岩本貴裕単語

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岩本貴裕（いわもと たかひろ、1986年4月18日-）とは、広島県出身の元プロ野球選手（内野手）である。

概要

広島生まれの広島育ち。高校も広島商業に進学。1年生からエースで4番を任され、3年生の夏に甲子園出場。
亜細亜大学で野手に転向。1年秋から4番を務め、4年通算で東都大学1部リーグ歴代単独4位となる16本塁打を記録。2008年ドラフトにて広島東洋カープから1位指名を受けて入団。背番号は10。

岩本の獲得にあたり、逆方向へ大きい打球を飛ばせる岩本のために、マツダスタジアムのレフトフェンスを当初の予定より低く設計し直したという。

プロ入り後

2009年は大卒ルーキーとして即戦力を期待されていたが、思うように調子が上がらず、コーチからも「技術というよりセンスだけで打っている感じ」と言われ二軍スタート。5月28日の対千葉ロッテマリーンズ戦で一軍初昇格＆初出場＆初スタメンとなり、1打席目で初ヒットを放つ。6月2日の対北海道日本ハムファイターズ戦にて左中間突破の2塁打を放ち初打点を記録するも、それ以降調子があがらず、一軍での本塁打0本でルーキーイヤーを終えた。ウェスタンでは出場したほぼ全試合で4番を務め、本塁打や打点等、中軸打者に求められる数字ではほとんどでリーグ2位の数字を残した。

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2010年は前年度の失敗を取り返すためと早くから始動し、沖縄自主トレにも参加し、東出輝裕に師事してバッティング技術の向上を模索する。開幕一軍は逃したが、二軍では好調を維持。昇格後すぐ再降格を食らった後に、T-岡田を参考にしたというノーステップ（すり足）打法にフォーム修正してから打撃開眼し、再昇格後の7月4日対横浜ベイスターズ戦（マツダ）でプロ初本塁打を放つ。その後、2試合連続本塁打も記録するなど、7月だけで6本の本塁打を放った。

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2012年、栗原健太、ニック・スタビノアの主砲が離脱した夏場には4番を努め、6月にはリーグトップとなる月間打率.397を記録した。しかし、7月以降は成績が下降線をたどり、ブラッド・エルドレッドの獲得もあって出場試合数は減った。

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2016年は打撃不振に悩まされ、クライマックスシリーズと日本シリーズに出場することはなかった。

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2019年は4月に代打で1打席立ったのみに終わり、オフに戦力外通告を受け、現役引退。

引退後

2020年から広島の一軍スコアラーに就任した。

その他

プロ生活11年間、一軍公式戦で1度も死球を受けることなく引退。
プロ入りから986打席無死球は、同じく死球なしで引退した田中秀太の1023打席に次ぐプロ野球史上2番目の記録である。 

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
広島	応援歌のピコカキコ一覧#386	9653

成績

年度別打撃成績

年度	所属	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2009年	広島	14	33	33	1	5	1	0	0	1	0	0	0	0	0	12	0	.152	.152
2010年		61	220	212	29	55	7	1	14	36	0	1	1	6	0	57	4	.259	.279
2011年		60	193	179	12	40	7	1	3	15	0	3	3	8	0	43	4	.223	.253
2012年		71	242	239	21	64	15	0	6	27	1	1	0	2	0	43	5	.268	.274
2013年		82	152	145	9	37	7	0	5	24	0	0	2	5	0	33	3	.255	.276
2014年		39	55	52	5	10	0	1	2	10	0	0	1	2	0	10	3	.192	.218
2015年		7	10	10	1	3	1	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.300	.300
2016年		27	22	21	2	7	2	1	0	5	0	0	0	1	0	8	0	.333	.364
2017年		33	50	48	5	18	4	0	1	13	0	1	0	1	0	15	2	.375	.388
2018年		10	8	7	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	2	0	.143	.250
2019年		1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
NPB:11年		405	986	947	85	240	44	4	31	131	1	6	7	26	0	225	21	.253	.271

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2008年度新人選手選択会議
• 広島東洋カープ