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エムエスックスゼロ

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MSX0とは、2020年代に提唱されたIoT機器に対応したマイコンモジュールに搭載されるエミュレータ及び、ハードウェアの共通規格である。
特定非営利活動法人 IoT メディアラボラトリーが研究・開発。

概要

　MSXは西和彦が1983年に提唱した８ビットパソコンの共通規格。
2020年から構想された3つの新たな規格、第三世代MSXの第一弾がMSX0になる。
MSX0はIoTを定義する「エッジ」「インターネットコネクション」「クラウド」の3要素を従来のMSXに取り入れているのが特徴。

"西氏： IoTを定義する要素は3つあって、1つは機械ですよね。エッジって言ってますけど、エッジはコンピューターとセンサーに分かれるわけですね。それから、2つめがインターネットコネクションで、これは色々ある。Wi-Fiもあるし、Bluetoothもあるし、それからLTEもあるし、そのLoRaWanもあるし、PoEもある。そのインターネットに繋がんなきゃいけないってことですよね。あと、3つ目はクラウドです。ユビキタスの場合はクラウドがなかった。"

　MSX0には、IoT機器に組み込まれて使うタイプと、
MSX・MSX2・MSX2+・MSX turboR・1ch ip MSXの本体に差し込むカートリッジタイプがある。

組み込み型
・MSX0 Stack
　M 5Stack社の小型マイコンモジュール『M5 Stack Core2』のOEM。
マイクロコントローラESP32‑D0WD-V3を搭載。
54×54×16mmのサイズにタッチスクリーンの320×240ドット2インチ液晶や6軸センサー、振動モーター、マイク等が搭載されている。
（上記は『M 5Stack Core2』の仕様で、6軸センサーやマイク等はMSX0 Stack基本セットではM5 Stack電池モジュール『MSX0 M5GO Battery Bot tom2』に含まれるので注意）
基本セット（29,999円）は以下の通り。

　M5 Stack Core2(底筐体、電池、マイク、IMU無し)にM5 Faces II V1.1ボトムベース、簡易キーボードパネル、ゲームパッドパネル、電池モジュール。充電ベースなどの基本モジュール。
MicroSDカードスロットが上側になり、M5 FacesIIに本体とキーボードを装着した状態でもカードを交換できる様に従来品のM5 Stackから改良されている。(試作機では未対応)
基本モジュールは『MSX ブルー』と呼ばれるスケルトン仕様。

Groveセンサーキット10個。
各Groveセンサーに付属するQRコードをスマートフォンで読み込ませ、プラグ＆プレイ（周辺機器などを接続すると自動的に必要なソフトウェアが組み込まれ、利用できるようになる仕組み）対応。

IoTに対応し拡張された、MSX-BASIC インタープリタ、MSX-BASIC コンパイラ、MSX-DOS、MSX-C、MSX-Cライブラリ、
MSX2+まで対応しているMSX エミュレータ。
日本仕様は漢字 ROMと漢字 BASICを標準搭載。
Windowsに対応したリモートデスクトップとコントロールパネル。Android、Mac、Linux版は開発中。
（IoT メディアラボラトリーからの別途販売予定のNT SC ビデオ出力コネクターでビデオ端子「RCA端子」モニターに256×212 ドット8色まで対応、後述。
HDMI出力が可能な「Display Module 13.2」にも対応する）

（MSX カートリッジを既存のロムリーダーで読み取り、リモートデスクトップからmsx0に書き込む事で使用可能。
IoT メディアラボラトリーからの販売は後述）

株式会社D4エンタープライズプロジェクトEGGの連携によるゲーム利用券（登録月無料）。（要クレジットカード、利用できるタイトルは選定中）

その他に以下の有料オプションがある。

（PLAN　B）39,000円：基本セット+　MSX0 Stack core2 MSX 開発キット　（MSX0仕様の『底筐体、電池、マイク、IMU有りのM5 Stack Core2』本体がもう一個付属）
（PLAN　C）34,000円：基本セットのセンサーキットを20個に変更　Grove Creator Kit 20
（PLAN　D）42,000円：基本セットのセンサーキットを40個に変更　Grove Creator Kit 40
（PLAN　E）45,000円：基本セット+　LTE通信モジュール（センスウェイ社製）
（PLAN　F）40,000円：基本セット+　LoRaWAN通信モジュール（センスウェイ社製）
（PLAN　G）40,000円：基本セット+　POE モジュール