概要
孫権の子飼いの将で、「酒のツケは出世して返す」と豪語するほどの豪胆な性格の持ち主。
彼の率いる部隊は統率が成されており、兵数以上の働きを見せる部隊として名をはせた。
関羽の討伐戦や夷陵の戦いや魏との最前線で功績を上げ、孫権が皇帝になると右将軍に出世した。
また、市場監視の任に厳粛な態度で赴き、彼が治める市場は不正がまかり通る事はなかったという。
強欲家
若い頃の貧乏な境遇が彼の強欲な性格を作り上げたと言っても過言ではない。
潘璋「お前、いいもんもんじゃんじゃん」や「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」と言ったかどうかはさておき、富んだ役人や部下に罪を着せて処罰し、金品を召し上げる事を数度となく繰り返した悪行が歴史書に記録されている。
それを見た他の役人には度々上奏されたが、上記の功績(と彼が孫権自らの部下である事)から孫権は処罰をためらった。
呉は豪族が連なる政権のため皇帝直属の部下は少なかった故に、彼ほどの功績のある部下の悪行をいなせなかった背景がうかがえる。
また、息子の潘平も素行不良で知られていたが、こちらはそれを理由に会稽郡へと遠ざけられた。
神殺しの天罰?
上記のように彼は関羽を斬った将として有名である。
後に関羽の人気が神格化されるまでになるにつれて、関羽を討伐した潘璋に対する怒りは爆発していった。その結果がのちのエンターテイメント、三国志演義での彼の末路である。
関羽討伐のあと彼は関羽の武器「青龍偃月刀」を褒美として貰い、その後の戦闘では青龍偃月刀を獲物として持っていった。それが目印となり関羽の息子である関興に切りかかられ、なぜか出現した関羽の亡霊にひるんだスキに殺されてしまうのであった。
関羽ファンの「ざまあww」という声が聞こえてきそうだがもちろんフィクションである。
漫画・ゲーム等の潘璋
コーエー「三國志」シリーズ
シリーズ通して武力重視の性能。三國志11では知力も70あり使える将。
特技は史実よろしく「捕縛」を持つ。撃破した武将を必ず捕らえられるという便利な代物だが、ゲームでの関羽はたいてい赤兎馬を持っているのでまず逃げられてしまうのであった。
セガ「三国志大戦」シリーズ
1コストのスペック要員。要するにモブ扱いである。
伏兵を持っている上に武力3と高めのスペックのため、呉のみで組んだ場合は入れられることも多い。計略「強化戦法」は武力が上がるだけ。低武力を強化した所であまり目当てにできるものではないため、完全にお飾りだ。
開幕で派手に登場するが、直後に袋叩きにあって撤退していく様が多く見られるため「出落ちの潘璋」とあだ名されている。
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関連項目
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