ローウェンとはShadowverseの登場人物である。担当声優は杉田智和。
概要
本名はローウェン・ドラグスピア。鎧とマントを着て、大きな槍を持っている男。山に籠っていたが虚の影が現れたことから家族が心配になり、山を下りる所から話が始まる。
作中での活躍
災いの樹編
虚の影を倒していたユリアスが山を下りてきたローウェンの力を確かめるために襲ってきた。ローウェンに本当の力を見せるよう要求するユリアスだが、ローウェンは拒否。去り際のバルタザールに関する発言からユリアスの正体を知る。
ある時から定期的に悪夢を見ていたローウェン。誰かを守ろうとすることに弱気になっていたが、エリカの忠義を見て決心を固めアリサを助けに行く。しかし、その直後ローウェンの姿は黒龍となる。虚の影を倒した後、気を失っていた。この光景を見ていたイリスから「誰かを守ろうとすると意志に反して黒龍として他人を傷つけてしまう」「呪いを解く鍵は災いの樹にある」と言われ、ローウェンは災いの樹へ向かう。
災いの樹にたどり着き、家族を守るために戦うことを決意したローウェン。黒龍に姿を変えて虚の影を倒したが、その姿をイザベルに見られカイルを殺したことを問い詰められる。命で償わせようとするイザベルとの戦闘となるが、災いの樹からネクサスが現れ終焉の扉が開き光に吸い込まれていく。
目が覚めると黒龍の討伐のためにカイルと共に戦場にいた。状況は悪く隊列を整えるため部隊を撤退させ援軍を要請し、準備の間カイルと共に時間を稼ぐために黒龍と戦った。撤退後援軍が来る前に追撃してきた黒龍だったが、ローウェンの指揮と遅れてきた援軍によって倒される。しかし戦いの間、ローウェンは自分が呪いを受け黒龍となってカイルを殺す幻覚を見る。
任務を終え家に帰ってきたローウェン。家では妻のレイチェルと娘のナタリーが出迎えて、「これからも家族を守りたい」と思うと突然体が黒龍へと姿を変える。現れたイリスはこの世界でも黒龍の呪いの影響を受けたことを指摘した。元に戻った後、家の中を見ると血まみれのレイチェル、ナタリーが転がっていて呆然となるが、すぐに無事の2人が現れる。
この世界が夢だと分かった後、ローウェンは災いの樹に飲み込まれた人々がネクサスによる救いを待っていると知る。救われる価値がなく、イザベルが許すはずがないと考えるローウェンはイリスにイザベルのいる所に連れていくよう要求。イザベルを夢の世界から出させるためにカイルの幻を攻撃する。幻とはいえカイルを2度も殺されたイザベルはローウェンを倒そうとするが、幻とは思えないカイルによって攻撃が防がれる。その後ローウェンは自らの呪いについて説明し、管理者のイリスを倒して夢の世界を出た。
夢の世界から抜け出した7人で再び災いの樹を目指すが、エリカの行動が原因で目的以外団結する理由がないこともあってバラバラに行動し始めることとなる。道中ユリアスから「自分の力におびえて力を解き放てない弱者」だと言われ、責任を果たすための力を使えないという事実に気が付く。苦しむローウェンを慰めるルナだったがそこに巨大な虚の影が現れ、さらに引き連れていた小型の虚の影がイザベルを襲う。小型の虚の影を倒し、逃げずに立ち向かうことで責任を果たすことを決めたローウェンは黒龍になり1人で巨大な虚の影に立ち向かう。そして巨大な虚の影を倒した後、自らの意思で元に姿に戻ることができた。
最終的には再び結集し、ユアンとも合流しネクサスを倒すが、静止の力で世界を眠らせたまま逃げられてしまいユアンの次元移動の力でネクサスを追う。
ギルド争乱編
ニコラとの戦いを経て呪いの解放と制御を知るが、激闘で気絶する。眠っている間、レイチェルから守るものがなくなり迷うローウェンに「自分の苦しみから自分を守るように」言われて目を覚ます。目を覚ました後、ブレイドライツ騎士団が手負いの人へとどめを刺している光景を目の当たりにし、ローウェンにも攻撃の意思を見せたため戦闘となる。こちらからの問いかけに応答しないどころか増援が現れた。ローウェン呪いの力を引き出し黒龍へと変わるのではなく、自分を守るために力を使って団員を撃破。ついに呪いの制御に成功した。
争乱が始まってブレイドライツ騎士団と戦っていたが、ニコラがいる町の外の丘の方から音がして駆けつける。ニコラの無事を確認するとルナと共に退避した。その後イリスと合流して教会から逃げる。再び町の外の丘に戻り、アリサ達と合流した。
自然鎮魂編
いきなり現れた男に襲われる。ローウェンはその男の後をつけて行き、ヴァイディという名前と仲間であるマーナガルムという組織、参謀のムニャールと出会う。ムニャールの話で母なる君がこの世界の滅びの原因と知る。新入りとしてマーナガルムの討伐部隊に参加し、王国軍隊長としての手腕を発揮してマーナガルムの仲間から尊敬される。帰還後イリスに青い石を渡してマーナガルムを調べることを告げた。
マーナガルムの隊長のジーナから「ヴァイディの様子がおかしい」という話を聞き、ムニャールからは「ヴァイディは自分を迫害した者たちへ復讐がしたい」と話す。ヴァイディに真相を尋ねると自身は呪われし邪龍の子供であり先代の王がこの事情を憐れんで母子とも迎え入れたが、その真実を長く知らずこのことを知って母を殺したと話した。「影としての使命を果たす」としてローウェンを殺そうとするがジーナに止められる。なおも攻撃をやめないヴァイディに自らも呪われた身として黒龍の力の一部を見せる。
