ウィスピーウッズとは、星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。
概要
デデデ大王やクラッコと並ぶ、星のカービィシリーズのボスキャラを代表するキャラクターの1人。
名前を知らなくてもカービィシリーズをよくプレイする人なら一度は見たことあるはずであろう。顔のついた大木のアイツである。
シリーズ作品のほぼ全てに登場する常連キャラで、なおかつかたくなに最初のステージに居座り続ける、ステージ1の権化のような存在。
基本的には、操作に慣れてきたプレイヤーが最初に戦うボスキャラである。
例外として「カービィのブロックボール」では終盤の8面ボスを務める。かなりの大出世である。
「みんなで!カービィハンターズZ」ではしれんクエスト2で登場し、ウィスピーウッズと同じくシリーズの看板ボスであるクラッコ(しれんクエスト1)よりも登場が後になっている。
ウィスピーウッズの攻撃は基本「カービィの頭上にリンゴを落とす」と「口から空気弾を発射する」の2通り。作品によっては別の攻撃を仕掛けてくることも。
逆にこちらがウィスピーウッズに攻撃するときには、落としてくるリンゴを吸い込んで、吐き出して攻撃する(コピー能力が使えるカービィシリーズではもちろんコピー技でも攻撃できる)。ちなみに作品によってはリンゴ以外にゴルドーなどを落としてくる事もあり、特に初代のEXステージに登場する強化版はパターンこそゴルドーが混ざるだけだが、初代のゴルドーの接触ダメージが重いことに加え、空気弾・落ち物の速度が非常に早くなるため、1面ボスとは思えない手ごわさを誇る。
基本的には雑魚なのだが、そう弱いばかりでもなく、「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」や「星のカービィWii」、「みんなで!カービィハンターズZ」では強化されたウィスピーウッズが登場する。また、「あつめて!カービィ」では1面のボスながらもなかなか手強い。
アニメ「星のカービィ」では森の賢者として登場。デデデが注文した魔獣にやられそうになったり、デデデのわがままで森をゴルフ場にする計画によって切り倒されそうになったりと、何かにつけて大変な目に遭ってばかりいる。
ウィスピーの森を支配する王として、自然を大切にしており周りの木々から慕われてる。アコルという旧友を持っている他、目の前に咲いた一輪の花に恋をするなど可愛らしい一面も覗かせる。
主な攻撃技は根っことリンゴ落とし。空気弾は一度も使われなかった。伐採されても、ウィスピーだけが持つ命のリンゴがあれば再び蘇る事が可能。さらにそのリンゴで自然を再生する事もできる。
ゲスト出演
- ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ(N64)
ステージ「プププランド」の背景として登場。時々風を吹いてプレイヤーの邪魔をしてくる。 - 大乱闘スマッシュブラザーズDX(GC)
ステージ「グリーングリーンズ」と「旧プププランド」の背景として登場。64版と同様に風を吹いて邪魔をしてくる。また、「グリーングリーンズ」では新たにリンゴを落としてくる。また、ウィスピーウッズのフィギュアも登場する。 - 大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)
DXステージ「グリーングリーンズ」の背景として登場。内容はGC版と全く同じである。
類似キャラ
- ツインウッズ
『星のカービィSDX』および『USDX』に登場。その後に『カービィファイターズ2』でまさかの再登場。ステージの左右にウィスピーウッズが2体、カービィを挟むように存在している。戦い方は基本的に同じだが、左右から空気弾が飛んでくるうえ、2体とも倒さなければ勝利にならない。他に毛虫(ファイターズ2だと巨大リンゴも)を落としてくる。
戦闘が長引くと互いの幹を分割して飛ばし合う連携攻撃を仕掛けてくる……が、大抵の場合はその攻撃を仕掛ける前にツインウッズを倒し切れることがほとんどなので、特にSDXやUSDXでは見たことが無い人もいるかもしれない。 - ウィスピーJr.
『星のカービィ64』に登場。レベル1「ポップスター」のボスとして、ウィスピーウッズと共に登場する。ステージを動き回りながら、時折空気弾を飛ばしてくる。 - キングゴーレム
『星のカービィ 鏡の大迷宮』に登場。レンガでできたウィスピーウッズのような見た目をしており、リンゴではなく岩を落としたり、口からガレブを吐き出す。 - ツイッギーウッズ
『毛糸のカービィ』に登場。ウィスピーウッズと非常に似ているが名前は異なる。頭についているボタンを引っ張れば足場になる。 - ウィスピーフラワーズ
『星のカービィ トリプルデラックス』に登場。元が花なのでリンゴではなく花粉玉を落としてくるが、基本的なパターンはウィスピーウッズと同じ。Wii版のウィスピーウッズ同様に体力を半分削ると攻撃パターンが変化するのだが、変化後はウィスピー系とは思えないアグレッシブな動きと多彩な攻撃パターンを持っているのが特徴。本編終盤にも登場するが、ビッグバン状態で対峙するためHPゲージごと吸い込まれて終了という出オチ担当になっている。
クリア後に登場する強化版のDXは攻撃パターンの大半が厄介な方向に強化されているため、歴代のウィスピー系でも手強くなっている。デデデでゴーで対峙するときはダメージを気にしないゴリ押し戦法で倒せるため、さほど問題ないが、真・格闘王への道で対峙するときはダメージの受けやすさからトップクラスの難敵となっている。
ちなみに「みんなで!カービィハンターズZ」でのウィスピーウッズの攻撃パターンは若干弱体化してはいるものの、ウィスピーフラワーズがベースになっている。 - ウィスピーボーグ
『星のカービィ ロボボプラネット』に登場。ハルトマンワークスカンパニーによって機械改造されてしまったウィスピーウッズ。ドリル状の手足を装着させられているため、地上を動き回る事ができるようになった。
ボスとして戦う前に1-1で追いかけてくるウィスピーボーグから逃げるステージが用意されている。初見では割とビックリするのがお約束。(実は倒せる上にレアステッカーの入手条件になってるとか知らない)
そしていつも通りワールド1のボスとして登場。ボスとして戦う際はいつもの右端待機の他に円状の足場を作り出して周囲を駆け回ったり、壁を囲んでミサイルを発射したりなど改造されたにふさわしい攻撃を繰り出してくる。
後に「Re:ウィスピーボーグ」としてパワーアップする。 - トロピカルウッズ
『星のカービィ ディスカバリー』に登場。南国のココナッツの木のような姿。エバーブルグ海岸のボスで、本編では初めてステージ1のボスではなくなった。なので体験版では戦えない。他のステージのボスは全員ビースト軍団の幹部で構成されており、唯一のビースト軍団と無関係のボスである。
画面奥から空気弾やココナッツ爆弾で攻撃する。後半では根っこを生やしてくる攻撃が追加され、さらに金網で攻撃をガードする。
本編クリア後のエクストラステージでは「トロピカルウッズ幻」として登場。ココナッツ爆弾の代わりに巨大ゴルドーを落としてくる攻撃のほか、金網ガードがパワーアップし、迷路のような形になって妨害する。ホバリングでも避けられないような大型の空気弾を発射するが、根っこからジャンプすれば避けられるので覚えておこう。絶対に。 - マスタークラウン
『星のカービィWii デラックス』追加モード「マホロアエピローグ」のラスボス。依代の心の闇を増幅させて暴走させ数々の文明を滅ぼしてきた曰く付きの秘宝マスタークラウンが謎のリンゴに宿り依代を必要とせず大樹として動き出した。
異空間から放つ根の槍やリンゴ爆弾、雑魚を召喚するなどの多彩な攻撃を放つ。後半ではエンデ・ニルを彷彿とさせる広範囲レーザー攻撃やマルクを想起させる蔦を生やす攻撃など苛烈さも増す。上から押しつぶす際以外は画面奥にいるため、根の槍を攻撃することでダメージを与えることになる。
関連動画
関連静画
関連項目
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