デッドスペース エクストラクションとは、エレクトロニック・アーツから2009年10月1日に発売された、Wii用ガンシューティングゲームである。
ちゃんと日本語版が発売されているので英語が苦手なあなたにもオススメ!
概要
日本では発売禁止となってしまった『DeadSpace』の前日譚を描いたスピンオフ作品である。
シリーズの時系列の中では最も古い位置にある作品で、今作の後、OVA『DeadSpace:Downfall』、『DeadSpace』と続く。
ネクロモーフのようなエイリアンのみならず、精神異常を起こした人間が、敵として多く出現する。
『DeadSpace』の惨劇が起こる原因となった騒動を描く重要な作品で、同作や『2』のDLCに登場するキャラクターが登場するが、『DeadSpace』のネタバレを多く含んでいるため、今作を先に遊んだあとで『DeadSpace』を遊ぶと、面白さが半減してしまうかもしれない。
本編シリーズとは毛並みの違うシステムで、TPSではなく、一人称のレール・シューティングである。また、チャプター毎に主人公が変更される。
グラフィックやエフェクト、キャラクターのデザインや、登場する用語などは『DeadSpace』のものを受け継いでいる。
敵エイリアンの胴体よりも腕や足を切断することで大ダメージを与えることができる「戦略的部位破壊」も継承されている。ただし、幻覚に取り憑かれた人間に対しては四肢切断などの残酷描写は極力抑えられ、エイリアンの死体も消滅する仕様になっている。
日本語吹き替えで内容もB級ホラー映画っぽく、本編DeadSpaceよりもさらに木曜洋画劇場っぽい気がする。
なお、海外版「Dead Space: Extraction」は日本よりやや早く2009年9月に発売されている。また、2011年にはプレイステーション3への移植版も販売されたが、こちらは海外版のみで日本未発売。
ストーリー
USGイシムラから救難信号が発せられ、アイザック・クラーク達が船を訪れる以前の話である。
イージス星系の惑星『Aegis 7』にて、赤い光を発する謎の鉱物が回収される。
地上コロニーにてその解析が進められるが、鉱物が強い発光を起こすと共に、調査員達の中に精神異常者が現れ、さらにはグロテスクな姿のモンスターが跋扈し始める。
この赤い鉱物こそは、『Aegis 7』とUSGイシムラに惨劇を巻き起こす、Red Markerであった。
主人公達は、自らも精神異常をきたし始めていることを感じながらも、『Aegis 7』からさらにはUSGイシムラへと逃げ、脱出の機会を探る。
登場人物
- Nathan McNeill (ネイサン・マクニール)
本作の実質的な主人公。ほぼすべてのチャプターで操作キャラになる。Red Markerの発掘に携わっていた技師。
『2』のマルチプレイに登場する。 - Gabe Weller (ゲイブ・ウェラー)
USGイシムラの警備部長。階級は軍曹。
後に『DeadSpace2』のDLC『Severed』の主人公として登場し、妻であるLexineを助けるために奮闘する。同作のまた、マルチプレイにも登場する。 - Lexine Mardoch (レクシーン・マードック)
Samの恋人。なぜかRed Markerの精神干渉に対して強い耐性を持っており、彼女自身に限らず、周囲にいる人間にもその効果が及んでいる。
Gabeと共に『Severed』に登場。この時、彼の妻となっており、ファミリーネームがMardochからWellerへと変わっている。『2』のマルチプレイに登場する。 - Nicole Brennan (ニコール・ブレナン)
USGイシムラに搭乗しているドクターの一人で、アイザック・クラークの恋人。 - Sam Caldwell (サム・キャドウェル)
チャプター1の主人公。Lexineの恋人だが、Markerの発動時に至近距離にいたために、精神汚染が進んでいる。
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パッケージはなんかダサい。いやむしろB級ホラー映画臭さがゲーム内容にマッチしていて良いのかもしれない。
関連項目
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