やがて母なる君の咆哮が響く。母なる君が四度咆哮すると世界が滅ぶという言い伝えが残されており、マーナガルムはスコルとの最終決戦に望む。最終決戦の後、母なる君を止めるために道を切り開き、アリサとエリカを送り込んだ。
天地侵略編
ジーナの妹が眠る墓を守るために機械歩兵を掃討する。そこにベルフォメットの放ったメガイラが出現する。黒龍に変身して応戦していたが、アイアロンから次元移動して駆けつけたイザベル・テトラが援護した。
すべてが終わった後、ヴァイディから「ジーナの妹が精霊に殺されたのは、自分が精霊を殺していいのかためらったために取り逃した結果」だと話し、自分が死んだ後でジーナに話してほしいと語った。
関連人物
黒龍
王国付近に現れた黒い龍。ローウェンの隊の討伐目標。少なくとも夢の世界では人の言葉を話しており、自らを「暴呪の黒龍」と呼んだ。討伐された後、ローウェンに黒龍の呪いをかけた。
レイチェル
ローウェンの妻。紫で長く編まれた髪をしている。災いの樹編の主要人物ではない登場人物にしては珍しく、ギルド争乱編でも長々とセリフが用意されている。
ナタリー
ローウェンの娘。ローウェンがいなかったことが寂しかったようだった。
関連カード
誓いの一撃
カード名 | 誓いの一撃 |
クラス/レアリティ/タイプ | ドラゴン/ゴールド |
コスト | 3 |
効果 | 相手のフォロワー1体に「自分の他の手札のドラゴン・カードの枚数」と同じダメージ。 エンハンス 7; カードを2枚引く。「自分の他の手札のドラゴン・カードの枚数」と同じダメージではなく、その2倍のダメージを与える。 |
第6弾カードパック「星神の伝説」に登場したカードの絵柄に初めてメインストーリーの登場人物が出たカード。もちろん書かれているのはローウェンである。
効果は相手フォロワー1体に手札のドラゴンクラスのカードが多いほど大ダメージを与える。かつては高コストニュートラルカード=PPブーストして素早く出せるドラゴン専用カードのように扱われたが、このカードの活用を考えるとニュートラルカードはあまり多く入れたくない。
7コスト使えばカードを2枚引いて、この時点でのドラゴンカードの枚数の2倍の威力でダメージを与えるドローと処理がこなせる便利カードとなる。手札が多いと10ダメージ以上は余裕で狙える。
同時期に行われたFateコラボでは絵に描かれている人物がセイバーになったものを手に入れることができた。
ドラゴニックレイジ
カード名 | ドラゴニックレイジ |
クラス/レアリティ/タイプ | ドラゴン/ゴールド |
コスト | 3 |
効果 | ・ローウェンの咆哮 ・ヴァイディの爪牙 このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイス したカードとしてプレイする。 これをプレイするとき既に覚醒 状態なら、チョイス ではなく、自分のPP最大値を+1する。ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。 |
ローウェンの咆哮 ※トークンカード
カード名 | ローウェンの咆哮 |
クラス/レアリティ/タイプ | ドラゴン/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | 自分のPP最大値を+1する。 |
ヴァイディの爪牙 ※トークンカード
カード名 | ヴァイディの爪牙 |
クラス/レアリティ/タイプ | ドラゴン/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。 |
第14弾カードパック「ナテラ崩壊」に登場したメインストーリーの登場人物が書かれたカード。共通点として「ゴールドレア」「チョイス」「機械反乱編から自然鎮魂編に出てきた登場人物の名前から始まるトークンカードが出てくる」「条件を満たすとすべての効果が発動する」ということ。
ローウェンの咆哮はPP最大値+1。同じような効果の竜の託宣が2コストのため高コストだが、ドラゴンにとってPP最大値増加カードは重要のため許容される範囲である。ヴァイディの爪牙はフォロワーの破壊効果を持つ。確定破壊のコストの相場が4~5コストのためそれに比べれば低コストだが、ランダムゆえの利点欠点はある。
覚醒状態で両方の効果が働くが、PP最大値が9なら次のターンで10になるためPPを増やす意味はかなり薄い(「最大値が10PP」を条件にするカードがあるため決して無意味にはならないが)。このカードが両方の効果を得られる利益が最大値になるのははPP最大値が7~8の時だけである。
その他
- 声優が杉田智和だからかいじられ気味であり、リタイア時の「お前に負けるなら悔いはないさ」という気取った言い回しは人気で、ベルエンジェルが出てくるCMでも進化したベルエンジェルに攻撃されてこのセリフを言ったり、ShadowverseのLINEスタンプでもこのセリフは見ることができる。
- 〇周年記念イベントCMでは火山ステージの曲に合わせてローウェン(杉田智和)がお得なイベントの告知を行うというパターンが定例化している。
関連静画
関連項目
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