SDガンダム(ゲーム)シリーズは、一部ユタカの作品以外全てバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルとバンダイネットワークス)の発売・配信である。詳細はWikipediaを参照。ここではシミュレーションゲームを中心とした代表的な作品のみに絞る。
概要
デフォルメされたガンダムシリーズの機体がプレイヤーの持ち駒になり相手の軍を潰しあうウォー・シミュレーションゲーム。敵とのバトルはアクションで射撃や格闘等を用いて戦うため戦術で相手より下回っていたとしても勝ち残れれば戦局を有利に働かせることができるのが大きな特徴(逆もまた然り)。作品によって異なるが、本拠地にいるMSを倒し占領するか、リーダーに指名されたMSを倒すか、相手の軍を全滅させるとゲーム終了となる。
シリーズを代表する作品
SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ
ファミコンディスクシステムで発売。SDガンダムのゲームとして最古であるとともに、ファミコンのウォー・シミュレーションゲームとしても最初期の作品でもある。ガンダムゲーム史上でもファミコン史上でも重要な作品で、それはゲームボーイアドバンスのファミコンミニに同作が選ばれたことからも伺える。
CPUの思考時間が異常に長いのが難点。時代を考えてもちょっと長すぎであり、長時間「カンガエテマース!」をじっと見つめることになる。
なお書き換え版と販売版はマップが違っていた。さらに書き換え専用の「マップコレクション」というアレンジ作品があり、思考時間等が多少マシになっている。
SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記
ROMカードリッジ初の作品。画面構成は初代とほぼ変わらない。前作の不満点がだいぶ改善されている。カプセル戦記は大百科に単独記事あり。
SDガンダムワールド ガチャポン戦士3 英雄戦記
戦闘が前2作と違いRPG風になり、モビルスーツ5体で1ユニットになっている。
マップもガンダム原作に沿ったものとなり、最初からレベルの高い有名パイロットが配置されていたりする。
青軍(連邦やエゥーゴ)と赤軍(ジオンやティターンズ)で生産できるユニットが異なる。ただし生産制限は無いので一年戦争からνガンダム×5が出動することも。
ゲームシステムの違う武者編、ナイト編も収録されていてかなりのボリュームがある。
SDガンダムワールド ガチャポン戦士4 ニュータイプストーリー
3をベースにした続編。原作に沿って展開するキャンペーンモードが充実。ファーストにグラナダ編があるという異常にマニアックな要素がある。
SDガンダムワールド ガチャポン戦士5 BATTLE OF UNIVERSAL CENTURY
突然これまでと全く違う戦略SLGになった。マス目の無い広大なマップを大部隊で侵攻するスケールの大きい作品。ギレンの野望と似ているところがあり、原型という見る向きもある。
スーパーガチャポンワールド SDガンダムX
スーパーファミコン第1作。ようやくアクションに戻った(発売は5より前)。X、GX、G-NEXTの中では最もバランスが良い作品となっている。MS同士の戦闘では攻撃するMSとその隣のHEXが対象となるためレベル上げを円滑に進めるためにも多勢で挑む事が推奨されている。戦艦との戦いはオート。
SDガンダムGX
基本はXと同じ。戦艦との戦闘ではSFCの拡大縮小機能を使った擬似3Dバトルに変更された。リーダーを倒さないとゲームクリアにならない。この作品を最高傑作と推す人も。
ちなみに、Gジェネレーションシリーズに登場するMS「トルネードガンダム」は本作が初出。
SDガンダムG-NEXT
システムはX、GXと同じ。使用できるMSは初代からGガンダム、ガンダムWまである。シナリオモードが追加された。また、最大4人対戦までできるようになった。当時はサテラビュー対応ソフトだったため、オリジナルMSの受け取りができた。ゲームバランスとCOM思考がアホなため一人用には向かない、対人戦推奨ソフト。
SDガンダム G CENTURY
プレイステーションで発売されたSDガンダムシリーズ。システムはSFCで出た3作の流れを汲んでいる。ガンダムXやブルーディスティニーなども追加されている。
しかしCPUの思考能力や戦闘のバランス、ロード時間など各要素に難があり、SDガンダムのゲームとしては例外的に非常に評価が低い。
セガサターン版の「G CENTURY S」がある。
この作品以降は、アクション性のないGジェネシリーズへと展開していく。
GジェネがオリジナルMSなどの独自展開を進める一方で、アクション時代を懐かしむ声も多い。ゲームキューブのガシャポンウォーズは初期シリーズを強く思わせるアクション戦闘を採用した。
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関連項目
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