ベルキュロスとは、MHFに登場するモンスターである。飛竜種。
名前の由来は、旧約聖書に登場する、嵐や雷を司る悪魔ベル(Bel、ベルゼブブとも言う)と、ギリシャ語で主を意味するキュロス(Kyros)をあわせたものと思われる。
概要
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MHFシーズン4.0(2008/12/17)から新フィールドの峡谷とともに登場した飛竜。体の色は峡谷の保護色となっている。
漢字表記は「舞雷竜(ぶらいりゅう)」で、雷を使った攻撃を得意とする。弱点属性は氷。
他のMHF組(エスピナス、ヴォルガノス、アクラ系)よろしく古龍種涙目な戦闘力をもつ。HR81から挑戦可能だが、HR81に到達したハンターの多くはまともに戦えずに蹂躙されること請け合い。実際自由区で低HRのプレイヤーが参戦すると殆どの場合攻撃に対応できずに散ってゆく。
普段は低空飛行をしている。この間は罠にもかからず、打点の低い武器は尻尾以外に攻撃を当てづらい。
とは言ってもMH3以降のリオス種ほどではなく、該当するのは双剣ぐらいであり斬弱点が尻尾なので大して問題ない。
怒り状態になると急上昇し、上昇しきった後に雄叫びとともに広範囲超火力の急降下キック攻撃を行ってくる。
ベルキックと通称されるこの攻撃は当たれば即死級だが回避性能が無くてもフレーム回避可能なので、かつてはMHFにおいて一人前のハンターの指標とされていた。
しかし空襲が終わると同時にしばらく地上に降りているので攻撃のチャンスがある。この間に部位破壊をするのがオススメ。
キック後少しの間地上にいることから、これを利用した穴ハメや罠ハメがあった。
しかしシーズン9.0からは降下中の放電に攻撃判定が告知なしで追加された。そのため、罠を置いたらすぐ着陸地点から離れないとダメージを食らってしまう。
ベルキュロスから作られる武器には、迦楼羅、八咫烏、鳳凰、朱雀など鳥の名がつく。
MHFのモンスター人気投票で見事1位に輝いた。ちなみに2位は亜種のドラギュロスであった。
やはりビジュアル面やド派手なアクションと、何よりも戦い甲斐がある強さを持ちながら理不尽さは無いMHFらしさがユーザーの心を鷲掴みにした模様。
MHF-G3(2013/12/18)でG級対応。難易度は★5。
ノーマルモードでは一号機ベースのようだ。
HCベルの新モーションを行う際のように、上空に舞い上がった後鉤爪に電撃を纏わせ、
それを振り回し副尾横方面からに前後に、その後また振り回して前方に5つ(中心はベルの目先)に移動式雷球を設置する。
向かって左側は間隔が広く、右側は高密度で設置する。相変わらずすり抜けられるのでたいして脅威にはならないが、
設置のために振り回す鉤爪に麻痺判定がある。
近接は足元にいるだけでやりすごせるが、その後確定で低威力ながら着地放電を仕掛ける。
また、鉤爪叩きつけ時に電気のスパークを起こすようになっており、
3回目の叩きつけ時には引っかかるモーションがある。
生態
ベルキュロスは体内器官からではなく、成分に大量のミネラルを含む体液の働きにより放電している。そのため、高温でも溶けず体内器官を保護する高濃度の脂肪や通電性の高い甲殻、帯電による赤熱に耐性の高い鱗や鬣など、自分の身を電撃から守るためのしくみが発達している。
部位破壊をした部位を更に怯ませるとその部位が帯電していく。一箇所目の帯電から180秒以内に三箇所以上帯電させると180秒後にベルキュロスが自身の電撃によりショートし帯電箇所に応じたダメージを受ける。破壊可能部位は角、背中、翼、鉤爪、副尾(三本のうち左右の尻尾)、尻尾(真ん中の尻尾。破壊ではなく切断)。
また飛竜種の中では高い知能をもっており、ハンターの行動によって自分の戦法をかえるとても珍しい飛竜。
この設定はゲーム内ではクエストによって個体ごとに攻撃方法が違うという表現がされている。
ハンターの間では一号機、二号機、三号機とそれぞれ呼ばれる。
電気を操り個体によって行動ルーチンが変わることに加えて怒り解除突進時などやけに機械的な動きをすることがあるため、ギルドが作り出した機械竜ではないかとネタにされることもあった。
余談だが後にメカレウスをコンセプトとした輝界竜(きかいりゅう)ゼルレウスが実装されている。
個体差
- 雷臨、ベルキュロス
- シーズン4.0の看板モンスターとして満を持して登場した1号機、起動。 登場初日は初見殺しのベルキックや側面、背後へのノールック殺法でハンターの屍の山を峡谷に築く。
しかしわずか1日でエリアチェンジの滞空を麻酔弾で撃ち落す「麻酔ハメ」が発見されてからは、逆に自分の屍を毎日のように晒す羽目となった。剥ぎ取り、捕獲それぞれ5%というレア素材を保有していたが故の悲運とも言える。
