ウルトラファイトとは、以下の番組を指す。
本記事では、両方の項目について記述。
ウルトラセブンや怪獣たちがボコボコ殴りあっている姿をナレーターが延々と実況する(実況はアドリブ)。5分間の超低予算番組で、本編の勇猛さはどこへやら、野外プロレス同然の泥臭いファイトを延々とウルトラ戦士や怪獣が繰り広げる。 明らかに誇張されたタイトルやらひょうひょうとしたBGMやら突っ込みどころのある実況やら、どことなく笑いどころが多いのが特徴。
元々は、第1次ウルトラブームが終焉を向かえ迷走を始めた円谷プロが、以降の経営難期のお得意となる『再編集番組』として製作した。が、それまでの作品の格闘シーンは思いのほか尺が短く、5分間の再編集番組にさえ使えないレベルであった。それでも断固として「限りなく予算ゼロを目指す」という姿勢を変えたくなかった円谷プロは、結局、使い終わった着ぐるみで、生田やら多摩やらの荒れた造成地で巨大感も特撮効果も何も考えずに殴り合いをさせるというぶっ飛んだ制作方法に打って出た。
だが、事前の予想に反して本作は、当時の子供達のハートを再び鷲づかみにし、下火になっていた特撮番組を復活させるきっかけになった。まあでも、察しのいい当時の小学生も低予算なのはなんとなく分かっていた…はず。
結局、ウルトラシリーズのような怪獣やヒーローのバトルものがウケるのだという手応えを得た円谷プロは、同時製作していた「帰ってきたウルトラマン」を満を持して放送し、第2次ブームを作って行くことになった。
ちなみに、「俗・さよなら絶望先生」第9話の「絶望ファイト」はこれのパロディ。
ニコニコ動画ではニコニコチャンネル「ニコニコ特撮」で配信中。戦闘のグダグダ感やチープさ、今では放送できないような過激さが受けて人気。一挙放送ではレッドマンが飛び入り参加。YouTubeでは公式チャンネルにて配信された時期もあり、時折再配信されることもある。チャンネル登録してチェックしておこう。
「ウルトラゼロファイト」から始まる、TVシリーズや劇場版作品といった作品の間に起こったエピソードを掘り下げる目的として製作されている新規映像作品。全編グリーンバックによるスタジオ撮影と、大半の出演者が着ぐるみによる操演で構成されている。上述のウルトラファイトのような低予算作品ながら、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」以降培った映像制作技術の向上により、旧作とは比べ物にならないほどの完成度を持つようになった。
「ウルトラファイトオーブ」までは約3分のミニ番組を12話に分割して放送する体制を採っていたが、「ウルトラギャラクシーファイト」からは5分以上の尺を10週前後に分けて配信。そのため、まとめて視聴するとどの作品も30分以上の長尺となり、TVシリーズやOV作品、更には劇場版作品並のボリュームになる。
「ウルトラマン列伝」にて放送されたシリーズ第1作目。「ウルトラマンサーガ」の後日談であり、3分番組が全2部24話にかけて放送された。
詳しくは該当記事を参照。→ウルトラゼロファイト
「新ウルトラマン列伝」にて放送されたシリーズ第2作目。「劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!」の後日談であり、「ウルトラマンX」にもつながるエピソード。3分番組が全12話で放送された。
ウルトラマンビクトリーをメインに携え、TVシリーズでは登場しなかった強化アイテムの登場やウルトラマンエース、レオとの共演など、過去作を視聴していなくても楽しめる作品に仕上がっている。監督の坂本浩一、脚本の足木淳一郎で製作されるシリーズ作品は本作が初。
「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」にて放送されたシリーズ第3作。「劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」と「ウルトラマンジード」の間の出来事を描くエピソード。3分番組で全12話が放送。
詳しくは該当記事を参照。→ウルトラファイトオーブ
「劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル」と「ウルトラマンタイガ」の間に起こったエピソードであり、ギンガからロッソ、ブルまでタイガ以前の新世代ヒーローズが一堂に会するシリーズ第4作目。本作からYouTubeの円谷公式チャンネルで配信され、約5分前後で全10話が配信された。音声も英語、中国語に吹き替えたものが配信されている。現在は全配信分を1作に纏めたものが配信されており、59分もの映像作品になっている。DC版のブルーレイは更に70分の特典映像付き。
YouTube円谷公式チャンネル登録者数100万人突破を記念し、「ウルトラマンZ」に繋がる物語として製作、2020年冬に配信されるシリーズ第5作目。前作がニュージェネオールスターなら、本作品はM78ワールドオールスターとも言える登場ウルトラヒーローの多さでSNS上を席巻してみせた。全10話が配信予定であり、一つにまとめると上映時間は約90分。劇場作品並みのサイズとなる。
先述のニュージェネレーションヒーローズを含めたウルギャラの詳細は該当記事を参照。
→ウルトラギャラクシーファイト
掲示板
74 ななしのよっしん
2022/09/12(月) 23:20:16 ID: nwIupdCQTl
つべでゲキレンジャーが配信されたけど、
ゲキレンジャーの巨大戦は実況付きという事もあってか、ウルトラファイトの様な雰囲気を感じている。
というか、ウルトラファイトの実況は外伝だからこそ許されていた感があるけど、TV本編でやるとねぇ…
75 ななしのよっしん
2023/03/06(月) 16:19:32 ID: KJojUwKWQT
個人的な疑問
しばしば「当初、再編集で130話作るつもりだったが足りないのでこの空き地で新撮になった。」と経緯が説明されるんだが、ウルトラQまで入れても旧作は130話ないよね?
ゴモラの回みたいに同じ話の別々の場面使うこともありうるだろうけど、むしろ「戦闘がないから使えない」方が常識的に多いはず。
企画の時点でなぜ130話もスケジュールを組んだんだろう?
76 ななしのよっしん
2023/04/04(火) 00:54:12 ID: ngrFP2b5vJ
新作をつくるんだったら、クレージーゴンとロードラの対決が見てみたい
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最終更新:2023/12/04(月) 22:00
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