周とは、以下のことを表す。
国名
人名
周姓
周が秦に滅ぼされたとき、周の王室(姬姓)が周姓に改めたのが起源という。中華人民共和国で7番目に多い姓(2006年当時[1])。
- 周苛(? - 前204年) - 前漢初の武将
- 周昌(? - 前191年) - 前漢初の政治家
- 周亜夫(? - 前143年) - 前漢の武将。呉楚七国の乱の鎮圧に功績があった
- 周瑜 - 後漢末の武将
- 周昕(? - ?) - 後漢末の政治家
- 周泰(? - ?) - 後漢末の武将
- 周處(236年 - 297年) - 三国時代から西晋にかけての武将
- 周敦頤 - 北宋の儒学者。周瑜の子孫らしい
- 周樹人(魯迅、1881年 - 1936年) - 中国の作家
- 周駿(1884年 - 1923年) - 中華民国の軍人
- 周恩来(1898年 - 1976年) - 中国の政治家。周敦頤の子孫らしい
- 周煒良(1911年 - 1995年) - 中国の数学者
- 周小川(1948年 - ) - 中国の政治家
- 周富徳・周富安・周富輝 - 料理人
名前
- 杜周(? - 前94年) - 前漢の官僚。酷吏として知られる
- 藤沢周(しゅう、1959年 - ) - 日本の小説家
- 西周(あまね) - 日本の哲学者
- 森山周(まこと、1981年 - ) - 日本の野球選手(外野手)
- 風見周(めぐる、1976年 - ) - 日本のライトノベル作家
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- まわり、めぐる、あまねし、行き渡る、緻密、慌てる、親密、誠、(賙と通じて)救う。
- 〔説文解字・巻二〕に「密なり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文解字〕は用+口の会意とし、よく口を用いると密接、周到であると解説する。ほかに口を声符とする形声説、口ではなく囗に従うとする説がある。
- しかし甲骨文では田の各四角に点がある字形であり、金文になってその下に口を加えた字形が現れる。これを踏まえ、容器に金粒を置いた象形(葉玉森)、巡ることを表す字とする説、田にもの植える象形(郭沫若)、盾に彫飾を施したものに口を加えた会意(白川静)という説がある。
- 音訓
- 音読みはシュウ(漢音)、シュ(呉音)、ス(慣用音)、訓読みは、まわり、めぐる、あまねし。名のりに、いたる・かた・かぬ・かね・ただ・ちか・ちかし・なり・のり・ひろし・まこと、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 周を声符とする漢字に、凋、啁、婤、彫、淍、週、琱、禂、稠、賙、調、雕、鯛、䯾などがある。
- 語彙
- 周囲・周回・周期・周章・周知・周到・周年・周辺・周遊
異体字
関連項目
脚注
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