ウルトラマントリガー

超古代の光を繋ぐ

新時代の巨人伝説

NEW GENERATION TIGA

ウルトラマントリガーとは、2021年7月10日より放送開始予定の特撮ドラマ作品、及び本編に登場するウルトラ戦士である。

TVシリーズの正式タイトルは『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』。タイトルからもティガとの関連性が強調されている。

概要

本年度に25周年を迎える『ウルトラマンティガ』。本作はその系譜を引き継ぐ作品である。

というのも、ティガ本編のTVシリーズがジャニーズ事務所所属であるV6・長野博主演であることから、権利関係上各VODサイトでの配信も無く、前番組の「ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ」においても主役であるダイゴを映せないという、海外展開を積極的に行う円谷プロにとっては苦しい事情を抱えていた。
そこで本作を展開することにより、ティガの系譜を引き継ぎつつ令和の世代へアップデートした、超古代から続く光の巨人の物語を新たに描くことができる事となったのである。このため、トリガーではティガから引き継がれる要素も多く、タイプチェンジの種類や防衛チーム、怪獣なども一部設定、名称が変更されて登場する。

メイン監督は『ウルトラマンギンガS』『ウルトラマンジード』などを手掛け、昨今のウルトラシリーズの中核を担う坂本浩一。シリーズ構成はアニメ畑を中心に活躍しシリーズ完全初参加となるハヤシナオキと、ウルトラギャラクシーファイトなど外伝系作品を数多く手がけたウルトラシリーズ常連・足木淳一郎が担当。音楽は『仮面ライダーゼロワン』の坂部剛が手掛ける。

主人公・マナカ ケンゴ役には東海地方を中心に活動する男子ユニットでBOYS AND MENの弟分である祭nine.の寺坂頼我が抜擢された。

本放送後にはYouTubeにて恒例のボイスドラマが配信。今回はウルトラギャラクシーファイトに登場したウルトラマンリブット、ソラがメイン。シリーズ3作目のティザービジュアルにも登場したアブソリューティアンらしき存在にも言及される模様。

TVシリーズも本作は年を跨いでの放送となり、特別総集編を含み2022年1月22日までの放送となる。シリーズ終了後は例年通りウルクロシリーズとなり、『ウルトラマンクロニクルD』が放送開始。2022年、ティガに続いて25周年を迎えるウルトラマンダイナをフィーチャーする。

あらすじ

3000万年前、世界を恐怖に陥れた闇。しかし、その闇は光の巨人の手によって遠く宇宙に封印された。力尽き、赤き星で眠りにつく光の巨人。そして時は流れ――。

地球平和同盟TPUがエキスパートチームGUTS-SELECTの編成を急ぐ中、マナカ ケンゴは開拓された火星で植物学者として平穏に暮らしていた。

しかしその暮らしは、ある日突然終りを告げることになる。超古代で封印された闇が再び息を吹き返したのだ！火星の街が謎の怪獣に蹂躙される中、ケンゴは運命に導かれた出会いを果たすこととなる。そう、それは眠りについていた光の巨人との出会い。

ケンゴとこの光の巨人との出会いは彼の、そして地球の運命にどう影響を与えていくのか。悠久の時を超えて蘇る光の巨人。その名は――ウルトラマントリガー！

-円谷プロ公式サイトより抜粋-

ウルトラ戦士

• ウルトラマントリガー
  GUTS-SELECT隊員であるマナカ ケンゴが、超古代の力を科学的に分析したGUTSスパークレンスを用いて変身するウルトラマン。基本的な要素はティガから継承されているほか、タイプチェンジに関してもGUTSハイパーキーを用いることにより同じように変身できる。更に昨今のウルトラマン同様に武器アイテムのサークルアームズも所持。タイプ毎に用途を変えて戦う事が出来る。
  
