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リック・ショート(Richard Ryan "Rick" Short、1972年12月6日)とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手(外野手、内野手)である。現在は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのコーチを務める。
概要
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #73 打撃コーチ補佐 |
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リック・ショート Rick Short |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | イリノイ州 |
生年月日 | 1972年12月6日 |
身長 体重 |
183cm 92kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 外野手、内野手 |
プロ入り | 1994年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
メジャーリーガーテンプレート |
1994年ボルチモア・オリオールズと契約し、マイナーで過ごしたが、オリオールズに昇格することはなかった。
ロッテ時代
2003年に千葉ロッテマリーンズに所属し、打率3割を記録したが、12本塁打と長打力に欠けたため、1年で退団となった。
ナショナルズ時代
2004年はカンザスシティ・ロイヤルズの傘下と契約していたが、シーズン途中でモントリオール・エクスポズ(現:ワシントン・ナショナルズ)の傘下に移籍。
2005年は6月9日にナショナルズに昇格し、6月10日で代打でメジャーデビューし、タイムリーヒットを記録。オールドルーキーとして話題になった。しかしたったの11試合に終わった。
楽天時代
2006年から東北楽天ゴールデンイーグルスに所属した。背番号は55。
2008年、中島裕之(埼玉西武ライオンズ)とのタイトル争いを制し、初の首位打者のタイトルを獲得。楽天所属選手としても初の首位打者であり、パ・リーグで外国人野手が首位打者を獲ったのは1989年のブーマー・ウェルズ(当時オリックス)以来。
2009年は不振と肩の故障で二軍落ち。一度は復帰したものの故障が再発して帰国。そのまま契約更新されないことが発表され退団となり、現役を引退した。
引退後
2010年からアリゾナ・ダイヤモンドバックスのスカウトになっていたことが、6月23日のニコニコ生放送(lv19080419)にて明らかになった。
2019年からはダイヤモンドバックスの3Aで打撃コーチ、2021年6月10日にダイヤモンドバックスの打撃コーチに昇格した。
プレースタイル・人物
- ポジションは内野手登録になっているが、チーム事情で外野(レフト)を守ることが多かった。実際はサード・セカンド・ファーストも守れる。ただ鈍足で肩も弱いため守備力はあまり期待されていない。ちなみにショート(遊撃)は日本では一度も守ったことがない(1A時代にはあるらしい)。だが、ロッテ時代に登録名のおかげで、オールスターの遊撃手部門で多数の票を集めたことがある。ちなみにその年はいわゆる「川崎祭」があったため、ムーア(阪神タイガース)の一塁手での得票などと同じく祭の余波と思われる。
- レフトを守っているときはたまにダイビングキャッチを試みるときもある。ホセ・フェルナンデスとは、ロッテ・楽天でともにチームメイトだったため、仲がいい。
- 登録名はロッテ時代は「ショート」、楽天時代は「リック」。某所での愛称はフルネームをもじった「陸将」。
- バットを短く持って、外国人では珍しくコンパクトなバッティングをしている。俊足とは言い難いにも関わらず、安定して打率3割を超えるアベレージヒッターであった。通算打率も3割を超えている。
- その一方で、一般的に外国人野手に求められるホームランは多くなく(ロッテ・楽天在籍の5年間で35本)、二塁打の多い典型的な中距離打者。また左投手には滅法強い(2008年の対左投手時の打率は.380)。
- また過去にいろいろな打順を任されており(1番、3番、4番、5番、6番など)、どの打順でも高打率を残している。2007年は草野大輔の台頭により山崎武司の後の5番、2008年は草野の不振から3番を打つことが多かった。
- 高須洋介と顔が似ているが、高須が似ていると言われる徳仁親王にはあまり似ていない。
成績
年度別打撃成績
年 度 Year |
球 団 Team |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
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2003年 | ロッテ | 127 | 519 | 472 | 61 | 143 | 32 | 0 | 12 | 58 | 3 | 0 | 2 | 39 | 6 | 60 | 18 | .303 | .362 |
2005年 | WSH | 11 | 17 | 15 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | .400 | .471 |
2006年 | 楽天 | 109 | 431 | 401 | 33 | 126 | 27 | 0 | 4 | 34 | 5 | 2 | 1 | 22 | 5 | 51 | 16 | .314 | .357 |
2007年 | 115 | 458 | 418 | 31 | 138 | 31 | 0 | 4 | 53 | 2 | 3 | 2 | 29 | 6 | 44 | 22 | .330 | .380 | |
2008年 | 134 | 525 | 491 | 62 | 163 | 31 | 2 | 12 | 71 | 4 | 1 | 5 | 25 | 30 | 51 | 11 | .332 | .365 | |
2009年 | 61 | 201 | 184 | 13 | 47 | 7 | 0 | 3 | 13 | 4 | 0 | 1 | 13 | 3 | 24 | 4 | .255 | .313 | |
NPB:5年 | 546 | 2134 | 1966 | 200 | 617 | 128 | 2 | 35 | 229 | 18 | 6 | 11 | 128 | 23 | 230 | 71 | .314 | .361 | |
MLB:1年 | 11 | 17 | 15 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | .400 | .471 |
タイトル・表彰・その他
タイトル | |||
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NPB | 首位打者 | 1回 | 2008年 |
表彰 | |||
NPB | ベストナイン | 1回 | 2008年 |
その他 | |||
NPB | オールスターゲーム出場 | 1回 | 2008年 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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