クロノドラゴン・ネクステージ単語

クロノドラゴンネクステージ

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今こそ輝け我が未来、その可能性！！
ストライド・ジェネレーション！
《クロノドラゴン・ネクステージ》！！

《クロノドラゴン・ネクステージ》とは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」に登場するユニット（カード）である。

スペック

Gユニット
クラン：ギアクロニクル 種族：ギアドラゴン
グレード：4 パワー：+15000 クリティカル：1 シールド：なし
効果：【超越】（お互いのヴァンガードがグレード３以上で解放！） - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が３以上になるように１枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】【GB(2)】（あなたの(V)かＧゾーンに表のＧユニットが２枚以上で有効）：[【CB(1)】，あなたのＧゾーンから裏の「クロノドラゴン・ネクステージ」を１枚選び、表にする，あなたの手札から３枚選び、捨てる] このユニットがヴァンガードにアタックしたバトルの終了時、あなたのカード名に「クロノジェット・ドラゴン」を含むハーツカードがあるなら、コストを払ってよい。払ったら、このユニットをＧゾーンに表で置き、あなたのヴァンガードを１枚選び、【スタンド】する。

「超越共鳴（ストライド・フュージョン）」によって、未来の自身の力を纏った「クロノジェット・ドラゴン」の姿。
存在自体がクレイの時空に干渉するほど力を持つため、必要以上の行動は極力避けていたが、原則不干渉であるはずの時空を己の欲望のままに乱す「クラレットソード・ドラゴン」の暴挙を見過ごすことはできず、未来から力を借り受けた真の姿「ネクステージ」を解放する。
未来とは１人に対して数千数万以上の無限の可能性があるもの。「超越共鳴」を使いこなせる彼は、その未来の数だけ様々な姿を纏うことが可能なはずだが、今は頑なに「ネクステージ」という確かなひとつの未来に固執している。
己の可能性を自ら狭めている彼の目に、奇跡という無限の可能性を見せた騎士と少女はどう映ったのだろうか。

「行こう……更なる高みへ。」

概要

ブースターパックG4弾「討神魂撃」で収録された、最高レアリティ「ジェネレーションレア」に属するカードである。
にも関わらずＧペルソナブラスト効果持ちである＝複数枚必要不可欠なため、非常に高価。
同パックにはジェネレーションレアを詰め込んだ「シークレットパック」が存在し、勿論それにも収録されているが、高価なのには変わりなく、そもそも後述の通り最高レアリティにも関わらず複数枚を要求するため、商法に対する批判の声が少なからず上がっており、1年近く後に登場したギアクロニクルのクランブースター「運命の歯車」において《創世竜アムネスティ・メサイア》同様の低封入率のR仕様と稀に存在する「SPクランパック」のクロノ仕様におけるGR 仕様という二つの方式で再録されることに。

Gユニットがジェネレーションブレイクを持つが、これは自身を含めた規定枚数が表になっていないと効果の発動コストが払えない。この仕様のカードは同パック収録のGユニットで初めて採用されたものである。
《神聖竜セイントブロー・ドラゴン》などは表のカードがなくとも不完全ながら効果を使用できるが、このカードの場合は完全に２回目以降でなければ効果を発揮できない。
さらにこのカードは、ハーツが《クロノジェット・ドラゴン》でなければ一切の効果を発揮できない（名称に該当するカードがそれしかない）為、安定したいならば各種「クロノジェット」サポートの利用は不可欠となる。
しかし、その遅さと高価さを加味しても効果自体は魅力的である。

