No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォースとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
概要
アストラルの記憶のピースである特殊なモンスター・エクシーズ、ナンバーズの1つ。以下のような効果を持つ。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第19回による
ランク6/光属性/機械族/ATK 2800/DEF 2400
レベル6モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
相手が効果モンスターの効果を発動した時、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
このターン、その相手効果モンスター1体の効果を無効にする。
また、デュエル外でも特殊な力を発揮しており、未来を写す能力を所有者に与えていた。単に未来を写すのではなく、所有者がイメージした未来を写し、それを現実のものとする能力であるようだ。
所有者は速見秀太。この能力を利用してスクープ写真を次々と撮影し、報道大賞を受賞するほどのカメラマンとなった。
更なるナンバーズ獲得を求めてWDCに参加した秀太。そこで、小鳥の乗る飛行船が墜落する未来を写す。
しかし、小鳥に手を出したことで九十九姉弟に目をつけられたのが運の尽き。そんなことに気付かない秀太はナンバーズを賭け、遊馬とデュエルを始めた。
遊馬が5ターン目に「No.39 希望皇ホープ」を召喚し、6ターン目にこのカードに敗れるという未来を写した秀太。しかし、それを遊馬に教えてしまったことで、遊馬は5ターン目にホープをエクシーズ召喚せず、写した未来が変えられてしまった。
秀太は写した未来をなぞってデュエルしていただけのようで、未来が変えられたことで秀太の戦略は崩されてしまう。
6ターン目にこのカードがエクシーズ召喚され、「ゴゴゴゴーレム」の戦闘破壊耐性効果を無効にして戦闘破壊したが、7ターン目に「オーバーレイ・オウル」によって残り1つのオーバーレイ・ユニットを墓地へ送られそうになる。このカードで無効にしたが、結局オーバーレイ・ユニットはなくなってしまう。
そして、「CNo.39 希望皇ホープレイ」によって戦闘破壊された。
ナンバーズを倒したことで力が失われ、飛行船は未確認飛行物体によって墜落を免れた。
その後は遊馬(アストラル)が所持しており、一時Dr.フェイカーに奪われるなどしたが、WDC終了後も遊馬(アストラル)が所持している。
アストラルが100枚のナンバーズをそろえたのち、ヌメロン・コードをかけた遊馬とのデュエルでアストラルが使用。
「RUM-ダーク・フォース」の効果でエクシーズ召喚され、直後に「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」の効果のコストとして除外された。
攻撃名は「必殺影キル・ショット」(ひっさつえい-)、効果名は「魂幻像ソウル・デベロップ」(魂幻像の部分は本編では発音されなかったが、提供画面では「たましいげんぞう」とルビが振られていた)。
自身の数字の刻印はレンズの下の辺りにあり、所有者に現れる刻印は、秀太の場合、右の頬にあった。
アニメでこのカードのカード画像が登場した際は、テキストがナンバーズ特有の特殊な文字で書かれていた。後に公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」などで、日本語で書かれたアニメ版テキストも公開されている。
効果は「発動」したときにそれを無効にするという説明がされており、テキストにもそのように書かれているが、それだと「発動」しない「ゴゴゴゴーレム」の効果を無効にできない。
OCG版
「GALACTIC OVERLORD」(2012年2月18日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/ATK 2800/DEF 2400
レベル6モンスター×2(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのレベル5以上の効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
「発動した時」でなくとも良くなり、「発動」しない効果にも対応できるようになったが、レベル5以上に限定された。結局「ゴゴゴゴーレム」は対象にできない。また、ナンバーズの共通効果は削除された。
上級モンスターの効果を封殺できる。複数回発動可能な「ダーク・アームド・ドラゴン」などの効果を完全に封じ込めるのが利点。また、攻撃力が高いので、戦闘での活躍も期待できる。しかし、下級モンスターやレベルを持たないエクシーズ、リンクモンスターの効果を無効にできない点には注意が必要。
同じランク6に、相手が効果を発動した時にそれを無効にする「フォトン・ストリーク・バウンサー」が存在する。向こうはこちらのようにレベルを制限することはないので、下級モンスターやエクシーズ、リンクモンスターにも対応する。一方、永続効果や複数回発動可能な効果などに対してはこちらの方が強いため、一長一短である。
レベル制限のない向こうのほうが汎用性では勝るか。
また、こちらは機械族なので「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」に除去される可能性があるのも欠点(これを責めるのはさすがに酷だが)。
ランク6のNo.の中では扱いやすく、攻撃力も高いので、「No.6 先史遺産アトランタル」を使用するデッキなら採用を検討出来たが、「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」の登場によって立場が危うくなっている。
ダメージステップには発動できない。
旧裁定では「フォトン・ストリーク・バウンサー」のほうはダメージステップにも発動できたため、比較した場合こちらの欠点になってしまっていたが、現在は両方ともできないという裁定に揃えられている。
かつて、発音した場合のカード名の長さは遊戯王OCGで最長であった(「ナンバーズにじゅうごフルメタルフォトグライドフォーカスフォース」)。後に「CNo.105 BK 彗星のカエストス」に記録を更新された。
このカードの登場以前は「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」が最長であった。
英語名は「Number 25: Force Focus」となっており、「重装光学撮影機」(フルメタル・フォトグライド)にあたる部分がなくなっている。
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