後に回収され、2号機以降全ての機体に採用された対麻酔弾装甲を搭載した1号機改として再デビューを果たす。 - 剛臨、舞雷竜
- 1号機の高火力型と戦うこととなる。この高火力型は1号機と同時期にロールアウトされた。
火力強化にコストがかかったせいか、起動試験を受けるハンターはG9まで剛種チケットを1枚要求されていた。
しかし入手素材が飛竜種汎用素材で、また肉質の変化さえないという変種にも劣る造りの粗さが露見してしまう。
そして舞雷竜討伐の証が手に入ることもあり1号機以上に麻酔ハメの被害に遭ったという不幸な経歴を持つ。 - 天翔ける雷
- 1号機の夜間戦闘テストの為に配備された悪天候対応型が登場する。
特徴や報酬などは一切変化がなく、試験的に生産・配置された赤サボテンは効果時間が短すぎてハンター達にとってはただのオブジェ程度にしか見られなかったため、ギルド側の配慮不足が伺える。 - 春雷
- 1号機の実戦データを基に改修が加えられた2号機が登場する。
最大の特徴は数少ない生物らしさであった激昂時の連続鉤爪叩き付け及び硬直を一切排除、その代わりに頭部に高出力レーザー砲を搭載したことである。より機械竜の名が相応しくなった瞬間である。
レーザーは連射が効くのだが、ある程度撃つと溜まった熱を放出するため威嚇をして隙を晒す。
一撃の威力こそ鉤爪よりも劣るが、射出した瞬間に前方遥か彼方まで届く射程距離と大口径による攻撃範囲の広さ、そしてベルキュロス本体の回頭性能の向上により相手の攻撃を許さぬ恐るべき殺戮兵器と変貌した。
また、これだけの性能を持ちながらも連続射出にも耐える為、威力の低さを手数でカバーしている。 これによって対単体戦においては無類の性能を誇ることとなった。
尚、報酬はたてがみが削除されて帯電鱗が支給された。 - 荒野に降る稲妻
- 2号機の悪天候対応型。ハンター達の不満を抑えるべく報酬に本来は捕獲でしか獲得できない骨髄が支給されることとなった。
これによってハンター達のドンドルマ離れをある程度解消することには成功したが、同時に実験的に配置した骨や通行止めの岩がハンター達に不満を与えることとなった。 - 青天の霹靂
- 遂に我々の前にその姿を見せた3号機。
特徴としては、記憶容量の増加によって1号機、2号機のほぼ全ての攻撃をこの機体のみで可能にした点である。
その行動パターンはまさに多彩の一言であるが、残念なことに1号機の行動が全て2号機よりも対処が容易な為、逆に弱体化してしまったという本末転倒な結果を迎える事となった。また、新規に追加された武装である全方位放電の発射速度が致命的に遅いのも弱体化に一役買ってしまっている。
更にこの頃には既にハンターの間で落とし穴を連続で仕掛ける「穴ハメ」戦術が確立されていた為、40000zのガラス玉を量産するただの貯金箱と化してしまったようである。 - 界雷
- 恒例の悪天候対応型かと思われたが、一部の攻撃が1号機から2号機のものへ変更されており、便宜上3.5号機となっている。
これにより一応の強化は施されたことになるが、やはり1号機以上2号機未満という立場は変わらないようだ。
大方の予想通り、報酬に本来は剥ぎ取りでしか獲得できない絶縁脂が支給されており、さり気なく強化に対するハンターからの不満を事前に抑えることには成功した様子である。
特異個体
フォワード5(2012/11/14)で追加された。全体的に緑色にイメージチェンジしたベルキュロス。
ベースは界雷の3.5号機というか1~3号機全ての技を使う決定機。
特異個体の追加行動より2号機辺りの既存行動が厄介という声もあるが、凶悪だった尻尾判定は緩和したようだ。
翼でなぎ払った後ベルキックをかましたり、高度から突っ込んできたりと翼を生かした攻撃を多く持つのが特徴。
翼の当たり判定が広く回避しづらいので注意。
剛種になると、高度から赤いレーザーポイントを照射したあとに極大ビームを撃ってくる。
予備動作が長いので通常時は左右に躱すかベルの真下に潜れば問題はないものの、怒り時は着地時にベルキックを放つため危険である。
このレーザーポイントがどういう原理なのかは謎だが、公式がユーザーの機械竜ネタに乗ってきたとも言われる。
なお峡谷の特異個体ベルは異常なほど移動オンラインになるので連戦は罰ゲームといっていいだろう。
特異個体ベルと同時に塔でのクエストが配信されるようになったため、素材が欲しいときは素直に塔のクエストに行くほうが吉。
関連動画
プレイ動画
関連項目
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