仁とは、以下のことを表す。
人名
日本や中国語圏で男性の名前に用いられる。また日本の天皇家の男性の名の通字になっている。
- 秋山仁(じん、1946年 - ) - 日本の数学者
- 片桐仁(じん、1973年 - ) - 日本のコメディアン
- 草野仁(ひとし、1944年 - ) - 日本のアナウンサー
- 斉藤仁(ひとし、1961年 - ) - 日本の柔道選手、指導者
- 崎元仁(ひとし、1969年 - ) - 日本の作曲家
- 城咲仁(じん、1977年 - ) - 日本のタレント、元ホスト
- 種田仁(ひとし、1971年 - ) - 日本の野球選手(内野手)、指導者
- 多村仁(ひとし、1977 - ) - 日本の野球選手(外野手)、多村仁志の本名および旧登録名
- 千葉仁(まさし、1944年 - ) - 日本の剣道家
- 中谷仁(じん、1979年 - ) - 日本の野球選手(捕手)
- 松原仁 (じん、1956年 - ) - 日本の政治家
- 渡辺仁(じん、1887年 - 1973年) - 日本の建築家
- 曹仁(168年 - 223年) - 後漢末から三国時代にかけての武将。曹操の従弟
- 士仁(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての武将
- 蒋仁(1743年 - 1795年) - 清の篆刻家
架空のキャラクター
その他
- 仁 - 中国の道徳概念の一つ。思いやりや慈しみなどの人間愛のことで、孔子が重要視し、儒教で最も高い徳目とされている。
- JIN-仁- - 村上もとかの漫画
- 仁 - 植物の種子のこと、また種子の中の核のこと。例:杏仁
- 仁 - 生物学において、核小体の別名
- 仁 - 古代中国の長さの単位。1仁 = 8尺(7尺説もある)
漢字として
- 意味
- 親愛、和む、同情、恩恵、(人と通じて)人、温潤、果実の核、人としての徳、徳のある人。
- 〔説文解字・巻八〕には「親しむなり」とある。〔釈名・釈言語〕に「仁、忍なり。生を好み殺を惡む。善く含忍するなり」とある。
- 字形
- 字形については諸説ある。
- 人+二の会意説については、人と人が親しむから二に従うという説、二ではなく、人が敷物を敷いているところであるという説、点を重ねたもので複数の人を表す説がある。ほかに二を声符とする形声説、人を声符とする形声説がある。
- 音訓
- 音読みはジン(漢音)、ニン(呉音)、訓読みは、したしむ、いつくしむ、ひと。
- 名のりに、きみ・きむ・さと・さね・しのぶ・ただし・と・とよ・のり・ひさし・ひとし・ひろし・まさ・まさし・み・めぐみ・やすし・よし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 仁愛・仁育・仁王・仁恩・仁義・仁侠・仁者・仁弱・仁獣・仁心・仁人・仁政・仁智・仁道・仁風・仁勇
- 参考
- 仁の草書体が、平仮名のにの字のもとになった。
異体字
- 忎は、〔説文解字〕にある古文。
- 𡰥は、〔説文解字〕にある古文。ただ〔玉篇〕には夷の古文とある。
- 忈は、〔字彙〕に「古仁字」とある字。Unicodeにも異体とある。〔五音集韻〕には「親しむなり。仁愛なり」とある。JIS X 0212補助漢字。
関連項目
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