No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
よからぬ概要
アストラルの記憶のピースとされるモンスター・エクシーズ、ナンバーズの1枚。バリアン七皇の一人、ベクターが使用する。テキストは以下の通り(アストラルの指で見えない部分は推測)。
エクシーズ・効果モンスター
※「遊☆戯☆王ゼアル」第95話による、一部推測
ランク4/闇属性/昆虫族/ATK 2500/DEF 800
闇属性レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
フィールド上に存在するカード1枚を選択する。
選択したカードはカードの効果では破壊されない。
このカードが戦闘およびカードの効果によって破壊される場合、
代わりにこのカードの効果で選択したカード1枚を墓地へ送る事ができる。
VS遊馬戦で登場。
「アンブラル・グール」と「アンブラル・アンフォーム」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚。効果で、遊馬の「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を封印した永続魔法「魔導の封印櫃」の破壊を防いだ。
その後、「ガガガガール」(アニメ版)の効果で攻撃力を0にされ、「No.39 希望皇ホープ」の攻撃を受けてしまったが、「魔導の封印櫃」を墓地へ送ることで破壊から守り、さらに「罪鍵の法-シン・キー・ロウ」で「アンブラル・ミラージュ・トークン」3体を特殊召喚。「アンブラル・ミラージュ・トークン」は、常にこのカードと同じ攻撃力になる能力を持つ(OCGのルール上は、厳密にはトークンの効果ではない)。
しかし、「魔導の封印櫃」がフィールドを離れたことで、エンドフェイズに「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」は遊馬の手に戻ってしまう。
「アンブラル・リフレッシュ」で、「ガガガガール」によって下げられたこのカードの攻撃力を元に戻し、攻撃力2500となった「アンブラル・ミラージュ・トークン」3体でホープを連続攻撃、最初の2体はホープの効果で攻撃を封じられたが、3体目のトークンが破壊されたことで「アンブラル・デス・ブラッド」を発動してホープを破壊、このカードでダイレクトアタックを決めた。
しかし、次のターンには遊馬の「Vサラマンダー」の効果でホープが復活し、「CNo.39 希望皇ホープレイV」へのランクアップを許してしまう。「Vサラマンダー」を装備したホープレイVの効果でトークン2体とこのカードをまとめて破壊され、その攻撃力の合計分のダメージを受けてベクターのライフは0となった。
普通ならここでアストラルがナンバーズを吸収するはずだが、なんと負けたはずのベクターのほうが遊馬を捕まえようとする(本人曰く「敗北などありえるものか」)。だが、真月零が身代わりとなった。
ベクターは立ち去る直前、「俺たちへの再会へのキー」として、このカードをアストラルに渡した。
その後、皇の鍵の中にある飛行船を動かすための鍵として機能、遊馬たちをバリアン世界へ導いた。
漫画では経緯は不明だが最終的にアストラルの手に渡っており、ラストデュエル、遊馬VSアストラルでアストラルが使用。「No.93 希望皇ホープ・カイザー」の効果で効果を無効にしてエクストラデッキから特殊召喚された。この時出された4体のナンバーズの中で一番攻撃力が低かったためか、次のターンに遊馬の猛攻で3体のNo.が破壊される中、このカードは生き残った。
その後、「No.39 希望皇ホープ」へ攻撃したがこれは止められた。更に次のターン、「永遠の絆」で攻撃力が上昇した「No.39 希望皇ホープ」の攻撃を受けて破壊されたが、戦闘破壊されたナンバーズの攻撃力分残ったナンバーズを強化する「明日への献身」によるホープ・カイザーの攻撃力アップに貢献した。
名前の通り、召喚時は?のような形をした鍵から展開され、カブトムシの形になる。この鍵が皇の鍵の飛行船を動かすキーとなった。
カブトムシ状態の角の先は鍵を模した形になっており、どことなく皇の鍵に似ているが、見比べると結構違う。
バリアン七皇が使用したナンバーズの中では、初めてオーバーハンドレッドではない(Dr.フェイカーを乗っ取ったベクターが使用した「No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon」を除く)。
OCG版
「JUDGMENT OF THE LIGHT」(2013年4月20日発売)でOCGに登場。情報自体は、Vジャンプ誌上でアニメ登場より早く明かされていた。
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/昆虫族/ATK 2500/DEF 800
闇属性レベル4モンスター×2(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。このカードは以下の効果を得る。
ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性以外は、アニメとほぼ同じ能力でOCG化された(テキストのわずかな違いから、効果破壊耐性を付与する効果が対象を取るか否かが変わっているが、アニメではあまり意識されないルールである)。
エクシーズ召喚自体は、比較的容易に行える。「レスキューラビット」ですぐに素材が揃う。
攻撃力も2500とそれなりにあるのでアタッカーとして使用できる。
カードを効果破壊から守る効果を持つ。種別を問わず、セットカードでも守れるのは便利。しかし、このカードがフィールドを離れると耐性が失われてしまうため、あまり強固な守りにはならない。また、自分自身を守ることもできず、モンスターの場合、戦闘破壊から守ることもできない。
「安全地帯」(選択したモンスターは相手の効果対象にならず、戦闘および相手の効果による破壊から守る代わりに、直接攻撃不可。永続罠)でこのカードを守り、このカードで「安全地帯」を守ることで、強力な耐性を作り出せる。
セットした「安全地帯」をこのカードで守ることで、「安全地帯」が発動前に除去されることを防げる。ただし、このカードの効果にチェーンして「サイクロン」などを使用される可能性はある。わざわざこのカードで守ろうとするセットカードとなれば、強力なカードである可能性が高く、狙われやすい。それを逆手にとってブラフをセットして、相手に「サイクロン」を無駄打ちさせる手もある。
自身を破壊から守る効果も持っている。しかし、このカードを守りたい大きな理由は前半の耐性を失わせたくないためである。それなのにその耐性を持つカードを墓地へ送らなければならないため、効果がかみ合わない。
セットした「激流葬」をこのカードで守り、その「激流葬」を発動した後、破壊されるときにその「激流葬」を身代わりにすることで、このカードを守りつつ全体除去が行える。フィールドに一度セットすればほかの全体除去カードでも同じことが可能だが、セットから発動までの間に「サイクロン」などに狙われる可能性には注意。
どちらの効果にしても、破壊以外の手段による除去には完全に無力である。
攻撃力2500以上の闇属性モンスターということで、「闇のデッキ破壊ウイルス」のコストにできる。闇属性の縛りがない「No.85 クレイジー・ボックス」なども存在するため、単なるコスト要因であればそちらのほうが優先されやすいが、闇属性モンスターを採用するデッキであればこのカードも選択肢の1つとなる。
ネタとしては、カブトムシモンスターの「カブトロン」もこのカードの素材にできる。「カブトロン」はレベル4以下の昆虫族モンスターを特殊召喚する効果を持つためこのカードのエクシーズ召喚につなぎやすく、実際の相性もいい。
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