  • マルチタイプ
    「未来を築く希望の光！」
    基本形態。ティガ同様バランスよく対応できる。サークルアームズは剣型。必殺技は「ゼペリオン光線」。
  • パワータイプ
    「勝利を掴む剛力の光！」
    主に近距離戦を得意とするパワー型。サークルアームズはクロー型。必殺技は「デラシウム光流」。
  • スカイタイプ
    「天空を翔ける高速の光！」
    機動力をフルに活かす事の出来るタイプ。サークルアームズは弓矢型。必殺技は「ランバルト光弾」。
  • グリッタートリガーエタニティ
    「宇宙を照らす超古代の光！」
    ユザレより託されたエタニティコアのカケラの力によって覚醒した奇跡の姿。胸に輝く逆さ三菱マークのカラータイマー「トライアングルクリスタル」には「マルチ」「パワー」「スカイ」の3タイプの力が三位一体で宿っており、そこから出現する強大なパワーを秘めた剣「グリッターブレード」を武器に戦う。強力な反面制御が難しく、上手く扱わなければケンゴの肉体にもかなりの負担がかかる。必殺技は「グリッターゼペリオン光線」。
  • トリガーダーク
    「未来を染める漆黒の闇…！」
    3000万年前、闇の戦士として存在していた頃のトリガー。「闇黒勇士」の異名を持つ。カルミラたちと共にエタニティコアを狙い、強大な力を振るっていた。非常に寡黙であり、仲間から声をかけられても一切言葉を発さない。必殺技は「ダークゼペリオン光線」。
  • トリガートゥルース
    トリガーがトリガーダークの闇を取り戻すことで覚醒した姿。光と闇の相反する力を両立させながらその身に宿している。必殺技は「トゥルーゼペリオン光線」「トゥルータイマーフラッシュ」。

• ウルトラマンゼット（CV: 畠中祐）
  「ご唱和ください、我の名を！ウルトラマンゼーット！」
  M78星雲・光の国からやってきた宇宙警備隊所属の若き熱血ウルトラマン。かつてナツカワ ハルキと一体化し並行宇宙の地球を守り抜いた戦士。バロッサ星人（四代目）を追う途中でひょんなことからハルキ諸共本作の世界に迷い込み、トリガーと共闘することとなる。本来ならば歴代ウルトラ戦士の力を宿した「ウルトラメダル」と「ウルトラゼットライザー」をハルキが用いて変身するのだが、ライザーが破損してしまった為アキトから譲り受けたGUTSスパークレンスを変身アイテムとして使用。更にアキトがメダルを解析して作ったGUTSハイパーキーにより各ウルトラフュージョン形態（詳しくは本人の記事参照）にも変身できるようになる。初対面のケンゴとアキトに対しいきなり「ナイスチューミーチュー」と愉快な挨拶をかますなど、怪しい地球語は健在。主な必殺技は「ゼスティウム光線」。

• ウルトラマンリブット（CV: 駒田航）
  「命を救う銀河の光！ウルトラマンリブット！」
  宇宙の生命を守護する救助組織「ギャラクシーレスキューフォース」に所属するウルトラマン。エタニティコアを狙うアブソリューティアンの侵攻を止めるべく、時空を超えて飛来した。地球の東南アジアに伝わる武術「シラット」を基本としたしなやかな戦闘スタイルが特徴。かつてウルトラマングレートとウルトラマンパワードから修行の末に与えられた棒状の武器「スプレッダーロッド」と左腕に装着する盾「リブットブロッカー」を手に立ち回る。必殺技は「ギャラクシウムブラスター」。本作のスピンオフであるボイスドラマでは幼馴染のソラと共に主役を務めている。

• ウルトラマンティガ
  「ネオフロンティアスペース」をはじめとした様々な宇宙を守ってきた超古代のウルトラマン。「マルチ」「パワー」「スカイ」の3つの姿を持つことや、必殺技の名称などトリガーとの共通点が非常に多く、何らかの関係性があると思われる。
  視聴者からは当初よりトリガーとの共闘が予想されていたが、第19話にて炎魔戦士キリエロイドに苦戦するトリガーを救う為、ある人物が身に宿していた”光”から出現。双方の同タイプの組み合わせによる抜群のコンビネーションを見せた。

