僕の情熱は、君の剣とともに―――ライド!
《青天の騎士 アルトマイル》!!
《青天の騎士 アルトマイル》とは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」に登場するユニット(カード)である。
この項目では、同じカテゴリに属する関連ユニット《飛天の聖騎士 アルトマイル》に関しても記載する。
スペック
ノーマルユニット
クラン:ロイヤルパラディン 種族:ヒューマン
グレード:3 パワー:11000 クリティカル:1 シールド:なし
能力:永【V】【GB(2)】(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが2枚以上で有効):あなたのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000。
自【V】:[【CB(1)】] あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの手札から2枚まで選び、別々の(R)にコールし、あなたのユニットを2枚まで選び、そのターン中、パワー+5000。
神聖国家第一正規軍“ロイヤルパラディン”の精鋭騎士。「聖騎士ガブレード」の伝説が残る国境付近の街で生まれ育った平民の出身だが、類稀なる剣の腕と熱意を認められ、若き日より正式な騎士として国に勤めてきた。その後、数多くの武勲を上げ、現在は国内屈指の実力を誇る猛者と謳われている。国境に危機が迫っているという報告が王都に届いた時、彼は同郷の騎士と同行者を募り、自ら国境防衛の遠征へと向かった。彼は誓った。国も故郷も、全て守る、と。生涯をかけてこの地を守り通した、偉大な聖騎士のように。
「簡単だ。 自分の可能性を信じればいい。」
概要
トライアルデッキG「明星の聖剣士」で収録されたグレード3の目玉ユニット。
同トライアルデッキより変更された仕様については、同時発売のトライアルデッキの目玉である《クロノジェット・ドラゴン》の記事を参照のこと。
Gユニットに超越した時の超越ボーナスは、カウンターブラスト1で2体のユニットのパワーを+5000する効果。
それにより高いパワーで相手を攻めたてることができる。
アタックのヒットした時の効果を発動しやすくなる上に、相手がガードする時により多くの手札を要求するパワーアップ効果は単純に使いやすい。この手の効果は、パワーを与える対象がいなくなることで十分な効果を発揮しづらい場面が多かったが、このカードの場合はパワーアップ直前に手札から2体までをスペリオルコールできる能力を持つため、「パワーアップ対象を全て除去されて十分な効果を発揮できない」という事態を回避することができる。
ちなみにこのスペリオルコーカは「0枚スペリオルコールする」という選択肢を選ぶことにより、スペリオルコールせずパワーアップだけを行うことも勿論可能である。
そして、ジェネレーションブレイク2が有効化すれば、前列のユニットがノーコストで常時パワー+5000される。永続効果の為コストを必要とせず、自身を含めた前列リアガードが常時高パワーでアタックができるのもそうだが、バトルフェイズ中に何らかの効果で前列にカードをスペリオルコールした場合、そのユニットもパワーが上昇する。グレード2のスペリオルコール手段に特化した超越軸ロイヤルパラディンの方向性に合致したカードだが、Gユニットに超越している間は適用されないので注意が必要。
全体的に、癖がなく扱いやすい効果といえる。
「アルトマイル」名称は専用サポートがいくつか出ているため名称寄りのデッキ構築も可能だが、《探索者 シングセイバー・ドラゴン》などの強力なユニットのサブヴァンガードとして起用するのも悪くない。《月桂の騎士 シシルス》の効果でサーチができるのも、安定したライドを支えている。
《飛天の聖騎士 アルトマイル》
飛翔無限! 新たなる未来をこの手に!
ストライドジェネレーション!
《飛天の聖騎士 アルトマイル》ッ!!
