兄貴イベント徹夜組問題とは、2009年2月14日に秋葉原UDXで開催された「ワンホビ9」というイベントに徹夜で参加した
によって生じた数百人の集団が引き起こした問題である。mixiオフイベントによる徹夜組、一般参加徹夜組みを総称して徹夜組と呼ぶ場合もある。
徹夜禁止の公式声明の中徹夜を強行したmixiコミュ参加者・個人参加者・その他小規模オフ会参加者すべてのモラル欠如を内包した一連の問題を本項目で扱う。
概要
ビリー・ヘリントン氏が来日し、ゲスト出演する事を受けてmixi上のガチムチパンツレスリングコミュニティ内のイベントとして開催されたオフ会。当日はビリー氏のイベントに300枚の整理券が準備される事が発表されていた。
figma9公式特設HPにて当日の徹夜禁止の声明がなされていたが、前日昼頃よりUDX外の歩道に並ぶ不正行為が行われ、夜頃には数十人が列を形成していた。
mixiコミュ内ユーザー徹夜イベントは禁止声明を受けて先に撤回・削除し、近所食事施設等へ移動待機へ移行していたが、強行開催派の別ユーザにより再度イベントが組まれ、mixiユーザも数十人が徹夜参加した。他オフイベント参加者、個人参加集団等もこれに準じた形で徹夜待機に入りその数百人規模の待機列が形成される事態となった。
■補足:mixiの一部ユーザがUDXビル管理者に問い合わせ、「敷地内の徹夜待機禁止」も確認している。あくまでも敷地内での待機であり、敷地外での待機は千代田区(警察)の判断となる。
行列は前日13日21時頃から発生し、14日深夜3時の時点で整理券配布数を超えた300人以上が並ぶ事態となり、この時点で(ルール遵守のため)始発電車などで来場し並んだ面々は(一部徹夜者の整理券受け取り辞退を除いて)遂に整理券を得ることが適わず、
「ズルをしたものが得をする」最悪の結果となった。
徹夜待機に並んだ参加者
- mixi内ガチムチパンツレスリングコミュニティ内において、徹夜で参加をする旨のイベントトピックが立ち上がった。
(この時点では徹夜禁止の公式声明は出ていなかった事と、どこに列を作るべきかも結論は出ていなかった)。 - 2月11日頃、運営側より徹夜禁止の声明が出され、それを受けて一時的にmixiコミュのイベントは解散した。
- 別なユーザによって徹夜参加のイベントトピックが作られ、数十人の参加者が周辺飲食店に集まる事となった。
- 2月13日21時頃から個人参加者と思われる数十人の列が敷地外歩道橋部分に作られ始めたため、付近食事施設での待機参加組等も深夜にかけて行列に参加しはじめ、加速度的に人数が増していった。
- mixi内徹夜組参加者もこの事態を受けて付近食事施設等での待機を切り上げて深夜から並ぶ事となり、
最終的に始発電車時間以前の0時~5時前後の時間内で数百人の列が形成された。 - 始発電車や長距離バス等で到着した、いわゆる始発組がこの状態に激怒し、険悪な雰囲気となった。
- 結局、主催者(運営)が徹夜組に対してペナルティを課さなかったため、始発組はごくわずかな一部を除いてイベントに参加できなかった。
なお、一部掲示板でダフ屋行為を示唆する書き込みが見られたが、転売等の行為については報告されていない。
徹夜で並ぶという行為
イベント参加初心者やスポーツファンにはなじみがないかもしれないが、イベント時の整理券・チケット等を
入手する為の前日からの徹夜待機はモラル欠如・マナー違反とされるのが昨今は一般的となっている。
敷地内での徹夜待ちは周辺地域への迷惑や建造物侵入等の犯罪にあたる可能性があり、徹夜での長時間の
占拠は施設管理者から許可される事は少ない。
敷地外においても、管轄の警察などにより注意・解散を求められる場合もある。また、禁止通達にも関わらず徹夜を強行した集団には並び列の無効措置、指定した早朝時間からの参加者・始発電車等で来場した参加者の後ろに並ばされるなどペナルティが課される場合がある。
今回のイベント時には運営側は不正行為を行った集団に特にペナルティ等を発動せず、上述の「ズル特」となってしまい、徹夜組と運営側双方のモラルが問われている。
■補足2:2月14日当日22時30分、ニコニコ生放送開始時にて、figma運営側より「読みが甘かった」「来場数に対して会場が小さかった」「不手際があり申し訳なかった」と謝罪を行い、「今後は何が悪かったのか精査の上、適正な対処をしていきたい。すみませんでした」と謝罪放送を行った。
関連動画
不正に徹夜行為を行った彼らだが、特に悪びれる様子もなく、菓子類を食い散らかしたり、「しかたないねぇ」と言う様子だったが、動画内やyoutube板ガチムチパンツレスリングスレッドなどでは、概ね「だらしねぇな」という評価を受けている。
今後の課題
ヘリントン氏再来日時、およびニコニコ動画の他のイベントに対応するため、運営・参加者双方による
共通ルールの設置が強く待たれる。
関連項目
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