- プロ野球選手一覧 > 井野卓
井野卓(いの すぐる、1983年11月23日-)とは、群馬県出身の元プロ野球選手(捕手)である。
概要
OB | |
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井野卓 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 群馬県前橋市 |
生年月日 | 1983年11月23日 |
身長 体重 |
180cm 78kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 2005年大学生・社会人ドラフト7巡目 |
引退 | 2020年 |
経歴 | |
選手歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
プロ入り前
小学1年生で野球を始め、中学3年から捕手に専念。高校3年の夏に群馬県大会で優勝し甲子園に出場。1回戦は勝利するも2回戦で智弁学園相手に完封負けで敗退。
東北福祉大学に進学し、仙台六大学リーグにて通算64試合に出場し打率.337を記録している。2004年には日米大学野球日本代表に選出。
2005年ドラフト会議において東北楽天ゴールデンイーグルスから7巡目指名を受け、入団に至る。
プロ入り後
プロ入り2年目の2007年に一軍昇格。しかしプロ入り初出場の試合で悪送球に初打席三振と散々な目にあってしまう。
2008年には片山博視の初勝利・初完封をリードし23試合に出場するもこの年以降は目立った活躍は出来ず、2012年には横川史学と共に金刃憲人・仲澤広基との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍。
しかし巨人に移籍後はさらに出場試合数は減ってしまい、2014年シーズン終了後に戦力外通告を受けるものの、東京ヤクルトスワローズが獲得の意思を見せ入団。
転機は2017年で、正捕手中村悠平が負傷により離脱した事で控え捕手として一軍昇格するも、このわずか2日後に中村の代役として出場していた西田明央も自打球による負傷で離脱するという緊急事態の中途中出場し、ルーキーの星知弥を好リード。この試合では2245日振りの安打も記録し、この安打が呼び水となり逆転勝利となった。
2018年は開幕から一軍。中村悠平の控え捕手という立場であったが、後半戦からは相性の良さから原樹理や石川雅規の先発試合にスタメンマスクを被る事になり、13年目にしてプロ入り最多の47試合出場となった。
2019年は前年より大きく出場数を減らした。
2020年は中村悠平や嶋基宏の不調・離脱に伴い32試合出場と出番を増やすものの、11月に現役引退を表明した。
引退後
人物・プレースタイル
- ポテンシャルは高いものの中々結果のでなかった原樹理が井野と組むことで結果を出すようになったため、原先発時には特にスタメンに選ばれることが多い。
- 大学時代は強肩で知られたものの送球難を抱えていた。現在では年齢的な衰えもあり盗塁阻止率は高くない。
- 学生時代はバッティングに定評があったが、プロ入り後は「ピッチャーの方が打つ」とまで評価される事があるほどに結果が出ていない。2018年時点での通算本塁打は0である。
- 非常に面倒見のいい性格で、楽天時代では「楽天選手に聞いた『お嫁さんにしたい楽天選手No.1』」にも選ばれたこともある。
エピソード
- 2005年の楽天のドラフト1位松崎伸吾は大学時代の同期でバッテリーを組んでいた。
- 楽天時代は正捕手嶋基宏の壁が非常に高く、控え捕手としても藤井彰人や伊志嶺忠と言ったライバルに阻まれ一軍定着は成らなかった。
- 2018年に開幕一軍に選ばれているが、これは西田明央の怪我と若手捕手がまだ1軍レベルでなく2軍で試合経験を積ませたいという判断からの消極的な理由からであった。
- 2018年の1シーズンのみでそれまでの通算安打記録(12本)を更新する13本目の安打を記録するなど、プロ入り13年目にしてキャリアハイを記録した事から「キャリアハイ井野」などと称される事がある。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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ヤクルト | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#97 | 17623 |
成績
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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2007年 | 楽天 | 4 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 |
2008年 | 23 | 28 | 23 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 5 | 2 | .087 | .125 | |
2010年 | 14 | 38 | 34 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 | .206 | .206 | |
2011年 | 2 | 6 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .167 | .167 | |
2013年 | 巨人 | 10 | 8 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | .000 | .143 |
2016年 | ヤクルト | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | .000 |
2017年 | 7 | 13 | 12 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .167 | .167 | |
2018年 | 47 | 97 | 90 | 5 | 13 | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | 26 | 2 | .144 | .189 | |
2019年 | 7 | 11 | 10 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | .200 | .200 | |
2020年 | 32 | 22 | 19 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 6 | 1 | .105 | .150 | |
NPB:10年 | 148 | 227 | 204 | 15 | 29 | 4 | 1 | 0 | 13 | 0 | 15 | 0 | 8 | 0 | 59 | 9 | .142 | .175 |
通算守備成績
年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 捕逸 |
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2007年 | 楽天 | 捕手 | 4 | 5 | 0 | 1 | 0 | .833 | 0 |
2008年 | 23 | 91 | 7 | 2 | 2 | .980 | 0 | ||
2010年 | 14 | 89 | 3 | 2 | 0 | .979 | 2 | ||
2011年 | 2 | 19 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | ||
2013年 | 巨人 | 9 | 28 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | |
2016年 | ヤクルト | 2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | |
2017年 | 7 | 35 | 1 | 1 | 1 | 1.000 | 0 | ||
2018年 | 45 | 216 | 10 | 1 | 1 | .996 | 2 | ||
2019年 | 7 | 40 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | ||
2020年 | 32 | 81 | 6 | 1 | 1 | .989 | 0 | ||
通算 | 捕手 | 145 | 610 | 32 | 8 | 5 | .988 | 4 |
関連動画
上がり次第追記。
関連項目
外部リンク
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