その能力は超越版《探索者シングセイバー・ドラゴン》といったところ。
スペリオルライドですらないが、ドライブチェックで得た手札と同数のカードを捨てることでヴァンガードが交代し、実質のVスタンド状態になる。
このカードの場合１ターンに複数回使用できないが、Gユニットの高火力＋トリプルドライブチェックの後で、追撃で《クロノジェット・ドラゴン》の効果が有効になった状態―――つまるところ、ガード制限を持った攻撃を飛ばすことができる。
ただでさえVスタンドは強力であるが、その上二つのアタックの質が高いため、あと１ダメージを与えれば勝ちという場面では猛威を振るうだろう。
相手からすればガード制限を見越し、基本的にはこのカードの攻撃に完全ガードを使用し、あとは気合でガードするしかなくなっていたが、Gガーディアンの登場により全盛期より遥かに防ぎやすくなった。
弱点としては、ヴァンガードが変化するためトリガーを《クロノジェット・ドラゴン》に継承できなくなる。トリガーを有効化したいならリアガードを置いておくしかない。
たとえばヴァンガード裏にブースターを配置し、トリガーを振った、その後の《クロノジェット・ドラゴン》のパワーが高くなる。
リアガード前列の《スチームナイトプズル・イリ》にトリガーを乗せた場合、ガードにグレード0を使用できなくなるため、２枚目の完全ガードやヒールトリガーを所持していなければヒットあるいは莫大な手札消費を望むことができる。この場合、クリティカルトリガーが出た場合も決して無駄にならない。
注意点としては、効果コスト３枚に超越コスト最低１枚と４枚以上の手札を使用するが、ドライブチェックで入ってくる手札は３枚。その後のツインドライブで＋２されるが、通常のアタックをした時よりも手札総数が１枚減っている。
フィニッシャーとしての運用ならば特に問題はないが。

余談だが、決着は基本フォームでつけるというシチュエーションはバトル物では王道のものである。
デザインの時点でそれを意識していたかは不明。

メディアミックスでの活躍

初出は伊藤彰氏の執筆した漫画版「カードファイト!! ヴァンガードG」。
新田シンとのファイトで新導クロノが使用。効果は不明だったが、その超越したターンに見事フィニッシャーとなった。
この時は最初にカードを発見した際組みこまれていた模様。

その後、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」でも逆輸入する形でクロノが使用。
伊吹コウジからハイメ・アルカラスを通してクロノに贈られたカードのうち一枚。クロノに届く謎のカードの送り主が初めて公開されたシーンであるが、ハイメはこのことをクロノには伝えていない。
クロノの分身の進化した姿であるためか、超越時のバンクが他と異なり、周囲の光景が砕け虹色の光が広がる。これは同じく使用者の分身の進化態である《飛天の聖騎士アルトマイル》と《夢紡ぐラナンキュラスアーシャ》も同様であり、高いイメージ力「ストライドフォース」が検出されている。このカードの場合、「ディペンドカード」の研究資材が停止しているにも関わらず勝手に資材が再起動するという事態を引き起こした。
初使用はユナイテッド・サンクチュアリ支部職員「ドッグトレーナー」の一員である堂島とのファイト。この時は効果は使用されずフィニッシャーとなった。状況的にも、Gユニットとガード制限アタックの両方を守りきれないと判断すれば妥当か。
その後、第40話の「クロノ vs 大山リュウタロウ（２戦目）」においても使用。スキル使用タイミング直前でファイトは中断と相成ったが、このカードの攻撃が完全ガードで封じられてもまだ諦めないクロノの様子と、手札を抱えていた様子から、Vスタンド効果かそれと類似した効果ではないかと推測されていた。
効果が初めて使用されたのは、第44話の「クロノ vs 明日川タイヨウ（３戦目）」。このカードの攻撃自体は通常のガードで防がれたが、再度の猛攻で守りきることが出来ず、交代した《クロノジェット・ドラゴン》が勝利を導くことになった。
その後、「ギアースクライシス編」序盤に至るまで殆どの場面でこのカードを使用していたが、ズー支部のGクエストでDAIGOと対峙した際、彼の言葉で自分の視野が狭まっていることに気づいたクロノは、ギアースクライシス編で初めてこのカードを使用せず勝利をもぎ取っている。奇しくも、ネクステージを使うのが当たり前になっていたクロノの姿は、ネクステージに固執する先述のユニット設定と重複する。

しかし、「ストライドゲート編」においてクロノジェット関連ユニットである《クロノ・ドラン》が明神リューズに奪われた際、このカードも絵柄やテキストが消滅、使用不可能になる。
しかしクロノは十二支刻獣を取り戻せば再びこれらのカードが使用可能になると踏み、前向きに進んでいる。

アニメでは《クロノジェット・ドラゴン》からこのカードに進化する演出が多い。アニメにおける攻撃名は「超然撃破」。ヴァンガード定番となりつつある肩ビームを含めた攻撃である。
漫画版でも攻撃方法は同じだが、攻撃名が「超次元（時限）咆吼」となっている。

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