アシスト(assist)とは、「人を助けること」「仕事を手伝うこと」「力を貸す」などの意味を持つ英単語である。
アシストする人は「アシスタント(assistant)」と呼ぶ。
概要
アシストとは、上記のように「人を補助する」などの意味持つ単語である。
これはラテン語の「assistere(そばに立つ)」という単語が語源になっている。そこから「そばに立って助ける」という意味などに転じたと言う説が有力。
アシストという単語はもう既に日本語としても「アシストする」などのように定着している。
また、アシストする人を「アシスタント」と呼び、こちらは「お手伝いさん」「協力者」「補助者」などの様に訳されている。テレビや研究施設で教授やお偉いさんの隣に居たり、漫画家を手伝う人(後述)など。
- 対象者の多忙・物忘れや、記憶、情報、無知な分野、死角、欠点を補う。
- 対象者の負担を減らし、事象を円滑にする。
- 対象者には不可能・困難な身体機能や事象をサポートする。
- ミスや失敗、事故・災害からの復帰(リカバリ)を容易にしたり、それらを防ぐ。
- 機械等にアシストさせることも可能。
「対象者を身近な位置から助ける」といったニュアンスが近いかもしれない。
部分的には サポート とも重複する。(項目参照)
機械によるアシスト
一例として電動アシスト自転車など、坂道だらけの土地や山道であったり、長距離移動であっても能動的・効率的に使用者の筋力を補佐し負担を軽減してくれるため、子供や体力のない中年でも気軽に扱いやすい。
重量物を持ち上げるなど、重労働を補佐する人工筋肉などもあり、一部では採用されている。
屋外や戦場においてはバッテリー容量等の問題もあるため、課題が多い。
秘書のように、今日の予定や家庭内状況などを管理してくれるAIロボットなどもあれば
勝手に床を掃除をしてくれるルンバのようなものもある。
欠点
- 電気・バッテリー・燃料といった動力がなければ動かずただの重量物となり果てる。
- 長距離移動や屋外においては交換用のバッテリーの携行や、充電地点がないと孤立無援となる。
- 日常的な手入れ・部品交換がなければいきなり故障する。
- 個人に合わせたサイズやオーダーメイドしたり、各種設定を行う必要もある。
- 暴走すると危険で、使用者や周囲に甚大な危害を与える。
また人間ほどの柔軟性はないため、ルンバや電動アシスト自転車にその他雑務や料理は作れない。
今後、SFのような柔軟性のある人型AIロボットが登場すれば別であるが。(→人工知能)
漫画家などの補佐
アシスタントと呼ばれる。
漫画家の下で仕事をし、仕事の様子や手順・雰囲気などを掴んだり
先生にポイントを教えて貰うなどして漫画家になる事例もある。
ベタ塗り、スクリーントーン貼り、特殊効果を手伝ったり、その他雑用をする場合もある。腕がある人は背景やモブキャラなどの人物も書かせてもらえることもある。世界的に有名な漫画家と一緒に働け、その作品自体に自分の描いた絵が載るのは誇らしいかもしれない。
その作品の大ファンには羨ましいかもしれない。
…が、技能のないファンを現場に連れて行ってもおそらく役に立たない。
週刊誌であれば毎週締め切りに追い掛け回され
締め切り間際は地獄だったり、寝る間もないなど過酷な戦場のようになるため
アシスタントのうちに修羅場を経験すれば、自分には無理か否かといった指標とすることもできる。
※アシスタントをしなければ漫画家になれない訳ではない。
ただし過酷な状況を知らずにいきなりその現場へ放り込まれることになる。
欠点
漫画家のアシスタント代は漫画家の自腹であるため
原稿料の低い新連載の時期は資金繰りにも大きく苦労するかもしれない。
2~3人を時給で雇うだけでも原稿料がかなり吹っ飛んでしまう。
(売り上げや人気などの貢献度によってページ単価等は上昇していく)
アシスタントが手伝ってくれるのは非常にありがたくても
アシスタント自体が能動的にネタやアイデアをゼロから作りまくってくれる訳ではないため
致命的なネタ切れなんて起こして描くものがなければ、アシスタントも困惑するだろう。
意見を聞いたり発案の手伝いをしてもらう事もできるが、基本的に漫画家がそれをやる。
2人以上の作者名が並んでいる場合は片方が発案・原案するなど
専門知識情報やアイデアに長けている場合もある。
※別にアシスタントを雇わなければならない義務はない。
ただし時間が無くても全部一人でやらねばならないが。
ゲームにおけるアシスト
味方の活動を補助した際に、経験値やポイントがもらえる場合も多い。
勇猛果敢に突撃し、敵にダメージを与えつつも死んでしまった方にも経験値が入り
直接戦闘が苦手な方でもアシストによる経験値で成長することも可能だったりと
一種の救済措置としても作用する。
協力プレイなどでナイスアシストを決めるのもカッコイイ。
味方の窮地を鋭い一撃で救うなど、胸熱展開な醍醐味でもある。
逆に、意思疎通や結果が伴わず、リアルファイトになることもある。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt