宮沢尊鷹(ミヤザワ ソンオウ)とは、猿渡哲也の漫画「タフ」シリーズの登場人物である。
我が名は概要
宮沢鬼龍と宮沢静虎の兄。故人。
灘神影流の習熟度は二人以上とも言われており、ゆくゆくは灘神影流の継承者になる男だった。その在り方は、静虎から「高潔」として憧れられている反面、鬼龍には「偽善」と吐き捨てられている。若くして亡くなったことで、鬼龍が悪の道へ転落する遠因となり、尊鷹に代わって静虎が灘神影流の当主を引き継ぐことになる。
が、実は奇跡的に生きていた。真相は「自分の技量を磨きたいので灘神影流を継ぎたくない。だから死んだことにしていた」というもの。酷くない?
静虎の高潔さと鬼龍の自由奔放さをそのまま足したような男、それが宮沢尊鷹である。
鬼龍同様、突然行方をくらませては突然帰ってくる。鬼龍の場合「また裏でよからぬことしてるんだろうな」と予想できるが尊鷹に至っては本当にどこで何しているのか予想がつかない。自由人や神出鬼没の風来坊といったところ。
一方で静虎とは違いテクノロジーに疎いわけではなく、スマートフォンを所持している他、龍継ではスマートウォッチも所持、さらにはタブレットPCの使い方を静虎にレクチャーしていた。
変装スキルが異様に高く、顔付きどころか体格まで変えることができる。
変装自体は鬼龍や静虎も行っていたり、宮沢熹一に至ってはアクション・スター志望だったりと、変装や演技は宮沢一族のたしなみなのかもしれない。
目元をマスクで覆い、”ハイパー・バトル”に君臨する王者”バトル・キング”として熹一や静虎たちの前に立ちふさがる。和解して以降は灘の一員として当主 熹一を支えていくことになる。
作中では「鷹兄(タカニイ)」や「スンオー」と呼ばれており、マネモブ読者からもこれらの愛称で呼ばれることがある。
「高校鉄拳伝タフ」での宮沢尊鷹
第425話という終盤になってその存在が語られる。
静虎曰く、一万人の裸男たちが襲い掛かるなか500m先の鳥居を目指す厄追い大祭をクリアするも、その祭りで鬼龍が腎臓を負傷。
急性腎不全となった寵愛する弟のため自らの腎臓を提供し移植手術は成功。一件落着かと思われたが、これにより鬼龍が「自分は尊鷹に生かされているという劣等感を抱きながら生き続けなければならない。これ以上の屈辱はない。」という、およそ常人には理解不能な歪んだ拗らせを発動し、彼から命がけの決闘を挑まれる。
橋の上での対決は実力差がありすぎたため文字通り鬼龍を子ども扱いし戒めるも、隙を突かれて橋から蹴り落とされる。これにより死亡したとのこと。
「TOUGH」での宮沢尊鷹
前述したように死亡したことになっていたが実は生きていた。
灘神影流継承者となることに興味がない尊鷹はこの状況を利用し里に復帰することはなく、自身の素性を隠して各地を放浪したすえ、毎年開催されるのにも関わらずW杯扱いされている総合格闘技の祭典「ハイパー・バトル」で優勝し“キング”の座に着く。
壁越しに鬼龍をぶっ飛ばしたりインディアンと生活したり、「許せなかった…熹一の本当の父親が鬼龍だなんて…」というあれはなんだったんだという迷台詞を吐いたりした後[1]は、他の灘のメンツと同じように幽玄真影流との戦いに巻き込まれていく。
「龍を継ぐ男」での宮沢尊鷹
静虎に依頼され、主人公 長岡龍星に修行を行う。ガルシアを巡って”血の謝肉祭(ブラッド・カーニバル)”に参加するが、ガルシア28号に左足を切断されてしまう。その後は一般的なヘラ状の義足を装着していたが、足を失ったことが枷となったのか苦戦するようになる(仮に五体満足でもGKドラゴンみたいな存在に勝てるわけないだろうが...)。
だが、エリア52にてゴア博士特別製の義足に換装しむしろパワーアップ。持ち前の空中戦法にさらに磨きがかかった。
鬼龍や静虎は「老い」を痛感しているのに、一回り年上の尊鷹は元気に飛び跳ねている。もはや仙人とかの類と言っても過言ではないのではないか。
戦闘能力
得意技は蹴撃という、高い滞空時間を持つノーモーションジャンプからのハイキック。
熹一は鬼龍がファントム・ジョーに喧嘩を売り敗北した際、「ワシ…ファントム・ジョーの正体に心当たりがあるんや バトル・キングこと宮沢尊鷹や」「この地球上で鬼龍を倒せる者はただ一人…尊鷹しかおらんのや」ということを言っているので、少なくとも熹一は尊鷹なら鬼龍に勝てると思っていることが窺える。
すいません 関連動画を観ている方が残酷になれるんです
”S(静画)”だ ”S(静画)”が正体を現すぞ
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- 宮沢鬼龍(弟)
- 宮沢静虎(弟)
- 宮沢熹一
- 長岡龍星(弟子)
- ”S”だ ”S”が正体を現すぞ
- お前にやられてこうなったんだ 満足か?
- TOUGH
- TOUGH 龍を継ぐ男
- 猿渡哲也
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脚注
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