レディアンとは、ポケットモンスターに登場するNo.166のポケモンである。初登場は金・銀。
基礎データ | |||
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名前 | レディアン | タイプ | むし ひこう |
英語名 | Ledian | 高さ/重さ | 1.4m / 35.6kg |
分類 | いつつぼし | とくせい | むしのしらせ |
全国図鑑 | #166 | はやおき | |
ジョウト | #031 | 隠れ特性 | てつのこぶし |
ホウエン | #321 | グループ | むし |
シンオウ | #― | 孵化歩数 | 3840歩 |
イッシュ | #― | 性別比率 | ♂50.0% : ♀50.0% |
カロス | #075(セントラル) | 世代 | 第二世代 |
アローラ | #021(アローラ、メレメレ) #009(ウラウラ) |
努力値 | 特防+2 |
進化 | レディバ → レディアン(Lv18) |
図鑑説明
- ポケットモンスター金・ポケットモンスターリーフグリーン
- よぞらに ほしが またたくとき かがやく こなを ふりまきながら ひらひらと とんでいく。
- ポケットモンスター銀・ポケットモンスターファイアレッド
- せなかの ほしもようは よぞらの ほしのかずに はんのうして おおきくなったり ちいさくなる。
- ポケットモンスター クリスタルバージョン
- きおんが あがる ひるまは おおきな はっぱに みをくるみ ぐっすりと ねむっている。
- ポケットモンスタールビー・サファイア、ポケットモンスターエメラルド
- ほしが たくさん みえる くうきの きれいな とちには レディアンが たくさん すむと いう。ほしあかりを エネルギーに しているからだ。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール
- ほしあかりを エネルギーにする。よぞらの ほしの かずが ふえると せなかの もようが おおきくなる。
- ポケットモンスターサン
- ほしあかりが エネルギーと いわれるが ふつうに きのみも だいこうぶつ。 ひるまは くさに くるまって ねてる。
- ポケットモンスタームーン
- 4つの うでで パンチを くりだし たたかう。 1ぱつの いりょくは さほどだが てかずで しょうぶする。
- ポケットモンスターウルトラサン
- せなかの もようは よぞらの ほしと かんけい していると いわれているが くわしいことは まだ ふめいのまま。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- きらめく こなを ふりまきながら よぞらを とぶ。 こなが からだに つくと いいことが あるといわれる。
概要
- 野生のものは朝にしか出現しない。その一方でポケモンずかんでは夜行性であることが強調して書かれるという矛盾を起こしていたりする。アニメでの描写を見る限り昼夜両方活動できるのだと思われる。
- 早熟な代わりにすぐ頭打ちになる大半の虫タイプの例に漏れず、ストーリー中盤までは戦力になる。周りが育つにつれて自然と出番は減っていくだろう。
- 主にジョウト地方の37番道路やカントー地方の2番道路(金銀)、シンオウ地方の229番道路に生息している。野生のレディアンは数が少ないため、せっかくならレディバから進化させたほうが早いだろう。
シンオウ地方にレディアンはいるがレディバが生息してないため、レディバの図鑑を埋めようと思ったらタマゴを孵す必要があり、少し手間のかかる子である。 - 本家の対戦では超えられない壁に阻まれ不遇な感じがするが、ポケダン探検隊ではHP以外は高い能力・原作譲りの早熟経験値テーブル・攻撃範囲の広い「ぎんいろのかぜ」と高火力な「れんぞくパンチ」の補い合いなどにより地位が向上し、前作で恐ろしかったパラセクトに続くとんでもない凶悪ポケモンと化している。
対戦
- 全体的に種族値が低いものの特防だけは高い。特殊アタッカーを相手に後続へのサポート役として活路を見出している。しかしHPが低く、実際には特殊耐久もそれほど高いとはいえない。
- 弱点に電気・氷・炎とメジャーなタイプが多く、たとえ特殊でも強化道具持ちなどの高火力アタッカーの相手は出来ない(岩は4倍だがいわタイプの特殊アタッカーはオムスターくらいしかいないので、役割からすればさほど気にならない)。
