概要
完全無欠と思われるTASさんでも、たまに負ける時がある。大きくわけて2種類のパターンがある。
わざと負ける場合
等の理由で、負けたほうが都合が良いためにわざと負けているのである。
TASさんは「戦争の目的は勝つことではなく、目標を達成することである」を地で行っているのである。
本当の意味での「敗北」
しかし上記の例ではTASさんは「あえて負けている」のであって、それ以外の場合なら確実に勝てる…と思われていた。
ゲームに対する敗北(理論上不可能)
サガフロ2
上記の動画において本当の意味で敗北している。動画では最小限の状態で1周クリアし、2週目特典でいきなりラストバトルを行っている。
ほぼ初期ステータス・初期装備で、将魔戦をすっとばしているため強制的に相手は究極状態(完熟エッグ)になり、メンバーが固定されており足手まといになりがちなウィルが外せず主力のグスタフが入れられない。
必要な技は戦闘中に閃く必要があり、なおかつ難しい技は閃けず(高ダメージ技が使用できない)、LPブレイクを防げない、何よりもボスの行動がある程度パターンになっているため上記の凶悪技を乱数調整で回避できない等の凄まじい障害があり(実質無理ゲー)、TASさんがいくら本気を出して倒そうと試みても無理という稀有な一例であった。
アタマスキャン
後半のガラスのゲーム。反応速度が早ければ早いほど無制限に加速するゲームであり、通常は反応速度に限界があるので加速もそれほどではないのだが、TASの場合反応速度が常に0なので無制限に加速し、30fpsでタッチしても最後にガラスを割ることが出来なかった。
桃太郎電鉄16
上記動画では「サイコロ20個をピンゾロにする」という挑戦を行っている。
本来ならば3656兆1584億4006万2976の1の確率で発生するため「します、させます、させません」出来るはずなのだが、ゲーム内で出現しうる乱数(42億9496万7296個)を解析した結果そのような乱数は存在しないと判明し、不可能であると結論付けられた。
メルセンヌ・ツイスタが開発され通常プレイでは全く問題なく機能するようになった乱数であったが、どこまでいっても擬似乱数は擬似乱数でしかないということであった。
他のプレイヤーに対する敗北
稀にであるが、TASさんの記録が人間(RTA)に更新されてしまい文字通り敗北すると言う場合がある、多くは革新的な裏技やバグ技が発見された場合、或いはそれを発見したTASさんが最適化を十分しない状態で公開し、実機でより効率的に最適化出来た場合など理論自体が大きく書き変わる時に起こりやすい。
ただし、ごく稀にではあるが達人の勘がTASさんの最適化を越えてしまったと言う場合もある。
その他、マリオパーティの一部ミニゲームの製作スタッフによる公式記録など、人力側の記録に十分な信憑性があると考えられるにも関わらずTASですらいまだに辿りつけていないという事例も見られる。
TAS製作者が飽きたり心が折れたり、バグ等で追記不可能になるなどして諦めた場合もある意味敗北である。もしROMの性質による電圧関係のバグなど「正常な実機で起こりうるが実機でしか起こり得ないバグ技」があれば、TASさんの恒久的敗北の可能性もあり得るが、現状そのような事例は報告されていない。
いくら最強のTASさんだって負けちゃうときだってあるんです。
負けたっていいじゃないか にんげんだもの みつを
TASさんの引き分け
場合によっては、全く同率の結果になり引き分けになってしまうケースもある。
引き分けになった場合は、基本的にそのゲームのシステムに則り勝敗が決まる。上記動画の桃太郎電鉄の場合は、完全に同率の場合は先攻である1Pが上に表示されるため(順位の表示上はどちらも1位)、左の動画で2PでプレイしていたTASさんが結果的に敗北扱いになっている。
関連動画
関連項目
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