ごひとは、アニメ「新機動戦記ガンダムW」に登場するキャラクター、張五飛(チャン・ウーフェイ)の俗称である。
概要
本来の名前はチャン・ウーフェイだが、五飛を日本語読みにすると「ゴヒ」と読むことから付いた呼び名。特にインターネット上でよく見られ、「五飛」や「ウーフェイ」と打つよりも遙かに楽に入力できるため、重宝されている。
現実か架空かを問わず、中華系の人名を記述する際によく見られる現象の一種。
ぶっ飛んだキャラクターの多いガンダムWにあってひと際異彩を放つ言動と、後述の外部出演での扱いなどから、ニコニコ動画では五飛が登場したばかりで何もしていないうちから、「ごひwwwwwww」とコメントされることが少なくない。
スパロボ系動画でも散見される「テラ子安w」のように、歌舞伎役者への呼びかけ的なお約束コメントと化している。
ちなみに、ガンダムシリーズにおいて、クレジット上の公式表示で漢字表記があるキャラクターは刹那・F・セイエイが出るまでは東方不敗マスター・アジアと 彼しかいなかった。なお、初期設定や裏設定で漢字表記があるキャラクターはアムロ・嶺や隼人・小林など初代から存在する。
なお、スーパーロボット大戦シリーズの登場キャラクターであるリオ・メイロンのことをごひと似た様な理由からごひ子と呼ぶ人もある。
ごひと呼ばれるようになった理由
『張五飛』とキーボードを打つのが面倒だから『ごひ』と打つ人が多い…のだが、これは近年行われるようになった習慣ではなく、ガンダムW放映当時から少なからずあった。
ごひ自体が以下の理由からガンダムW放映時にかなりネタにされていたこともあり、ごひという呼称の定着が早かったことも理由として挙げられる。
- 5人のガンダム乗りの中で一人だけオールバック、しかも漢字の姓名で何か浮いてる。
- ラスボスと当時思われていたトレーズに颯爽と生身の一騎打ちを挑むも一蹴される。
- ヒイロとリリーナ、デュオとヒルデ、トロワとキャスリン、カトルとドロシーと他の4人にはセットにできる女性キャラがいるのにごひにはいない。サリイを挙げる人もいるが、空気扱いされているのでノーカウントになることが殆ど。
- 同時発売されたアンソロジーコミックや4コマでも前述の1と3を徹底的にネタにされる。ごひだけ相方がいなくて可哀想という理由からトレーズとセットにされることも多かった。
- 5人の中で一人だけトレーズの策を見破る、合理的なテロ活動をする、最初からゼロシステムに打ち勝つと工作員やパイロットとして優秀な描写はあったのだが、本編であまり取り上げられなかった。
作中では語られなかったが、実は既婚者(愛機を「ナタク」と呼ぶのも妻の影響から)で、学者肌のインテリという設定が放映後に発覚している。
後述の外部出演作での扱いの悪さを含めネタになる要素が強すぎたため、ネタキャラ扱いを緩和する材料にこそあまりならなかったが、キャラ評価を見直す動きも出てきている。
また、現在は「ごひ」をそのまま変換するだけでも「五飛」が優先的に変換・登録される入力ソフトやアプリも増えたため、わざわざ「ごひ」とそのまま打つのは意図的に行った場合も多いと思われる。
外部出演時の扱い
スーパーロボット大戦シリーズに登場した時はとにかくネタにされる。
シェンロンガンダムやアルトロンガンダムの機体性能がいい時にはシナリオでの扱いが悪く、シナリオでの扱いが良い時は機体性能が悪く、単なる劣化ガンダムデスサイズでしかなかったりした。
近年の作品では機体性能が向上した上にシナリオでの扱いもマシになったのだが、その代わりとして変な立ち位置にいるキャラになった。
詳しいことはスパロボ三大ヒーローのページを参照してもらいたい。
ガンダムvs.ガンダムNEXTでは彼だけのけ者にされるという酷い有様である。(『ガンダムW』からの参戦MSはウイングゼロ、ヘビーアームズ改、デスサイズヘル、トールギス、ガンダムエピオン。サンドロック改はデスサイズヘルのアシストとして登場。余談だがボスとして黒カトル…じゃなかった、『Vガンダム』に登場するファラ・グリフォンのザンネックが参戦)。
※12月3日発売予定の「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」(ハード:PSP)にて、EW名義でついにナタクがクレジット。
関連動画
関連項目
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