁」とのこと。
とはいえ、シエルルートにおける迷走ないしは暴走の印象ばかりが悪目立ちしてしまっている点も否めないが、彼女はあくまで一般人。その感性も無論一般人らしいものであり、一般人なりの善性も有している。加えて、シエルルート中盤以降の冷酷さの数々もあくまで相手が吸血鬼であり、また志貴が今代のロアとなってしまったためのものであるため。ゲーム本編に限って言えば、アルクェイドルートにおいては、なおもアルクェイドを追おうとする志貴の前に立ち塞がる形となるも、即座に戦闘に突入するようなことはせず警告を発する形で引き止めたりしてほぼ自滅同然にフェードアウトするまでがワンセット、今代のロアの特定においても志貴だけでなく秋葉もマークするよう進言する、などといった形で見受けられる(もっとも、その進言はシエルの先代ロアとしての特性のために退けられてしまったが)。
早い話が、アルクェイドルートとシエルルート(特に中盤以降)は全く真逆でありながらも、どちらもノエルの一側面でしかなく、基本的には愛すべきダメ人間年上の可愛いお姉さん。それがノエルという包容力、経済力、才能/ZEROの努力家でもない人間である。
だが、彼女の背景が明かされるシエルルートでは、間の悪い巡り合わせが幾重にも積み重なった挙句、袋小路に追い込まれてしまう。そうして、その果てには・・・・・・
あはっ、もっとネタバレしちゃえ♪
「・・・・・・そうよ、文句ある?
これが私。この姿が私。こうなりたかったのが私。
ーーーすごく上出来。気に入ったわ、この姿。
ありがとうって言ってあげる」
死徒ノエル
性別:女性
年齢:27歳
血液型:不明
身長:143cm
体重:35kg
誕生日:12月25日
属性:混沌・悪
好きな物:弱っちくて生意気でみじめな敵、絶好調な自分
嫌いな物:シエル
天敵:シエル
本来であれば吸血鬼になれる素養さえ持ち合わせていなかったノエルが、偶然遭遇してしまった阿良句寧子によって死徒へと変貌してしまった姿。吸血鬼を憎悪していた頃とは打って変わって、その身も心も精神性や価値観さえも完全に吸血鬼へと成り果ててしまった。そのために、一般人への虐殺も躊躇がなくなってしまい、シエルへの復讐心までもが肥大化してしまった。また、人間の頃以上にテンションが高くノリもいい性格になっており、よく煽ってくる。ただし、生来からの臆病さはそのままなので、自身の限界というものも弁えている。
なお、肝心の外見だが妖蝶を彷彿とさせる衣装を身に纏った十代半ばに届いているかどうかの少女。メスガキ(27)。ただ、その容貌はノエルの少女時代そのものというわけではないらしく、吸血鬼化によっていくらか顔つきが変容している模様。ただし、昔馴染みであるシエルが一目見て彼女だとわかるぐらいには面影が残っている様子でもある。それにしても、TYPE-MOONさんや。これといい、この子といい、ティーンに対して際どい格好させすぎじゃないかね?なお、志貴は彼女のこの姿を初見で12歳だと思っていたようだが、フランス事変当時のものだとした場合は14歳。つまり頼まれてもいないのに年齢をサバ呼んだ可能性有り。また、吸血鬼化した姿がその人物にとっての最盛期でもあるため、ロアはその姿を見て憐れんでいた。完全にお前のせいだけどな。ちなみに、その14歳時点で少なくとも背丈はパン屋のエレイシアちゃん(12)に追い抜かれてしまっていた模様。なお、STYLE(VOICE by金本涼輔)に関してはシュレディンガーということで。
能力
自身を死徒に変えた阿良句の注射をさらに何本も打ったことで死徒としての位階を上げ、より強力な力を得た(ただし、この注射は一本を打つだけでもかなりの負荷がかかり、限界以上を投与してしまえば崩壊を起こしてしまう代物)。鐘の付いた長短二種の槍を得物としており、これを用いた白兵戦だけでなく、射出による遠距離戦も可能としている。また、これらの槍を複数連結させる形で展開させることも可能であり、逃げ場を封じる檻としても使用可能。そして同時に、この槍の鐘の音は戦場の構造を把握することができるソナーの役割も果たしているものとロアは見ている。彼女の死徒としての原理は「望郷の鐘」。幸福だったころの記憶を呼び起こす、オトナになるほど残酷な聖夜の鐘。
これらに加えて、死徒二十七祖の一角リタ・ロズィーアンの原理血戒「薔薇の魔眼」を切り札としている。これによる精神攻撃・干渉を可能とし、同時に相手の精神を夢の中などに幽閉することが可能。とはいえ、本家に比べれば大きく劣っている、レプリカの劣化品でしかないという。
加えて、本人の吸血鬼としての実力も今一つでもある。それでも力に溺れている一方で、前述の臆病な性格が生存においては強みとなっている。この点に関して志貴も素直に称賛している。
関連動画
関連静画
関連動画
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関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- 月姫 -A piece of blue glass moon-
- MELTY BLOOD: TYPE LUMINA
- 弓塚さつき(唯一自分に優しくしてくれる女子生徒)
- 紫式部(Fate)(同声優のキャラ)
- 教師
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