「READY?」
コス(m:tg)とは、マジック:ザ・ギャザリングの登場人物である。
キャラクター、背景
彼は赤の魔道士で、地操術を専門とします。山を動かし、岩を砕き、鉄を溶かす呪文です。彼の大地の魔法は金属を浄化することもできます。これは部族の平和と調和を願う、コスの強い気持ちの表れです。
ヴァルショクのコスは、ミラディン の次元、オキシダ連峰に住む槌族の1人です。長らく平和に暮らしてきた彼の部族が戦争を始めた時、彼のプレインズウォーカーとしての才能が目覚めました。
彼の部族がオキシダの山々から掘り出した金属は奇妙な腐食を始め、鍛えた金属塊は脆くむらのあるものになってしまいました。各部族はこれを互いのせいにし合い、昔の憎しみが再び頭をもたげ始めました。
彼の能力で鉱石を浄化できるのではと考えたコスは、金属を再生して部族の結束を取り戻すという務めを果たすべく全力で取り組みました。年に似合わずしっかり者で情熱的なこの指導者は、慌てて行動に出る前にまず協議することが大切だと考えます。しかし行動が必要ならば、コスは言葉ではなく行動で示します。彼の故郷を脅かす者には、その頭上に山を一つ落とすことさえもできるのです。
大地のあらゆる場所が金属で覆われ、植物も動物も人間も金属と融合している次元「ミラディン」出身のプレインズウォーカー。
公式の紹介文に書いてある「謎の金属腐食問題」を自らの能力を用いて解決した後は「ヴァルショク」のリーダーに就任した。この役職は伝統的に「金床族」から出されることになっているが、コスが達成した業績が大きかったので「槌族」であるにもかかわらず任命されたのだ。
ミラディンがファイレクシアから侵攻を受けた後は、プレインズウォーカーの能力を生かして次元を渡り、エルズペス・ティレルとヴェンセールを強引に仲間に加えミラディン中でファイレクシアと戦った。(「ミラディンの傷跡」ブロックのストーリー)
この時点では最終的に生死不明になっていたが、その後に出た短編「失われし告白」では死亡宣告を食らってしまった。
と思ったら、さらにその後のコラム「プレインズウォーカー達の現状」でまさかの生存確定。死亡フラグをへし折った。
READY?
ミラディンの傷跡ストーリーのコミック内で《堕落した収穫者/Corrupted Harvester》[1]に攻撃を仕掛ける際にヴェンセールにかけた言葉。ヴェンセールも「READY.」とかっこ良く返して襲いかかるものの次のページで返り討ちにあってしまう。
「プレインズウォーカー二人がアンコモンのクリーチャーに攻撃を仕掛けて返り討ちにされる」という衝撃の展開は読者に大きな衝撃を与え暫くの間コスとヴェンセールはこれをネタにいじられていた。
カードとしてのコス
コスとしてデザインされているカードは、2014年10月現在で1枚存在する。
ルールテキストはMTG Wikiより引用した。
Koth of the Hammer / 槌のコス (2)(赤)(赤)
[+1]:山(Mountain)1つを対象とし、それをアンタップする。それはターン終了時まで赤の4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
[-2]:あなたがコントロールする山1つにつき、あなたのマナ・プールに(赤)を加える。
[-5]:あなたは「あなたがコントロールする山は『(T):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。この土地はそれに1点のダメージを与える。』を持つ。」を持つ紋章を得る。3
「ミラディンの傷跡」で登場したプレインズウォーカー。
プラス能力は土地のクリーチャー化。対象は山に限定され、ターン終了時までしかクリーチャー化しないためブロックには使えないが、4/4という大きなサイズを作ることができる。
また、アンタップ効果もあるため、《槌のコス》を出すためにすべての土地をタップさせてしまっていてもプラス能力の使用には支障が生じない。
小マイナス能力はマナ生成。赤単色のデッキなら生産されるマナは約2倍になる。忠誠度消費はやや多いが、1ターンに8マナ、10マナも出てくれば必殺技レベルのカードを使うには十分すぎるほどである。
大マイナス能力は《山》に付加能力をつける紋章獲得。この紋章を獲得した時点で対戦相手のクリーチャー陣は速やかに壊滅、追ってライフも消失することだろう。しかもずっとプラス能力を使っていれば場に出した2ターン後にこの能力を使える。
小プラス、大マイナス共にコントロールに対して強いため登場当初のスタンダードの赤単でよく使われていた。だが新たなるファイレクシアにて《戦争と平和の剣》[2]《殴打頭蓋》[3]が登場したことにより赤単が低調に。それにつられて使用率も下がっていった。
現在ではレガシーの赤単デッキで採用されている。
レガシーのクリーチャーはパワー/タフネスが「1/1...2/2..3/2....7/7! 15/15!」といった風に小さいほう、大きいほうの両極端に分かれている。「小さいほう」を主軸にしたデッキに対してこのカードはすべての能力が効果的に作用するのだ。
また、数年ほど前まで赤には「1ターン限りでたくさんマナが出る(いわゆる《暗黒の儀式》[4]系)」カードがちょこちょこ印刷されていた。このカードは(2)(赤)(赤)であるが、それらのカードや「ペナルティを受ける代わりに2マナ出る土地」などと合わせると2ターン目には割と簡単に登場できたりする。
関連項目
脚注
- *(4)(黒)(黒)のクリーチャー。P/Tは6/3で(黒)とクリーチャー一体を生贄に捧げることで再生することが出来る。リミテッドではそこそこだが構築ではまず見ないクリーチャー。
- *+2/+2修正とプロテクション白赤を得る装備品。装備したクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えると自分の手札分ライフが回復し相手の手札分相手プレイヤーにダメージを与える。
- *+4/+4修正と絆魂・警戒を与えさらに戦場に出た時0/0のクリーチャートークンに装備された状態で出てくる装備品。マナコストは5マナだが基本的に2マナでかつインスタントタイミングで出てくる。
- *(黒)をコストとして、あなたのマナ・プールに(黒)(黒)(黒)を加えるというカード。差し引きで(黒)(黒)だけ使用可能なマナが増えるため、手札を犠牲にすばやく強力なカードが出せるようになる。昔の黒の伝統カードであり、多数の惨劇を生み出してきた。
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