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スコット・マクガフ(Scott Thomas McGough、1989年10月31日-)とは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のプロ野球選手(投手)である。
概要
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #30 | |
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スコット・マクガフ Scott McGough |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ペンシルベニア州 |
生年月日 | 1989年10月31日 |
身長 体重 |
180cm 86kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2011年 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
五輪 | 2021年 |
メジャーリーガーテンプレート |
プロ入り前
プラム高校に進学すると、2008年の最終学年時にはペンシルベニア州高校野球の最優秀選手に選ばれる。その後ピッツバーグ・パイレーツからドラフト46巡目(全体1371位)で指名されるも拒否。大学へ進学する。
2009年から2011年まではオレゴン大学に在籍。2010年には大学ナショナルチームのメンバーに選出され、5勝2敗 防御率2.45の好成績を記録している。2011年にロサンゼルス・ドジャースからドラフト5巡目(全体164位)で指名され、入団に至る。
MLB時代
入団から2012年途中まではドジャースの傘下球団にて順調にキャリアを積み重ねる。
2012年7月25日、ハンリー・ラミレス、ランディ・チョートとのトレードで、ネイサン・イオバルディと共にマイアミ・マーリンズへ移籍。約3年後の2015年8月20日にメジャー初登板を果たすも、2/3回を投げ3失点と打ち込まれる。その後も結果を残せず、オフにはウェイバー公示にかけられ、ボルチモア・オリオールズへ移籍した。しかしオリオールズに昇格することはなかった。
2017年11月にオリオールズからFAになると、コロラド・ロッキーズと契約を結んだが、ロッキーズに昇格することはなかった。
ヤクルト時代
2018年12月25日に東京ヤクルトスワローズと契約した。背番号は37。
2019年3月30日の阪神タイガース戦でNPB初登板。1回を投げ無失点に抑える。その後4月4日の横浜DeNAベイスターズ戦で初ホールドを記録すると、4月10日の広島東洋カープ戦で初勝利をあげる。その後も好投を続け、7月にはインフルエンザで辞退した石山泰稚に代わってオールスターゲームに出場した。チーム事情もあり、シーズン終盤からは抑えに転向した。
2020年は開幕からセットアッパーを任されるも、不安定な投球が続き配置転換される。シーズン終盤には調子を取り戻し、再びセットアッパーに返り咲いた。シーズン通算でチーム2位の50試合に登板しており、チームのブルペン事情を支えた。オフに2年契約を結んだ。
2021年も開幕からセットアッパーを務め、抜群の安定感をキープ。抑えの石山泰稚の不調により、交流戦開幕前後から抑えに配置転換される。6月には球団史上最多となる月間10セーブを上げるなど好投を続け、オールスターゲームに監督選抜で出場を果たした(通算2回目)。東京オリンピック2020ではアメリカ代表にも選出されている。その後も抑えの座を守り抜き、チームのリーグ優勝・日本一に貢献した。
日本シリーズでは第1戦で2点リードを守れずオリックス・バファローズの吉田正尚にサヨナラタイムリーを打たれて敗戦投手。第5戦ではアダム・ジョーンズにサヨナラホームランを打たれて敗戦投手となったが、第6戦では1点リードを守り切り、胴上げ投手となった。
2022年は抑えを務め、55試合の登板で2勝2敗38セーブ4ホールドだった。日本シリーズ第5戦では吉田正尚にサヨナラホームランを打たれて敗戦投手。第6戦ではエラーでピンチを広げて2失点を喫した。オフにMLB復帰を目指す意向を示し、自由契約となる。
MLB復帰
2022年12月、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年契約を結んだ。
2023年開幕当初は抑えを務めたものの、不安定な投球から中継ぎに配置転換される。その後は調子を取り戻し、6月中旬頃には抑えに復帰したものの、7月には再度中継ぎに戻された。8月19日のパドレス戦で初の先発を務め(オープナー)、2.1イニングを無失点に抑えた。9月に右肩の炎症でDL入りし、そのままシーズンを終える。復帰初年度は63試合(チーム4位)に登板し、チームのリーグ優勝に貢献した。
プレースタイル
プロでの先発経験はマイナー含めてほとんどなく、大半がリリーフでの起用。最高158km/hのストレートを軸に、カットボール・スプリット・ツーシームを低めに集め、ゴロを打たせて取るピッチングスタイル。奪三振能力もそこそこ高い。
成績
- (2023年終了時点)
年度別投手成績
年度 Year |
球団 Team |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
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2015年 | MIA | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 6.2 | 4 | 4 | 7 | 7 | 9.45 |
2019年 | ヤクルト | 65 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 11 | 18 | .667 | 68.2 | 22 | 64 | 25 | 24 | 3.15 |
2020年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 23 | .800 | 46.0 | 15 | 52 | 20 | 20 | 3.91 | |
2021年 | 66 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 31 | 14 | .600 | 64.1 | 23 | 76 | 19 | 18 | 2.52 | |
2022年 | 55 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 38 | 4 | .500 | 53.2 | 13 | 59 | 16 | 14 | 2.35 | |
2023年 | ARI | 63 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 | 9 | 14 | .222 | 70.1 | 30 | 86 | 40 | 37 | 4.73 |
MLB:2年 | 69 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 | 9 | 14 | .222 | 77.0 | 34 | 90 | 47 | 44 | 5.14 | |
NPB:4年 | 236 | 0 | 0 | 0 | 15 | 8 | 80 | 59 | .652 | 232.2 | 73 | 251 | 80 | 76 | 2.94 |
その他
その他 | ||
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オールスターゲーム出場 | 2回 | 2019年、2021年、2022年 |
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関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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