イーラとは、テレビアニメ『ドキドキ!プリキュア』に登場するキャラクターである。声優は田中真弓。
概要
キングジコチューの配下でありプリキュアと敵対関係にあるジコチュートリオの一人で、少年の姿をしている。第1話から登場。プリキュアに少年の敵幹部が登場するのは無印以来実に9年ぶりとなる。
銀髪と金色の瞳を持ち耳の後ろからコウモリのような黒い羽を生やしている。なお、これらの特徴はトリオ全員に共通している。
ジコチュー幹部の名前は七つの大罪に由来しており、彼はラテン語で憤怒を意味する「ira」と思われる。
キングジコチューの復活に必要なジャネジーを発生させるために、人間の自己中心的な心を増幅させ、「暴れろ!お前の心の闇を解き放て!」という掛け声と共にジコチューを生み出して暴れさせる。ただし、ジコチューは必ずしも彼の命令に忠実とは限らない。
「お前の闇を我に捧げよ!」の掛け声と共にプシュケーを取り込むことによって、強化形態であるビーストモード(イーラビースト)になる。しかし取り込んだプシュケーを制御できないこともある。
トリオの中で出撃回数が最多。つまり一番多く負けているということではあるのだが、キングジコチューの復活のために最も貢献していると言える。プリキュアとの戦いにおいては策を弄するようなことはせず単にジコチューをけしかけるという戦法をとる。マーモ曰く「仕事が雑」。
プリキュアと直接戦闘する際には手からビームを撃ったり投げナイフを出現させるといった能力を見せている。
性格は直情的で怒りっぽく、暴れるジコチューを見て腹を抱えて笑うなど無邪気な面もある。そんな性格が災いしてかマーモにはからかわれたり囮に使われたりとろくな扱いを受けていない。イーラの方もマーモを「自己中な奴」呼ばわりしたり彼女のジコチューが倒されると悪態を吐いたりと、あまり仲はよろしくないようである。
ジコチュートリオのアジトではボウリングをしていることが多い。最初の頃こそストライクを出していたが、すぐにガターを連発するようになった。第19話でプリキュアとボウリング対決をした際には久々にストライクを出しており、スコアの波が激しい。
第26話では雷に撃たれて記憶喪失になり、六花に手当てされた。記憶を失っている間は心優しい少年となっており、転びそうになった六花を助けたりオムライスを食べさせてもらったりしてラケルをやきもきさせていた。プリキュアとグーラとの戦いの最中に記憶を取り戻し、自分がプリキュアを倒すことを宣言しつつも攻撃をするフリをしてグーラの攻撃からプリキュアを助けた。戦いの後、六花と決別するように包帯を捨てている。
この一件で六花から改心の芽があると見られたか、第32話で久々に対面したキュアダイヤモンドに呼びかけられるが拒絶する。元々戦闘でキュアダイヤモンドとのマッチアップになることは多かったが、その後は第42話で戦おうとするやいなや彼女にのされるなど関係を強調されている。
最終盤、キングジコチューの復活で最早プリキュアもここまでと確信したイーラは、キュアダイヤモンドを自らの手で倒すために付け狙う。しかし実力は既に差が付いており戦闘では軽くあしらわれ、彼女に群がるジコチューを追い払ったりキングジコチューの内部に突入しようとする彼女を危険すぎると説得したりと六花への何らかの感情は明らかであり、「大切な友達を思う気持ちはあなたにもわかるはず」という彼女の言葉に反論出来ず、ただ見送ることしか出来なかった。
最終話でプロトジコチューが浄化された後、ジコチュートリオはプリキュアと和解することも消滅することもなく「撤退」という形で退場する。去り際に六花達を見つめて呟いた言葉は敗北宣言と取れるものだったが、その表情は穏やかだった。
キャスティングの経緯
声を担当した田中真弓がある時、スタジオでプリキュア役のオーディションが行われているところを目撃し、冗談でオーディションに受けようとした矢先にマネージャーに追い出されたが、このハプニングが元で正式にイーラ役でオファーされたという言わば怪我の功名による逸話がある。
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