- かべ張りや「アンコール」、「こうそくいどう」などの優れた補助技を使いこなせれば思わぬ活躍ができるかもしれない。対戦では愛情を持って使ってあげよう。
- 金・銀では「バトンタッチ」を覚えるむしタイプといえばこの子、と言えるほどのバトン要員。ハッサムに「バトンタッチ」を覚えさせるためにはとても大事な存在だった。
- ブラック・ホワイトでの強化が期待されたが目ぼしい技は追加されず、頼みの夢特性はパンチ系の技を強化できる「てつのこぶし」。レディアンの攻撃種族値は35である。ロックブラストが強化されたり、むしタイプに強力なポケモンが増えたことでむしろ逆風が強くなっている感は否めない。進化前レディバの夢特性である「びびり」のままだったらまだ良かったのだが……。
レディアンが辿ってきた対戦道
第二世代(金銀クリスタル)
レディアン初登場。アリアドスの対になるような設計の序盤虫ポケモンとしてデビューした。しかし二世代は技の物理特殊がタイプで分けられていたため、ひこう・むしタイプのレディアンは苦戦を強いられる・・・と思いきやむしタイプの技やひこうタイプの攻撃技をレベルアップで覚えることが出来なかったため、レディアンには関係ない話であった。
種族値は低いものの当時は貴重なむしタイプの中で唯一バトンタッチをレベルアップで覚える大御所であり、モルフォン、ハッサム、アリアドスにバトンタッチを覚えさせるための親として裏舞台での活躍が主だった。
第三世代(ルビー・サファイア・エメラルド、ファイアレッド・リーフグリーン)
むしタイプやひこうタイプの技不足を補うため「ぎんいろのかぜ」と「つばめがえし」が初登場。両方ともレベルアップではなく技マシンと遺伝技での習得となってしまているため手間がかかるもの、今までの攻撃技がたいあたりやれんぞくパンチ、スピードスターという不一致のものばかりだったレディアンにとっては、ようやくタイプ一致の攻撃技を手に入れられたことは大きい。
しかしその過程でタイプ別の技分類という壁にぶつかることとなる。三世代でも技の仕様はまだタイプで分けられていたため、低い攻撃種族値のレディアンにとってはせっかくもらった技を使いこなすことが出来ず宝の持ち腐れになってしまった。一応エメラルドでれいとうパンチ、かみなりパンチ、ばくれつパンチを覚えることが出来たが、悲しいかなそこまで優先してレディアンに覚えさせる必要はなかった。
レベルアップでバトンタッチを覚えるむしタイプとしても、テッカニンやアメモースというレディアン以上に強力なライバルが出現してため、種族値と技レパートリーで劣っていたレディアンは一気に肩身が狭くなる。
第四世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ、ハートゴールド・ソウルシルバー)
四世代は技の仕様変更と今まで攻撃技が足りなかったタイプに安定した攻撃技の追加が行われ、今まで飛ばず泣かずだったレディアンには世代変更の恩恵を大きく受けることが出来た。メインウェポンだったぎんいろのかぜが特殊に変更されただけでも大きいが、更に新しく安定したダメージソースになるむしタイプのむしのさざめきを習得。特攻種族値をみるとまだまだ頼りないものの、今までレディアンが抱え込んでいた技レパートリーの少なさとメインタイプと種族値が噛み合ってない問題は一気に解決することに。
またきあいのタスキの登場の影響で先制技の重要度が高まり始めたタイミングで、レディアンもその流行に乗り遅れることなくマッハパンチをレベル技として新しく習得した。攻撃種族値が低いのであくまでタスキつぶしの役目程度にしかならないものの、やはりあるとないとでは段違いである。
教え技はプラチナではエアカッター、HGSSではむしくいを習得。こうやってちゃくちゃくと二世代の序盤虫仲間であるアリアドスと共に低種族値のまま武装が完了していくのであった。現時代でもレディアンの強化はまだまだ足りないといえるが後の世代のことを考えると、この四世代こそがレディアンにとって黄金期だったのかもしれない。
このような大幅強化を受けたレディアンであるが、ここまで強化されても純粋な特殊アタッカーとしてみるとストライクのほうが技の豊富さのおかげで使いやすいともいわれていたりする。きあいだまとギガドレインが大きな差別点だ!
