「下間頼照」(しもづま・らいしょう ? ~ 1575)とは、本願寺法主・顕如の命により越前国の一向一揆の総指揮をとって朝倉家の残党や織田信長を苦しめた本願寺の坊官。
※名は「下間頼昭」とも。
概要
親鸞の時代より本願寺に仕える下間氏の傍流にあたり、朝倉義景が織田信長に討たれて戦国大名朝倉家が滅亡し、朝倉家の旧臣同士での勢力争いで混沌としていた越前国に、法主・顕如の命で一向一揆の統率と、一向宗による越前支配による信長包囲網の形成の為に、下間頼照は総大将として派遣された。
※顕如の祖父・蓮如が、京都を追われた際に、越前を中心に布教活動を行っていた事もあり、越前や加賀等の北陸一帯は一向宗の影響力が強かった。
織田軍内の朝倉景鏡(土橋信鏡)といった朝倉家旧臣達の勢力争いに乗じて一向一揆の支配地域を拡大すると、朝倉景鏡(土橋信鏡)や前波吉継(桂田長俊)や魚住景固を敗死させたり、朝倉景健(安居景健)を降伏させる等して織田軍を駆逐し越前国を掌握すると、実質的な越前の守護代となった。
しかし、越前奪還の為に織田信長の軍勢が派遣されてくると、越前の民に重税をかけた事や不満を抱いていた越前の一揆勢の弾圧を行った事もあって地元の一揆勢の協力を得られず、羽柴秀吉や明智光秀の前に敗戦を重ね、陽動により拠点を放棄するという愚策をとった後、先に降伏させて配下としていた朝倉景健(安居景健)の裏切りにより大敗を喫し、乞食の真似をして海路逃れようとしたところを別の宗派の一向宗に発見されて首を討たれ、3万人とも言われる一向宗門徒が織田信長の軍勢により虐殺された(朝倉景健も織田信長の赦しを得られずに殺された)。
加賀担当の七里頼周といいい、越前担当の下間頼照といい、自重していればよかったのに煩悩に負けて欲を出して失敗したところがまた・・・
※その他「下間頼照」の詳細についてはWikipediaの該当記事
参照の事。
関連動画
▼リアルハゲ本願寺蓮如配下で登場する「ハゲだけで天下統一」・・・煩悩の前には常識は無意味であった・・・
補足
| 軍事能力 | 内政能力 | |||||||||||||||
| 戦国群雄伝(S1) | 戦闘 | 65 | 政治 | 30 | 魅力 | 67 | 野望 | 48 | ||||||||
| 武将風雲録(S1) | 戦闘 | 49 | 政治 | 70 | 魅力 | 63 | 野望 | 52 | 教養 | 61 | ||||||
| 覇王伝 | 采配 | 73 | 戦闘 | 59 | 智謀 | 61 | 政治 | 65 | 野望 | 49 | ||||||
| 天翔記 | 戦才 | 146(A) | 智才 | 128(B) | 政才 | 130(B) | 魅力 | 63 | 野望 | 74 | ||||||
| 将星録 | 戦闘 | 74 | 智謀 | 69 | 政治 | 67 | ||||||||||
| 烈風伝 | 采配 | 73 | 戦闘 | 58 | 智謀 | 66 | 政治 | 61 | ||||||||
| 嵐世記 | 采配 | 60 | 智謀 | 55 | 政治 | 51 | 野望 | 49 | ||||||||
| 蒼天録 | 統率 | 65 | 知略 | 59 | 政治 | 50 | ||||||||||
| 天下創世 | 統率 | 63 | 知略 | 60 | 政治 | 47 | 教養 | 54 | ||||||||
| 革新 | 統率 | 74 | 武勇 | 59 | 知略 | 67 | 政治 | 53 | ||||||||
| 天道 | 統率 | 74 | 武勇 | 59 | 知略 | 67 | 政治 | 53 | ||||||||
| 創造 | 統率 | 72 | 武勇 | 60 | 知略 | 65 | 政治 | 53 | ||||||||
| 大志 | 統率 | 70 | 武勇 | 59 | 知略 | 65 | 内政 | 53 | 外政 | 59 | ||||||
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関連項目
- 越前一向一揆
- 坊主
- 一向宗
- 本願寺
- 本願寺証如
- 本願寺顕如
- 下間頼竜
- 下間頼廉
- 下間仲孝
- 七里頼周
- 朝倉義景
- 朝倉景鏡(土橋信鏡)
- 朝倉景健(安居景健)
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- 魚住景固
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