To Have and Have Not商品

1.2千文字の記事
  • 3
  • 0pt
掲示板へ

『To Have and Have Not』とは、1937年にアーネスト・ヘミングウェイによって発表された小説である。

"To Have and Have Not"

 ...持つと、持たぬと―――

概要

「老人と」「誰がために鐘が鳴る」「武器さらば」などの小説が評価されたヘミングウェイの一作。『キリマンジャロ』と同じ年に発表されている。

日本語訳のタイトルには以下のものがある。

アメリカ恐慌時代のフロリダ州キーウェストを舞台にし、貧しさゆえに犯罪に手を染める船長ハリーモーガン主人公だが、各章で視点登場人物は移り変わっていく。これは小説の一部が、ヘミングウェイが以前に発表した短編『One Trip Across(ある渡航)』と『The Tradesman's Return(密輸業者の帰還)』を元にしていることも原因のひとつである。

映画化

この作品は何度か映像化されており、最も有名なのが1944年にハワードホークス監督ハンフリー・ボガートとローレン・バコール演で開された冒険映画『脱出』である('45年開という資料もあり)。

第二次大戦ヴィシーフランス領の西インド舞台にしたロマンティックスリラーとなっており、原作での評価が今ひとつだった貧富の差と階級社会を描く試みは削除されている。映画英語原題は小説と同じだが内容と乖離しており、邦題が変更されたのも宜なるかなといったところ。

余談

かつてAmazon.co.jpの商品ページには、発表年が古い洋書の一部で刊行日がプラス100年されてしまうバグがあった。2007年Wayback Machineアーカイブには、2037年6月に刊行された『To Have and Have Not』(Macmillan Pub Co刊)の商品詳細が残されている(当ニコ百記事初版作成日の2008年12月から見ても発売まで10000日を軽くえる計算になる)。

また、ブラジルAmazonサイトでは2025年に至っても未だにバグが修正されていない。

関連項目

関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

【スポンサーリンク】

  • 3
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

フランドール・スカーレット (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: ゆんなの
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

To Have and Have Not

1 ナンプレさん
◆GaBKGQZ6RU 2008/12/10(水) 16:28:18 ID: gjulKT4UBF
また見つけたのか。発売日がすごい先の物。
👍
高評価
0
👎
低評価
0

ニコニコニューストピックス