誇り高き銀狼よ。魔天の龍と1つになりて、新たな力を生み出さん!
融合召喚!出でよ、野獣のまなこ光りし、獰猛なる龍!
ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!
ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するカードである。
概要
融合・効果モンスター
※公式サイト「熱血!デュエル塾」講義26による
星8/地属性/ドラゴン族/ATK 3000/DEF 2000
「ペンデュラム・ドラゴン」モンスター+獣族モンスター
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。
このカードの融合素材とした自分フィールドに存在した獣族モンスター1体の
元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
素材にしたフィールドの獣族モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
VS権現坂戦で初登場。
バトルフェイズ中に「EMトランプ・ウィッチ」(アニメ版)の効果で「EMシルバー・クロウ」と「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を素材として融合召喚された。「超重荒神スサノ-O」を攻撃して破壊し、さらに効果でシルバー・クロウの攻撃力分1800ポイントのダメージを与えて、遊矢が勝利した。
VS沢渡戦で登場。
バトルフェイズ中に「EMトランプ・ウィッチ」の効果で、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と「EMドラミング・コング」を素材に融合召喚された。攻撃力が互角の「魔妖仙獣 大刃禍是」へ攻撃、「奇跡」で戦闘破壊耐性を得ることで一方的に破壊し、さらにこのカードの効果によるダメージで決着をつけた。
VS勝鬨戦では序盤から融合召喚。
やはりバトルフェイズ中に「EMトランプ・ウィッチ」の効果で「EMラクダウン」と「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を素材に融合召喚。「地翔星ハヤテ」を攻撃したが、「回避」で防がれた。その後、「覇勝星イダテン」によって攻撃力を0にされ、攻撃を受けて破壊された。
バトルロイヤル中は出番がなかったが、バトルロイヤル終了直後のVS赤馬零児戦で登場。
「EMマンモスプラッシュ」の効果によって、マンモスプラッシュと「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を素材に融合召喚。零児に直接攻撃を決めようとしたが、「DDDの契約変更」によって戦闘ダメージを無効にされた。次のターン、「DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク」に戦闘破壊された。
攻撃名は「ヘルダイブバースト」。
攻撃の際は顔の形をした炎を吐き、それが食らいつくように相手へ襲いかかる。攻撃名はないが、VS勝鬨戦では突進攻撃をしていた(「回避」で文字通り回避されている)。
「ペンデュラム・ドラゴン」モンスターが獣族と融合した姿。前身は鎧のようなものに覆われ、紺色の体毛や鋭い牙が生え、黒眼が描かれるなど、融合元よりも生物らしさが前面に出たデザインとなっている。目の色は、左が融合前と同じ緑色で、右目は黄色に変化している。さらに、額には大きな第3の目のようなものが現れている。
このカードの口上の最初は融合素材によって変化しており、基本は「(獣族モンスターを指す呼称)よ。(「ペンデュラム・ドラゴン」モンスターを指す呼称)と一つになりて、新たな力を生み出さん!」。その後は記事最上部の通り(漢字とひらがな、スペースの位置、"竜"と"龍"など、細かい表記ゆれはある)。また、VS勝鬨戦ではカード名の前に「レベル8」の一言が追加されている。
記事最上部にあるのはVS権現坂戦の口上で、「誇り高き銀狼」(EMシルバー・クロウ)と「魔天の龍」(ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン)、VS沢渡戦では「胸を打ち鳴らす森の賢人」(EMドラミング・コング)と「神秘の竜」(オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン)VS勝鬨戦では「灼熱の地より生還せし獣」(EMラクダウン)と「神秘の龍」(オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン)。
VS零児戦での口上は、「ふた色の眼の龍よ、巨獣のしぶきをその身に浴びて、新たな力を生み出さん!(以下同様)」となっている。ふた色の眼の龍は「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」、巨獣は「EMマンモスプラッシュ」。
OCG版
「Vジャンプ」2014年11月号(2014年9月20日発売)の付録カードとしてOCGに登場。
融合・効果モンスター
※「Vジャンプ」2014年11月号付属のカード(VJMP-JP094)による
星8/地属性/ドラゴン族/ATK 3000/DEF 2000
ドラゴン族・闇属性モンスター+獣族モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合に
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
このカードの融合素材とした獣族モンスター1体の
元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
