まー、これでじゅうぶんだ。とは、ゲーム『ロックマンX5』で登場する台詞である。
さすがは最強のレプリロイド… よそういじょうにニコ百がはやかったな
『ロックマンX5』のラスボスたる、シグマの戦闘前の台詞より。
零空間最深部での、シグマとの最終決戦で第1形態を倒すとシリーズ恒例の巨大な第2形態へと変身するのだが、その際にシグマが戦闘開始前に口にする。
それだけ強いと、どうしても、たおしたくなる…
ゼロとおまえを戦わせても… ムダだった…
さすが最強だ、敵、みかた かんけいなしに戦えるしな。
「…だまれ!どこにいる!?」
ここだよ、にげもかくれもせん…
じつはな、こんかいよきパートナーがいてな…
いろいろとサポートしてくれたのだよ。
かこに、かぞえきれないほどのロボットをつくったらしく…
いまからみせる最強のボディもあたえてくれた。
おまえがくるのが、はやかったので、みかんせいだがな…
まー、これでじゅうぶんだ。
たのもしいパートナー、いや、どうしだった…
だれよりも、おまえにたいするいじょうな…
しゅうちゃくしん… たのもしかったよ…
わたしいがいにいたのだよ…
おまえをにくむじんぶつが…
といった会話の末、本当の最終決戦が始まる。
ゲームをプレーしてみるとわかるが、ここで再登場するシグマは頭部と胴体の一部しか画面に収まらないほどの巨大さで、しかも戦闘が開始すると二つの腕も出現する。
後のシリーズも含めた歴代シグマでも最大級のサイズと多彩な攻撃パターンを誇るため、「これでじゅうぶん」と称するのも無理はないかもしれない。これで脚部も含む全身がもし完成していたらさらに恐るべきラスボスとなっていた可能性もある。
一方で、協力者を得て余裕な態度を示しているのかシグマらしからぬフレーズが頭に残る台詞でもあり、未完成のものや不完全なものを見るとよく用いられるようになった。
使用例
- 『ロックマン』シリーズでおなじみのワイリー博士はその気になれば弱点の無い完全無欠のロボットを作り上げる事も可能なのだが、多額の借金を抱え開発資金が無いので不可能とされている。だが・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 『ロックマンX』前日譚では赤いイレギュラーと交戦したシグマ隊長がここで得体の知れないウイルスに感染したとされているが、隊長にかなうレプリロイドなど存在するはずがないし隊長がイレギュラーになってしまうなどありえないので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 『ロックマンX』シグマステージ1のボス・ボスパイダーは無敵の装甲を誇るメカニロイドのはずだったが、設計上のミスでアミダを下って着地した時にコアが露出してしまう弱点を抱えてしまった。だがアミダを下る動きが段々速くなり子グモ攻撃と合わせ多くのプレイヤーを手こずらせたので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 同作シグマステージ2のボス、ランダ・バンダは左右から迫る壁でシグマパレスへの侵入者を押し潰す予定だったが設計ミスで壁が半分までしか閉じない。だが口の上に落ちずに、目と鼻の攻撃を避け続けられる侵入者などいるはずもないので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- シグマステージ3のボス、D-REXは本来全長30mにも及ぶ超巨大な肉食恐竜型メカニロイドとして製造される予定だったが、シグマの本拠地が想定外の早さで見つかってしまったため、恐竜の頭部だけの戦車として急ごしらえで完成された。しかしそれでも上の頭にしかダメージ判定が無く、高い戦闘能力を持つので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 同作のラスボスであるシグマの第2形態・ウルフシグマは巨大なメカニロイドだが頭部と腕と胴体以外のパーツが未完成だった。しかしそれでも部屋全体を埋め尽くすほどのサイズで、エックスの攻撃もフルチャージショットとローリングシールド以外一切通用せず、火炎や電撃などの攻撃を絶え間なく繰り出す凄まじい火力を誇るので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 『ロックマンX2』カウンターハンターステージ3のボス・アジールフライヤーはアジールのパワーアップ形態として登場した。はずだが、人型のままの方が攻撃が通りにくく強いと評判で、同ステージで入手できる隠し技・昇龍拳の実験台として瞬殺される事が多い残念なボスとなったが・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 『魔界村』シリーズは高い難易度のアクションに加えて、武器によってはボスに攻撃が届かず不利になったり詰む場合もあるが・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- 『デビルメイクライ』シリーズの主人公・ダンテは金への執着が無く普段の仕事もタダ同然の値段で引き受けたり著しく選り好みしているのでいつも金が無い。そのため過去のシリーズで入手した魔具(武器)や銃火器も金策のためあっさり処分してしまうのでスパーダの形見など大事なもの以外は大抵1作限りしか出番がないが・・・ まー、これだけでじゅうぶんだ。
- 上述の『デビルメイクライ』シリーズや『ビューティフルジョー』シリーズなど様々な世界で登場する、強くてスタイリッシュだけど出番が少ない電刃魔神がいた気がするが・・・ まー、このでばんでじゅうぶんだ。
- 『大神』主人公の太陽神アマテラスは、物語開始時点ではナカツクニに住む人々からの信仰心を失っているので本来の力を発揮できない。だがそれでもヤマタノオロチほか大妖怪をも十分倒せるので・・・ まー、これでじゅうぶんだ。
- そんな装備で大丈夫か? 一番いいのを頼むまー、これでじゅうぶんだ。
はやかったので 記事はみかんせいだがな… まー、この関連動画でじゅうぶんだ。
なあ、ゼロよ…ニコニコ市場であるろうじんとであってな…
そのろうじんはいってたぞ、ゼロは地上最強だと…
じつはな、こんかいよきコミュニティがあってな…
いろいろとサポートしてくれたのだよ
おまえはよく知っている関連項目のはず。ユメで会うだろ?
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