美琴椿とは、漫画「魔法少女すずね☆マギカ」の登場人物である。
概要
ここから先は、『魔法少女すずね☆マギカ』のネタバレ成分を多く含んでいます。 続きを読みたい方はスクロールをしてください。 |
作中では故人であり、回想でのみの登場となる。本作品のキーキャラクターである。
かつて鈴音と一緒に魔女を退治していた魔法少女であった。魔法少女服は着物。
鈴音が家族と共に魔女結界に紛れ込んでしまい、家族が魔女に殺害された後に出会った。
立ち尽くしていた鈴音を家族として引き取り、育てることとなった。
また日向家で住み込みで働き、華々莉・茉莉姉妹の母親のような存在でもあった。
椿は魔法の力で人を傷つけたことがあり、また鈴音と同じく魔女によって両親を殺され孤児になっていた。
そのため鈴音を特に気にかけており、彼女のために住み込みの仕事をやめようとしていた。
辞める意向を日向姉妹の父親に伝えたとき、強く引き留められる一幕があった。
正式にやめる直前にグリーフシードを優先的に鈴音に使っていたこともあり、ついに魔女化してしまった。
鈴音は魔女化ツバキを倒さざるをえず、作中で鈴音が使用していた能力はこの時に椿の能力をコピーしたものである。
そして死亡前に日向姉妹に正式に辞めることが伝えられず、禍根を残す結果となってしまった。
椿は亡くなった親類の名前をお守りにいれることで、「ずっと忘れずに一緒にいられる」というおまじないをしていた。
現在の鈴音の持っているお守りは椿の物であり、その想いは鈴音に引き継がれている。
彼女の魔法少女になった時の願いは「家族を焼殺した魔女を倒す力が欲しい」である。
※ちなみにこの時点で魔女の名前は作中では明らかにされていないが、後に『マギアレコード』にて椿のドッペルである「仇討ちのドッペル」が実装された際に、解説文で「仇討ちのドッペル その姿は、鳥居。」とある事から、魔女とドッペルの対応関係の法則に基づけば、「鳥居の魔女。その性質は、仇討ち。」と言う事になる。真名の「CARMEN」の由来はオペラの演劇であるカルメンと椿の学名でありカメリアからか。
技
主要武器は炎で掌から放出する。一応刀も所持しているが作中では使用していない。
余談
年齢は成長後の鈴音と同じくらいを想定していたが、保護的存在にしたかったので20歳前後くらいに考えなおした。
また椿の花言葉は「慎み深い」「控えめな優しさ」「誇り」「気どらない優美さ」「謙虚な美徳」などである。
西洋での花言葉も「あなたは私の胸の中で炎のように輝く[1]」と作中での位置づけと一致している。
過去について
漫画本編中では椿の過去に関しては明かされてなかったが、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』において椿が実装されるにあたり、魔法少女ストーリーにおいて初めてその過去が明かされることになった。
幼い頃、童唄を歌う魔女によって両親を殺された椿は、後にその仇を討つことを願って契約、魔法少女となった。身寄りがなくなった椿は中1の頃、サザンカという街に住む遠縁である柳頼子に引き取られた。一回り上の頼子は主婦として優しく、そして剣道場の師範として厳しく椿の面倒を見た。椿は最初生意気で頼子のことを親とみなそうとしなかったが、頼子の世話や礼儀指導もあり「師匠(せんせい)」と慕うようになり、指導の影響もあってか普段から丁寧な口調を使うようになったという。
ところがである。ある日のこと、仇である魔女を見つけた。同じ剣道場に通う、頼子の弟子としても魔法少女としても親友かつライバルだった霞壱華とともに倒そうとするが、圧倒的な力で押されてしまう。その時に「娘」のことを案じて駆けつけた頼子も魔女の結界に入り込んでしまい、そしてそのまま殺されてしまった。椿は仇を前に精神的余裕がなく、焦りの余り周りを見ることができず頼子をみすみす殺させてしまったと悔いが残っている。
こうした境遇もあり、同様に身寄りがなかった鈴音を引き取るようになったと椿は語っている。また、お守り自体も頼子から教わった「おまじない」であることも明かされている。
関連項目
魔法少女すずね☆マギカ | |
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魔法少女 | 天乃鈴音 - 奏遥香 - 日向茉莉 - 詩音千里 成見亜里紗 - 美琴椿 - 日向華々莉 |
脚注
親記事
子記事
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兄弟記事
- 1
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