登場人物

• マナカ ケンゴ（演: 寺坂頼我）
  本作の主人公。21歳。優しく真面目な性格で、「スマイル、スマイル！」が口癖。人々の笑顔を守るために戦う正義の心を持っている。開拓が進む火星で植物学者として暮らしていたが、ある日「光の巨人」と運命的な出会いを果たし、地球平和同盟TPUのエキスパートチーム「GUTS-SELECT」に入隊することとなる。トリガーの石像と一体化する前から手が輝きバリアを発するなどの能力をとっさに発揮している他、遺跡の調査員であった母親も巨人となった彼の運命に何か思うところがあるらしく、その出自には何かしらの秘密が垣間見える。
  その正体は3000万年前にトリガーダークの中に芽生えた”光”そのものが人の姿で現代に転生した存在。すなわちケンゴは正確にはトリガーと一体化しているのではなく、トリガーと同一の存在である。

• シズマ ユナ（演: 豊田ルナ）
  17歳という若さでGUTS-SELECTの一員として活躍する女子高生隊員。TPUを設立した世界的巨大財団「シズマ財団」の令嬢であり、幼い頃から多方面の英才教育を受けてきた才女。新人隊員であるケンゴの教育係となる。その身に超古代文明にまつわる大きな秘密を抱えており、闇の巨人やイグニスから狙われてしまう。

• ヒジリ アキト（演: 金子隼也）
  GUTS-SELECTのエンジニア隊員。天才的な頭脳を持ち、GUTS-SELECTの使用するガジェットやライドメカの設計・開発や超古代の壁画の解読を担当。ケンゴがトリガーの変身者であることを当初から知る人物で、何かとフレンドリーに絡んでくるケンゴに対し「ウザい！」と難色を示すのがお決まりとなっているが、何だかんだで気にかけている。ユナとは幼馴染かつ同じ高校に通う仲で想いを寄せており、GUTSスパークレンスを開発した当初は自身が光の力を振るいユナを守るつもりだったらしい。

• サクマ テッシン（演: 水野直）
  GUTS-SELECTが誇る巨大戦闘艇「ナースデッセイ号」の操縦を任されているパイロット。バリバリの体育会系で、「全ての問題は筋トレすれば解決する」と豪語する清々しいまでの脳筋熱血漢。やたらと距離感が近い接し方は他の隊員から不評を買っているものの、上下関係に拘らない良き兄貴分として新人のケンゴにも常にフランクに接している。

• ナナセ ヒマリ（演: 春川芽生）
  GUTS-SELECTの主戦力である戦闘メカ「GUTSファルコン」を遠隔操縦するスペシャリスト。メガネの似合う冷静沈着なクールビューティー。普段は口数が少ないが、一度GUTSファルコンの操縦席に座りVRゴーグルを身につけると真逆の熱い性格に豹変する。

• タツミ セイヤ（演: 高木勝也）
  GUTS-SELECTの隊長。厳しさと優しさを兼ね備え、老若男女・生まれの星を問わずまとめることができる理想的上司。ナースデッセイ号の司令室から個性豊かな隊員たちに指揮を飛ばす。

• メトロン星人マルゥル（CV: M・A・O）
  TPU設立直後に地球にやってきた流浪のメトロン星人。可愛い見た目だが毒舌。怪獣に関する豊富な知識を持ち、GUTS-SELECTのオペレーターを務める。
  ナースデッセイ号の開発にも深く携わっており、有料配信サイトTSUBURAYA IMAGINATIONにて本編と同時進行で毎週更新のスピンオフ作品『ナースデッセイ開発秘話〜特務3課奮闘記〜』ではGUTS-SELECT配属前、 TPU技術部・特務3課で奔走していた頃の彼の姿が描かれている。

