その名はガンダム |
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ーラクロア王国の古き伝承より抜粋ー |
選ばれし者、騎士ガンダムの冒険が今、始まる…
ナイトガンダムとは、SDガンダム外伝 ジークジオン編の主人公である。OVA・ゲーム版でのCVは松本保典。
なお、ここではナイトガンダムの表記にしているが、騎士ガンダムという表記がされている場合もあるので注意が必要である(全体でみれば「ナイト」表記が多いが、例えばカードダスなどにおいては「騎士」となっている)。
自らの名前がガンダムであるということ以外の全ての記憶を失っている、ガンダム族の青年。ラクロア王国のフラウ姫をモンスターの魔の手から救った後、同じガンダムの名を持つ魔王サタンガンダムの討伐に向かう事になり、その際レビル王から騎士(ナイト)の称号を授かる。
その正体はスダ・ドアカワールドの守護神である騎士スペリオルドラゴンの片割れであり、同時に武者の世界から落雷によってスダ・ドアカワールドに飛ばされ、記憶を失った武者頑駄無真悪参の善の心でもある。
…とされていたが、SDガンダムは後付け設定でコロコロ設定が変わることで有名であり、中でもスペリオルドラゴンは追加設定がモリモリ増えていったので、どんどんややこしいことになっていった。
近年ようやく設定がまとまったので、詳しくはこちらを参照→スペリオルドラゴン
性格は温厚かつ礼儀正しく、弱きを守り悪をくじく。要するに強くてカッコよくて紳士で誰もが惚れてしまうこと請け合いの、完璧すぎるほどの好青年である。
ただし、漫画版の性格は若干粗暴であり、特にBB戦士のコミックワールドにおいては、若干どころかかなり汚い性格をしている。しかし、「どう楽しんでもいい。SDガンダムは自由なのだ!」がSDガンダムファンの間での決まり文句であるため、細かい事を気にしてはいけない。だから趣味がデジタルイラストだったりしても気にしてはいけない。
伝説の巨人編からしばらくたったある時、ナイトユニコーンのラクロア来訪を皮きりに究極大戦が勃発。
この戦いを止めようとしたナイトガンダムに、ナイトユニコーンは別の世界より召喚した赤き三神器を与えた。
そのときの装備が「不死鳥の鎧装備」である。
「無憂樹(むゆうじゅ)の剣」「太陽の盾」「不死鳥の鎧」を装備したこの形態のHPは10、000。さらに真の力を引き出すことで黄金に輝き、最大HPは12,000にまで達し、後述の元祖三種の神器をも超える力を持っていることがうかがえる。
選ばれし者の許に 三つの星が集う時 |
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ー石板に刻まれし文より抜粋 | ー |
ナイトガンダムを語る上で忘れてはならないのが、炎の剣(HP+200)、霞の鎧(HP+150)、力の盾(HP+150)で構成される三種の神器である。この神器を全て装備した状態を「フルアーマーナイトガンダム」と呼ぶこともある。
これを装備することでHPは1,000となり、さらに石版によって真の力を呼び覚ます事でその力は10倍に跳ね上がり、HPは10、000にまで達する。ただし覚醒状態になると、その分使用者に多大な負担を強いてしまう諸刃の剣でもある。ほしの漫画版では10倍にでっかくなるというとてもわかりやすいパワーアップの仕方をしていた。
OVA版の石版詠唱による三種の神器装着が有名だが、カードダス版やゲーム版などでは三種の神器と石版は別物であり、石版は本来上記のように神器の真の力を引き出すためのアイテムである。
実はこの三種の神器、かつてスペドラのコアになった、創生の時代の勇者ガンダムが装着していた文字通りの"神器"だったりする。後に復刻版の鎧闘神戦記最終局面で再登場し、騎士ウイングも装備することになった。バーサルの鎧を作る際分割してしまった力の盾もそのままの状態である。
元のナイトガンダムが丸みを帯びたデザインなのに対し、こちらは非常に鋭利的なデザインとなっている。鮮やかなアイスブルーのカラーリングや、その魅力的な設定と相まって非常に人気が高い。
しかしその人気に反し、フルアーマー状態のカードダスは復刻版まで存在していなかった。これは第一部最終局面で炎の剣を失ってしまった為、第二部では霞の鎧と力の盾しか神器を装備していなかったのが主な理由である。
余談だが、霞の鎧の兜は本家ガンダムシリーズに登場するMA「エルメス」のデザインが基となっている。
