トビー・フォックス (Toby Fox) とは、アメリカ合衆国のゲームクリエイターである。
概要
人気インディーゲーム『UNDERTALE』の制作者として著名であり、同作のコンセプトやプログラミング、ストーリー、音楽などの主要部分を一人で制作したことで知られる(グラフィックなど、協力者の助けを得た部分もある)。
この『UNDERTALE』が大きな反響を集めたことを受けて、2018年度の「フォーブスが選ぶ30歳未満の30人」では、ゲーム部門の30名の一員として選出されている[1]。
『UNDERTALE』以前には、『Homestuck』という人気ウェブコミック内のアニメシーンの音楽を担当したりしていた[2]。
2018年10月31日に次回作となる『DELTARUNE』の開発とチャプター1の公開を行った。日本語の勉強中であるとのことで、『DELTARUNE』の日本語版のキャラクターの一人称の選定は自らが行った。
多くの日本のゲームに影響を受けており、『MOTHER』シリーズや『東方Project』などを好きなタイトルに挙げている。
MOTHERシリーズからの影響
『Homestuck』の音楽を担当するよりさらに以前からMOTHERシリーズのファンサイトである「STARMAN.NET」の掲示板で活動していた。
2008年には『EarthBound Halloween Hack』という『MOTHER2』のハックロムを公開したこともあり、『UNDERTALE』で使用された楽曲「MEGALOVANIA」の初出はこの『EarthBound Halloween Hack』である。
2012年には『I Miss You - EarthBound 2012』というファンメードのMOTHER2コンピレーションアルバムにも楽曲を提供している。『UNDERTALE』で使用された楽曲「Fallen Down」の初出はこのアルバム。
また『UNDERTALE』には『MOTHER2』からの引用やオマージュも多い(Papyrusの胸のマークがスターマンのものと同じ、Sansの台詞にストロングしょちょうの台詞のオマージュがある、その他多数)。
さらには、『MOTHER2』の登場人物が『UNDERTALE』の登場人物と同一人物だと「匂わせる」程度の情報が『UNDERTALE』作中で示されているのではないか、と考察するファンも居る[3]。
東方Projectからの影響
『東方Project』は10歳の時にリアルタイムで東方妖々夢からプレイしていたといい、好きなキャラに八雲紫、好きな曲にネクロファンタジアを挙げている。
高校時代にサマーキャンプで訪れた先の教会でネクロファンタジアをピアノで演奏して大勢の人から激賞されたという逸話がある。
『UNDERTALE』内でも、『東方Project』の制作者『ZUN』が自らの楽曲で使用する独特の音色「ZUNペット」をリスペクトした楽曲がある(Undyneのテーマソング「Spear of Justice」「Battle Against a True Hero」など)。
※以上の『東方Project』に関する情報は、電ファミニコゲーマーに掲載されたインタビュー記事[4]より。
関連動画
関連項目
- UNDERTALE
- DELTARUNE
- Undertaleの関連項目一覧
- ゲームクリエイターの一覧
- Annoying Dog(うざいイヌ)
- ネット流行語100 - 2018年開催のイベント。同イベントで「UNDERTALE」が第11位に入賞し、制作者として小粋なコメントを送った(タイムシフト)。
脚注
- *30 Under 30 2018: Games
- *「Hello! インディー」第9回 『UNDERTALE』の開発者トビーさんにインタビュー(前編) | トピックス | Nintendo
- *【ネタバレ注意】Undertaleの隠された謎2【Sans=ネス説?】 - YouTube
- *『UNDERTALE』トビー・フォックス×『東方』ZUN×Onion Games木村祥朗鼎談──自分が幸せでいられる道を進んだらこうなった──同人の魂、インディーの自由を大いに語る
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