第五世代(ブラック・ホワイト、ブラック・ホワイト2)
エメラルドのころから才能を開花させてきた一級パンチ使いの才能を認められたのか、夢特性としてパンチ技が強くなるてつのこぶしを与えられた・・・られてしまった。知ってのとおり物理種族値が貧弱なレディアンにとって物理技のサブウェポンを採用することはあまりないため、この特性はレディアンとはミスマッチだといえる。もっと他の特性くれてもよかったんじゃ・・・。この特性を意識してか遺伝技に前作技マシンのきあいパンチとドレインパンチ、完全新規のピヨピヨパンチが追加されたが、どれも低攻撃力低耐久のレディアンには重すぎる荷物で使いこなせというのは無理があった。
当世代ではむしタイプのシュバルゴ、アギルダー、ウルガモス、ペンドラー、ハハコモリ、デンチュラと強力なむしポケモンが次々登場しただけでなく、強力な積み技としてちょうのまいが追加されたことによりむしポケモンが今までにない大優遇を受けていた時代だった。ちょうのまいは低種族値だったポケモンへの救済措置として多くのむし・ひこうタイプに配られ彼らに勝利の可能性を与えたもの、蝶がモチーフではなかったレディアンは受け取れることが出来なかった。そのため他のむしポケモンとも大きな差をつけられることに。おや雲行きの様子が・・・
第六世代(XY、オメガルビー・アルファサファイア)
六世代では始めてマイナーポケモンの種族値調整が行われており、レディアンもてつのこぶしを使えるような種族値調整が行われると思われたがそんなことはなかった。当世代はひこう技を開幕ぶっぱなすファイアローやみがわりすら貫通して攻撃を上げながら攻撃できるメガガルーラらが対戦環境で暴れまわっているため、種族値インフレが激しかった前作以上に苦境に落とされている。
新しい遺伝技も利用できるかはともかく三つ追加された前作と比べて、おいかぜしか追加されていないがダブルバトルのサポートで活躍できるようになった点はうれしい点か。他にも新しいパンチ技としてグロウパンチを習得。攻撃力を上げながら攻撃していくのはメガガルーラでも理解できるとおり非常に強力な戦法なので、ここにてパンチ型の実用投入が見えてきている・・・かもしれない。パンチ撃ってる暇があったらつるぎのまいを使えなんて言わないで。そしてそもそも攻撃があがったところで・・・
新しい虫技は絶対に命中し4~5ターン拘束可能なまとわりつくを習得できた。実感は薄いもののサポーターとしての運用性能も着々と上がってきているといえる。
まさかの展開
そんな中、ブラック2・ホワイト2では全く別の意味で進化を遂げてしまう事に。
ブラック2・ホワイト2ではポケモンを用いて映画を撮影出来る「ポケウッド」が存在するのだが、
そこで撮影出来る作品の一つ「タイムゲートトラベラー」の作品で未来世界に住む未来人として登場する。
その未来世界が、なんと「進化によって知性と力を得たむしポケモンが人類を支配する世界」というもので、
このレディアンもヒューマンボールで捕獲した人間「カラテオー」を使ってくる。
「保存食にしてやる」等、劇内での危険な発言も相まり、ポケウッドの作品の中でもかなりブラックな内容に
なっており、多くのトレーナーに衝撃を与える事に。
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関連項目
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