スーパーロボット大戦BXにおいては、SDガンダム外伝・OO・UC・AGEを繋ぐクロスオーバーの象徴としてクローズアップされる。
物語冒頭で騎士ガンダム達を守るために力を使い果たした三種の神器は、BXの世界の「ガンダム」と選ばれし者達のもとで深い眠りにつく。
炎の剣が選んだのはOOライザー。(変革を与える炎、トランザムの赤、ライザーソード)
力の盾が選んだのはユニコーンガンダム。(可能性を貫く力、サイコフレームの緑、シールドファンネル)
霞の鎧が選んだのはAGE-3。(全てを包み込む霞、Xラウンダー能力の青、ウェアシステム)
敵の奇襲により追い込まれた騎士ガンダムと3体のガンダム。そのとき、彼らの強き心に応えるかの如くガンダムから光が溢れ出し、三種の神器が再び騎士ガンダムの前に姿を現した。
それぞれの象徴的な色・武装が奇跡的なまでに合致しており、数あるスーパーロボット大戦のクロスオーバーの中でも屈指の出来であるとして高く評価されている。(ちなみにこの4作品が参戦したのはあくまで偶然とのこと)
ブラックドラゴン・伝説の巨人撃破などの数々の功績が称えられ、レビル王から「全ての騎士の上に立つ者」である『バーサルナイト』の称号を授かった際の姿。
特徴的である白い鎧は、ファントムサザビーによって砕かれた霞の鎧・力の盾を鍛冶屋テムがナイトアーマーと白銀の盾を用いて新たに作り直したものである。テムさんぱねぇ。
デザインのモチーフはスーパーガンダム。肩周りのデザインや、大型の電磁長槍を構えた姿からその名残が感じられる。ちなみにマスクはドラクエの勇者風とのこと。
また、称号の「バーサル」は、宇宙世紀の「ユニバーサルセンチュリー」からきている。
所謂「ナイトガンダム」としての最終形態であるが、ぶっちゃけ初期+三種の神器とスペリオルドラゴンの知名度が圧倒的すぎていまいち目立ち切れない感がある。
しかし後述の「スーパーロボット大戦BX」でようやく本格的なゲーム参戦を果たすと、その圧倒的クオリティの戦闘アニメとバーサルナイトの名に恥じない高ステータスで、これまでの不遇を覆すかの如くプレイヤーの心にその雄姿を刻み付けた。
「バーサルナイト」の称号は後にGP01とウイングガンダム(ヒイロ)も継承しており、それぞれ騎士団長アムロ、ナイトガンダムエックスが授与している。「全ての騎士の上に立つ者」の称号を騎士が与えるのもなんか変な気もするけど気にするな。(横井画伯は当時称号与えられるんだからアムロもバーサルナイトなんだろうなと語っている)
余談だが、このバーサルの称号を与えられた3名のうち2名は後の神様である。もう一人もその神様の補佐として特別な存在になっており、バーサルナイトとなるほどの素質は伊達ではないようだ。鈴木?そんなやつ知らん
スーパーロボット大戦BXでは、テムがいないので代わりにロディやウリバタケといったメカニック軍団がゴラオンのオーラバトラー鍛錬設備を使ってバーサルアーマーを作り上げた。さすがスパロボメカニック。
ちなみに全然フルアーマーじゃないフルアーマープランで有名なUCのタクヤのアイデアも盛り込まれている。
今作では、当時共にSDガンダムを代表する存在であった武者・コマンドと共演。非常にレアな三種の神器フル装備での出演である。多少天然気味にはなっているが、変わらぬ正義感を見せ活躍した。
ここで元同僚である武者と再会しているが、お互いその関係に気づくことはなかった。唯一気づきそうなアイテムである白銀の盾を持ってなかったんだから仕方ないっちゃ仕方ない。
SDオールスターズとも言える本作にも当然参加。三種の神器をモチーフにした「ラクロアクーペ」に乗り奮戦。90度の絶壁(というか壁)をも駆け上がる化け物マシンである。牛ですら駆け上がるが。
非常に密度の濃い作品であるが、はっちゃけまくりのSDガンダムの中でも特にはっちゃけた作品(ぶっちゃけ純度100%のパクリ作品)だったため、DVDBOXに収録されていないのが残念。
ゲーム作品であるGジェネレーションシリーズにも度々出演。
しかしFでは『SDガンダム英雄伝』に登場する騎兵としての出演であり、オーバーワールドでは武者と共に後述のガンダム無双版である『真騎士ガンダム』としての出演となっている。とはいえOWに関しては辞典の説明が完全にSDガンダム外伝のあらすじだったり、とあるオリジナルパイロットの声が100%ナイトガンダムだったりするけど。
ちなみにOWの最強武器である「三種の神器」の攻撃力は10、000。カードダス版の神器装着時のHPと同じ数字である。
