鶴橋とは、大阪市生野区と天王寺区に跨る地域の名前。
JR・近鉄の鶴橋駅を中心とした一帯を指す。
概要
戦前から形成されているいわゆるコリアタウン。在日韓国人・朝鮮人の割合が高く、日本最大規模である。
鶴橋駅周辺には韓国人・朝鮮人の露店が建ち並ぶ。
住民の帰国や日本への帰化などが進み、その人数は減少傾向にあるが、後述の観光地化もあってコリアタウンそのものは徐々に広がりを見せている。
このコリアタウンは、環状線で隣の駅であるJR桃谷駅方面にまで広がっており、特に鶴橋駅と桃谷駅のは『大阪生野コリアンタウン』と呼ばれ、朝鮮風天楼閣を構えている。
渋谷・原宿に似た雰囲気を放つソウルの繁華街や東のコリアタウン・新大久保と比べて、こちらの方がむしろ異国情緒は濃い。
現在では韓流ブームの発生などに合わせて徐々に観光地と化している。
殆どこのエリアは韓国であると言ってよいほど韓国人・朝鮮人の割合は高く、事実、生野区住民の16%が彼ら・彼女らである。
以上の性質から、在特会などの団体のデモの会場となることが多い。
著名な出身者として和田アキ子がいる。
韓国料理激戦区
キムチをはじめとする韓国からの輸入品が溢れる鶴橋だが、韓国料理店の激戦区でもある。
まずは何といっても焼肉店であるが、その密集率たるや国内では及ぶところがない。
駅から降りればどこを向いても焼肉店の看板が眼に入るし、何よりかきいれ時には鶴橋駅には焼肉で出た煙のもやと香りがたちこめ、そして停車した電車のドアが開いただけでも車内にタレの匂いが漂ってくるほどである。
1つのビルに数店舗入っていることも珍しくない。
また、冷麺・ビビンバの店も至る所に出店している。
観光地化に合わせて店同士の競争が激しくなっており、新規オープンと閉店の頻度が上がっている。
一部では、日本人好み(あるいは現地の韓国人・朝鮮人の好み)に合わせてある為か本場のものよりおいしいという話もある。
もっとも、安かろう悪かろうな店から、旨いが店内が汚い店まで多種多様であり、場合によっては日本語より韓国語をメインで使っているような店もあるため、素人目にはどれに入ればいいのかわからないことが多い。
街を歩いているだけでも上着に匂いがつくという噂もある。実際は、それほどの長時間ここを歩いていると鼻が慣れるため、匂いがついたのかどうかをその場で判別することは出来ない。
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関連項目
大阪市内の主な地名 |
梅田(大阪府)|中之島|新大阪|京橋|難波|心斎橋|天王寺 日本橋(大阪府)|鶴橋|新世界|あいりん地区| |
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