素材指定が「ペンデュラム・ドラゴン」モンスターからドラゴン族・闇属性モンスターになり、さらに「融合」なしで特殊召喚できる効果が内蔵され、さらにダメージ効果はフィールドから素材にする必要はなくなったが、代わりに特殊召喚の方法に制限がかかった。
アニメで素材にしたルーンアイズ、オッドアイズは闇属性なので、再現という意味では問題ない。素材がフィールド上からでなくともよくなったため、別にペンデュラム融合にこだわる必要はなくなってしまったが、追加された特殊召喚方法から、ペンデュラム召喚を経由して出す意義はある。
融合モンスターではあるが、素材をリリースして出すこともできるため、融合召喚のギミックがなくとも出せる。ドラゴン族・闇属性のシンクロモンスターを利用する場合、そこに獣族チューナーを投入しておけば、場合によっては出せるかもしれない。あるいは、エクシーズモンスターならばランク4の「恐牙狼 ダイヤウルフ」を投入し、後はメインデッキのモンスターやその他のランク4にドラゴン族・闇属性を用意しておく手もある。
ただし、シンクロ・エクシーズモンスターを利用する場合は、それらがすでに強力な効果を持っていることも多いため、わざわざこのカードを出す必要がないことも多い。素材を使いきったエクシーズモンスターを利用するなど、使いどころを考えたい。
ドラゴン族・闇属性が中心のレッドアイズとは相性が良く、「黒鋼竜」をフィールドから素材にすれば、そのサーチ効果でデッキからレッドアイズを手札に加えられる。獣族には「黒鋼竜」を蘇生できる「金華猫」があるため、そのまま2体をリリースしてこのカードを出せる。効果によるダメージは400しかないが、手札1枚から攻撃力3000のアタッカーを出せる。
また、EMも獣族が多いため「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と合わせて素材を揃えやすく、「EMシルバー・クロウ」など、攻撃力も高めのものが揃っている。また、「オッドアイズ・フュージョン」を使えばエクストラデッキのオッドアイズモンスターだけで融合召喚することも可能(獣族には「EMオッドアイズ・ユニコーン」がある)。
オッドアイズやEMを素材に融合召喚する場合、「EMオッドアイズ・メタル・クロウ」や「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」という選択肢もあるが、素材指定の違いや召喚方法の違いがあるので使い勝手は違う。
効果は素材にした獣族モンスターの攻撃力分のダメージ。
攻撃力は十分に高いため、発動条件を満たすのは難しくない。しかし、効果を有効に生かすには素材の攻撃力を高いものにする必要がある。比較的汎用性が高いところではチューナーの「X-セイバー エアベルン」などが、そこそこの攻撃力を持っている。
種族を変更して本来獣族ではないモンスターを獣族モンスターとして融合素材にした場合でも、そのモンスターの攻撃力を参照して数値分のダメージを与えることができる。また、そのモンスターが墓地にいなくとも問題ないため、トークンや罠モンスターを素材にしてもダメージを与えられる。
リリースする方法で特殊召喚した場合でも、リリースされたモンスターは融合素材として扱われ、ダメージ効果は発動する。しかし、これは融合召喚ではないため、「融合解除」で素材を出すことはできない(「融合解除」で出せるのは「"融合召喚に使用した"融合素材モンスター一組」。変な言い方だが、融合召喚に使用していない融合素材は出せない)。当然、「融合」などで融合召喚したのならば「融合解除」で素材を出せる。
海外発祥の罠モンスター「Swamp Mirrorer(鏡像のスワンプマン)」は種族・属性をプレイヤーが任意に決められる効果を持っているため、このカードの素材調達をやりやすく、攻撃力も1800あるため十分なダメージが期待できる。「Quantum Cat(量子猫)」でも同じようなことができるが、そちらは攻撃力0なのでダメージが入らない。
マスタールール3時代には、「黒鋼竜」と羊トークンを利用してこのカードを次々と特殊召喚するコンボが存在した。最終的にランク8ギャラクシーアイズを経由して「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」に化ける。その過程で好きなレッドアイズを1枚サーチでき、ダークマターによって「伝説の黒石」などのドラゴン族を墓地に落としてさらなる展開につなげることができる。エクストラデッキの枠を合計5枚も消費してしまうのが難点。
新マスタールールでは、リンクモンスターを使わなければギャラクシーアイズ用の素材2体を並べる動きができなくなってしまった。
アニメではルーンアイズより後に登場したが、OCG化は雑誌付録のこちらのほうが先だった。その影響もあってか、素材指定はこちらのほうが緩い。そのため、「オッドアイズ・ドラゴン」なども素材にできるようになった。
「ペンデュラム・ドラゴン」融合モンスター3種類の中でも、このカードは特にドラゴン側の素材指定が緩い(ルーンアイズは「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を名指し、ブレイブアイズは「ペンデュラム・ドラゴン」モンスター)。そのため、オッドアイズと関係のないデッキでも出せる。
初出が雑誌付録であったため、時期を逃すと少々入手しづらく、絶版後に登場したレッドアイズと相性が良いと話題になったことから価格が急騰したこともあったが、その後「ストラクチャーデッキ-マスター・オブ・ペンデュラム-」で再録された。
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関連項目
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