無双シリーズとのコラボである本シリーズには、ガンダム無双3から登場。
世界観に合わせてリアル頭身であり、物語の根幹に関わる。この無双版のナイトは主に『真騎士ガンダム』と呼称されている。オリジナル版は瞳が黄色いのに対し、こちらは緑色なのが特徴。
キャストはOVA同様松本保典。プレイヤー操作時は、OVA版準拠の台詞をこれでもかというほど喋ってくれる。
同作でも、GジェネOWに続き無双版『真騎士ガンダム』として参戦。
カード排出はシークレット版1枚のみだが、裏面は通常と異なりカードダス仕様という特例措置が組まれた。なお、通常と別にビルドMS限定のプラチナカラー版も存在し、こちらだとSDX騎士ガンダムのような光沢色になる。
必殺技はやはり「三種の神器」。変身アビリティによるものなのでカードアクション成功時の破壊力は凄まじいが、失敗するとナイトソードでの斬撃だけになってしまう。
ガンダムビルドファイターズでは、キャロちゃんヤジマ・キャロラインの使用ガンプラとしてレジェンドBB版で登場。
異様に気合の入った作画でグリグリ動く。
また、最初の決めポーズがリューナイトのリスペクトだったり、その決めポーズで一瞬だけスペリオルドラゴンが映ったり、各ポーズがカードダス準拠になっていたりとサービスも盛りだくさん。SDならではのギャグ顔も満載で、スタッフの愛がひしひしと伝わってくる。(ちなみにメカ作画を担当した牟田口裕基氏は、かつて一か月分のおこずかいを全てカードダスに注ぎ込んで引き当てた逸話がある)
そしてなんと、最終回では当時発売が予定されていなかったLGBB版フルアーマーナイトガンダムが登場。
フルアーマーなのは前述の牟田口裕基氏が監督に頼み込んだから。素晴らしすぎるナイトガンダム愛である。
今回も敵機体であるモックにわざわざ角と杖もたせてサタンもどきにして炎の剣でぶっ刺したり(構図はOVA準拠)、決めポーズをカードダス版を参考にしたものにするなど、いい意味で好き放題(という名の徹底再現)やってくれた。
2015年8月20日発売の『スーパーロボット大戦BX』にも参戦。ロボット違うとかいうな
PVの時点で明らかに力の入りまくった戦闘シーンを披露し、話題となった。
参戦時期は四章のムーア界突入時。かの地へ向かう途中、突如発生した空間の乱れによってナイトガンダムとアルガス騎士団は全員バラバラになってBXの世界へ飛ばされてしまう。
ジオダンテがアレックスではない騎士団長の指揮により倒されているなど、3章までは概ね原作通りの流れをたどっていたようだが、ムーア界突入時点でナイトガンダムは炎の剣を失っておらず、バーサルの称号も与えられていないという差異がある。
本作におけるSDガンダム勢の活躍はほぼオリジナル展開であるため、シナリオ的な原作再現要素はほとんどない。(ぶっちゃけムーア界突入後は塔を上って順に敵を倒していくだけなんで、あまり再現のしようがないから仕方ない)
しかしそれぞれが飛ばされた地で恩を受けた者達と深く結びついていたり、「勇者」「ガンダム」繋がりでのクロスオーバーがあったりと、出番そのものはかなり多い。
特に主人公であるナイトガンダムは多くのネームドキャラとの戦闘前会話が用意されており、かつてと変わらない完全無欠の勇者っぷりを存分に示してくれるのでファンは必見。
また「大いなる遺産」「黄金の騎士の鎧の出自」「伝説の勇者ガンダム」「冥府」など、原作や元ネタを知っていればニヤリとするような細かいネタもバッチリ仕込まれている。さらにキャンペーンマップのひとつ「Brand new X」では、「邪悪なる機兵と聖なる機兵」「ガンダム族とジークジオンの永遠に戦い続ける運命」「魂となってもスペリオルドラゴンに力を貸すアルガス騎士団」と、その後のスダ・ドアカワールドの戦いを予言するようなワードが次々と出てくるので、お金と機会があるならぜひ一度プレイしてみてほしい。
そして、特筆すべきは何といっても戦闘シーンであろう。
原作OVAではそれほど派手なアクションはしていなかったのだが、本作では全員捏造レベルでものすごいアグレッシブに暴れまわってくれる。
主人公ナイトガンダムの武装は追加武装含めて5つ。ソード投げ・電磁スピア(ランス)・ソード・連続攻撃はナイト・バーサルで共通だが、バーサル時には演出がより凄まじいことになっている。
