東仙要(とうせん かなめ)とは、漫画「BLEACH」の登場人物である。
概要
護廷十三隊九番隊の隊長。しかし後に離反し藍染惣右介の下につく。
ドレッドヘアとゴーグルをつけた色黒で細身の男。
生来の盲目であるが斬術でも隊長格としての高い技量を見せる。
正義であることに強いこだわりを持っており、自らの進む道こそがもっとも血に染まない道であると言い切っている。
しかし彼はかつて慕っていた女性が夫である死神に酔った末に斬り殺されさらにその夫が放免されたことで死神そのものに強い憎しみを抱いていた。護廷隊への入隊も死神達への復讐を果たすためであり、藍染の下でその正義と呼ぶ復讐をなそうとする過程で彼を慕う部下も友も全て捨てた挙句無関係なものにまで大きすぎる犠牲を強いようとしていた。
まさに坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、手段と目的の入れ替わりである。
精霊邸通信という精霊邸内で死神に配布される本の編集長を務めていたが、彼の離反後は檜佐木修兵が引き継いだ。檜佐木いわく東仙は他人にものを頼まない人物で実際に代行した檜佐木にとっては想像以上に大変な作業であるとのこと。単に他人を信用していなかったとか独善的な編集作業をしていただけの可能性もあるが。
かつては九番隊で六車拳西の下についていたがその頃から藍染と通じていた=死神への復讐のために暗躍していた。
斬魄刀
名は清虫(すずむし)、解号は"鳴け"。音波を発して攻撃することができる。
卍解は卍解という単語記事に彼のものも詳しく書かれているのでそちらを参照のこと。
後に虚化と帰刃を可能としていたことが判明。帰刃名は狂枷蟋蟀(グリジャル・グリージョ)、解号は"清虫百式"。蝿の化け物となりやはり音波を発して攻撃する。
帰刃状態では目が見えるようになる。初めてものが見えるようになったと思しき描写であったがその割には物の認識能力がやけに高い上に美的感覚まで働いていた。やっぱり事前に試していたんだろうか。
ただ、死神と虚(破面)の持つ斬魄刀はその成り立ちが根本的に違うはずなのだが、どういう理屈で通常の解放と帰刃の両方が行えるのかは特に説明されていない。
作中での活躍
尸魂界篇
暴走を始めた十一番隊を止めるため狛村、射場、檜佐木と共に出陣し自身は更木剣八の相手を請け負う。しかし卍解までを使うも彼の尋常ならざる戦闘力の前に敗れる。その後、藍染と共に一連の事件を仕組んだ裏切り者であることが判明。本性を現し離反者としての活動を開始する。
破面篇
藍染の部下として現世での決戦に出陣。
狛村と檜佐木との対決に敗北するがその戦いを経て二人と互いを分かり合うことができた。
しかしその直後に血しぶきをあげて亡くなっている。先の戦いで致命傷を負っていたからではなく藍染の何らかの手によって始末されたようだ。憶測であるのは何が起きたのかがはっきりと描かれていない特殊な演出であるためで、何かを飛ばされたのかもしれないし何かを仕掛けられていたからかもしれないがその辺がはっきりしないのである。
千年血戦篇
過去の描写で再登場。約20年前に黒崎一護の運命を決定付ける出来事に間接的に関与していたことが判明。
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関連項目
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