Gユニット
クラン:ロイヤルパラディン 種族:ヒューマン
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル:1 シールド:なし
能力:【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自:[あなたのGゾーンから裏の「飛天の聖騎士 アルトマイル」を1枚選び、表にする] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、そのターン中、このユニットは『永【V】:あなたの前列のユニットすべてのパワー+3000。』を得る。さらに、あなたのGゾーンの表のカードが2枚以上なら、あなたの山札からグレード2のカードを1枚まで探し、(R)にコールし、その山札をシャッフルし、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。
概要
ブースターパックG4弾「討神魂撃」で収録された、「アルトマイル」の未来の姿であるGユニット。
《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》などと同じく、Gペルソナブラストでありながら初回の超越で問題なく使用可能な効果になっている。
超越時と発動タイミングが限定されているが、カウンターブラストもソウルブラストもないGペルソナブラストのみで、永続的に前列のユニットがパワーアップする効果が加わる。これにより、自身のパワーも+3000され、実質ハーツのパワー+18000が単独パワーとなる。
しかし、3000という数値はシールド1枚分に届かず、場合によっては効果が無駄になる場合もある。そのため、基本的には2回目の超越時以降に効果を使用したい。
既にGゾーンに表のGユニットが存在する場合にこのカードの効果を使用した場合、山札からグレード2を1体スペリオルコールした上でパワーアップができる。
単純に1枚のユニットを増やすことで超越の損失を補い、パワーアップまでできる。
自身の効果に加えるとパワー+8000であり、パワー8000のグレード2をスペリオルコールしただけでもパワー16000に到達、パワー11000のヴァンガードにシールド10000を要求できる。
これが例えば《沈黙の騎士 ギャラティン》などのパワー10000バニラだとしたらパワー18000でパワー13000相手に同様のシールドを要求でき、パワー11000以上でアタックできるユニットであれば一般的なパワー9000のリアガードに15000シールドすら要求できる。
これだけでも非常に大きな数値だが、登場時にさらにアドバンテージを稼ぐユニットを呼び出せば状況をさらに好転させることができる。たとえば「ブラスター・ブレード」シリーズを呼び出すことで相手ユニットを退却させることができ、《スターライト・ヴァイオリニスト》や《宝石騎士 そーどみー》などを呼び出した場合はさらに山札からユニットを引きずり出すことが可能。
《ナイト・オブ・ツインソード》や《光の剣士 アーメス》ならばバトル中にグレード2を呼び出すことで連続攻撃ができ、この場合単体ではグレード3のリアガードに届かないパワーも永続+3000効果で単独ヒットが可能なラインに引き上げることが可能である。
コストがこれらと競合しない為、少なからずコストがかかるカードでも問題なく運用できるのもポイント。
また、《てっくがる》を後列にスペリオルコールした場合、パワー+3000の永続効果の対象からは外れるが、パワー+13000での実質的なブーストが可能なので覚えておきたい。
このカードは「アルトマイル」名称を持つが、効果自体は「アルトマイル」を全く要求せず、あらゆるロイヤルパラディンで使用可能。そのため、グレード3の「アルトマイル」がなくとも「アルトマイル」サポートの一部が有効化できる。
たとえば《変革の騎士 ピール》を後列に置いておけば、グレード2が呼び出されるたびに延々パワーアップが可能であり、さらなる展開が可能な《風雅の騎士 ベニゼール》を利用することもできる。
メディアミックスにおける活躍
アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」で綺場シオンが使用する彼の分身たるユニット。漫画版「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドジェネレーション」においても同様。
シオンとアルトマイルの出会いについては、単語記事「シオる」にある通り、他者から求められたものではなく、偶然から自分で選択したもの。その演出の為か、彼は全てのファイトでこのカードにライドしている。
このカードに触れた時、店員の口からこのカードの設定が語られており、シオンのイメージでアルトマイルから投げかけられた言葉が、アルトマイルのフレイバー・テキストである。なお、この時の声は「シオンと同じく」榎木淳弥が担当している。
このカードの効果が初めて使用されたのは、遅れに遅れて第31話「シオンvs東雲ショウマ」。
いずれも超越ボーナスが使用されており、2回パワーアップ効果を適用したが、スペリオルコールは1回目のみ行われている。
攻撃名は「スカイノーブルスラスト」。
そして、困難を乗り越え、自分のやりたい事に真っ直ぐ打ち込むシオンの姿に、執事の岩倉は餞別として《飛天の聖騎士 アルトマイル》を託す。彼曰く、ここで自分が渡さなくてもいずれ手にしていたらしいが―――。
これが登場したのは、第42話のスペシャルマッチ「シオンvsショウマ(2戦目)」。この時は《クロノドラゴン・ネクステージ》や《夢紡ぐラナンキュラス アーシャ》と同じ演出が成され、真っ暗闇のフィールドが太陽のような暖かな光に灯されるという演出が成された。
土壇場の9ターン目で超越し、全ての効果が有効化。《ナイト・オブ・ツインソード》をスペリオルコールしてから、怒涛のスペリオルコール連鎖で《変革の騎士 ピール》の効果を何度も有効化。全ユニットが莫大な火力を得た末に、このカードの一撃がフィニッシャーとなり見事勝敗を決した。
G2期「ギアースクライシス編」でもシオンは変わらず「アルトマイル」を愛用。Gクエストの最中、心境の変化により超越口上も変化。「アルトマイル」専用かつ《飛天の聖騎士 アルトマイル》を参照する新たな切り札《天元超克 アルトマイル》も投入している。
また、漫画「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドジェネレーション」の「綺場シオンvs綾戸リク」において綾戸リクも《青天の騎士 アルトマイル》を使用。ヴァンガード史上でも稀に見る、クランはおろか、同じG3ヴァンガード同士のミラーマッチと相成った。ただし、シオンが「アルトマイル」一本に対し、リクのデッキ自体は「宝石騎士」との混成。
関連動画
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガードG/カードファイト!! ヴァンガード
- カードファイト!! ヴァンガードのユニット一覧
- ロイヤルパラディン
- Gユニット
- 綺場シオン(使用者)
- 榎木淳弥
- シオる
- クロノジェット・ドラゴン/クロノドラゴン・ネクステージ
- ラナンキュラスの花乙女 アーシャ/夢紡ぐラナンキュラス アーシャ
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