SDガンダム勢には攻撃前にカードダス風のキラプリズム演出が入るという特徴があるが、ナイトガンダムの場合、ソードは初期ナイトガンダム、連続攻撃はバーサルナイトガンダム、フルアーマーは伝説の巨人編、スペリオルドラゴンは騎士スペリオルドラゴンと、それぞれのカードダスのポーズの再現がなされている。
全体的に完成度の高いSDガンダム勢の戦闘シーンだが、その中でも追加武装である「フルアーマー騎士ガンダム」「騎士スペリオルドラゴン」は別格の出来を誇る。
どちらも1分半を超える超ロング演出で、印象的な原作OVA版のシーンを完全再現している。
そこからさらにスパロボならではのド派手なアクションが組み込まれており、製作者の狂気的な愛がそこかしこからあふれ出ている。昨今言われがちな演出が長すぎるとかの批判なぞ知ったことかと言わんばかりの、やりたいことをやりきった感は素晴らしい。
本作のみならず、歴代スパロボの中でも間違いなくトップクラスの出来なので、ファンならぜひ一度見てほしい。
2016年3月3日発売のPS4・PSVita用ソフト『ガンダムブレイカー3』にも参戦。
ガンプラゲーである本シリーズだが、今作から御供機体としてBB戦士が参戦している。その代表としてナイトガンダムがクローズアップされており、パッケージやPVでもガンガンその存在がアピールされている。
今作のBB戦士枠は「レジェンドBB」から選ばれており、総勢12体がラインナップされている。
ナイトガンダムは通常版、フルアーマー版、バーサルナイト版の3体が参戦。「ナイトガンダム彗星剣」「光の弓矢」「トルネードスパーク」といった原作や漫画版に沿ったネタも充実している。
またストーリーモードにおいては、カドマツが造り上げたサポート用のトイロボット「ロボ太」の見た目がまんまレジェンドBB版のナイトガンダムになっており、彼(?)の操るBB戦士が御供機体としてチームに参戦することになる。
ロボ太は普段喋ることができないが(発声機能がついてないだけで意思の疎通は可能)、ガンプラバトル中においてはシュミレーターに合成した音声データを入力し、スピーカーから出力させることによって普通に喋ることが可能となっている。ちなみに担当CVはまさかの松本保典。
さらにストーリーモードのとある場面においては、「ティターンの魔塔・銀の間」「ジオンブラック城」をイメージした舞台で、OVA版のサタンガンダム戦の再現がなされるという、ものすごく力の入ったステージが用意されている。BGMも前半は「大いなる遺産」のボス戦、後半はOVA版エンディングテーマのアレンジとファンなら感涙物のこだわり。
これまで数多くのガンダムゲーに参戦しているナイトガンダムだが、サタンガンダム戦を「アクション」で再現されたのは何気に本作が初。戦闘前や戦闘中の掛け合いも松本氏本人による完全再現がなされており、このステージを作ったカドマツ及び本作スタッフの愛をひしひしと感じる。
ちなみに本ステージ名はそのまんま「ラクロアの勇者たち」。
そしてDLCでは神や正義の味方としてではなく、トイボットとしての彼の内面を掘り下げられている。
2019年1月29日、JAEXPOのイベントステージにて参戦が発表された。(※もちろんリアル頭身で)コストは2500。
掲示板
447 ななしのよっしん
2023/10/10(火) 21:09:50 ID: iIi2EpwF83
一桁年齢の頃にナイトガンダムのアニメ見てからずっと俺の中の勇者といったらこの人
448 ななしのよっしん
2024/01/28(日) 09:50:22 ID: UudvExiK0M
>>446
よくよく考えてみると
スペリオルドラゴンでSガンダム、EXでEX-Sガンダム
デビルスペリオルでデビルガンダム
スペリオルドラゴン00でダブルオーの要素もあったり
時代ごとに色んな要素が入ってるんだよな
449 ななしのよっしん
2024/02/06(火) 22:17:19 ID: dCTZU8atvN
サタンガンダムはモチーフはないらしいが
なんとなくドズルの「やらせはせんぞ」の時、バックに見えた幻影かなと思ってる
もしくは騎士は連邦視点の英雄としてのガンダム
サタンはジオンから見た恐ろしい白い悪魔(サタンは黒いけど)としてのガンダムかなとも
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/01(水) 09:00
最終更新:2024/05/01(水) 09:00
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