• イグニス（演: 細貝圭）
  334歳（地球人換算で34歳）。トレジャーハンターとして生きるリシュリア星人。口癖でもある“ゴクジョー”なお宝を求め銀河を渡り歩くお尋ね者。本来の外見は地球人と大差ないが、感情が昂ぶると顔にリシュリア星人特有の紋章が浮かび上がる。何らかの目的で地球に降り立ち、勝手にナースデッセイ号に出入りしてGUTS-SELECTの面々に絡むようになる。故郷のリシュリア星を滅亡させたヒュドラムを激しく憎んでいる。
  カルミラの策略で現代に蘇ったトリガーダークが倒された際その闇を身に宿し、アキトの研究室から盗み出したキーと試作品のGUTSスパークレンスからトリガーダークへの変身能力を得る。

• シズマ ミツクニ（演: 宅麻伸）
  60歳。ユナの父にしてシズマ財団の会長を務める人物。一代にして世界有数の複合企業「シズマ社」を築き上げ、その巨万の富を投げ打って社会貢献を目的とした財団を創設した。火星で発見された光の巨人の石像とケンゴに繋がりがあることを見抜き、GUTSスパークレンスを託してトリガーを現代に甦らせた。
  その正体は並行宇宙の一つ「ネオフロンティアスペース」に存在する地球平和連合TPCの元情報局員。30年前、調査任務中に時空の渦に巻き込まれたことで次元を超えて本作の宇宙に漂着した人間。ネオフロンティアスペースを守った光の巨人・ウルトラマンティガの存在を知っており、トリガーにその面影を重ねている。

• ユザレ（演: 豊田ルナ）
  超古代文明に存在した「地球星警護団」の巫女。その意識は現在も思念体となって生き続けており、ユナの身体に宿っている。時折ケンゴの前に現れ、彼の運命を暗示するが如き意味深な発言を残す謎多き存在。闇の巨人が狙う「エタニティコア」の手がかりとされる。

• ナツカワ ハルキ（演: 平野宏周）
  前作『ウルトラマンZ』の主人公。トリガーの舞台とは異なる並行宇宙の地球にて地球防衛軍の対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」のパイロット、そしてウルトラマンゼットのパートナーとして戦い抜いた青年。地球からキングジョー ストレイジカスタムを強奪したバロッサ星人（四代目）を追っていたが、四次元怪獣ブルトンの異次元空間に飲み込まれトリガー世界の地球に迷い込み、GUTS-SELECTの面々と邂逅。ケンゴがウルトラマンの変身者であることを直感で見抜き、意気投合する。GUTSスパークレンスを用いての初変身シーンは（色んな意味で）必見である。

• 青年リブット（演: 土屋神葉）
  ウルトラマンリブットの地球での仮の姿。東南アジアの民族衣装を思わせる出で立ちの青年。エタニティの力を使いこなせず苦悩するケンゴの前に現れ、彼に修行（自分のキャラソンをバックにダンスをさせる）を施す。変身の際はGUTSスパークレンスを左逆手持ちで斜めに掲げ、小指でトリガーを引く独特なポーズを取る。
  演じる土屋神葉はかつて『超決戦!ベリアル銀河帝国』等でエメラナ姫を演じ、大のウルトラファンとしても知られる女優・土屋太鳳の実弟。トリガーのスーツアクターを務める岩田栄慶主催のアクションスクールの門下生でもある。

• デバン（CV: 松田利冴）
  総集編でMCを務めるマスコット小怪獣。「デバンチャンネル」という配信チャンネルを持っており、トリガーたちウルトラ戦士の活躍の様子をウルトラマン列伝の如くナビゲートする。「誰の出番だ？デバンダデバン！」がV振りの決め台詞。
  残念ながらニコニコでの見逃し配信では原則として総集編は除外される為、ニコニコオンリーでトリガーを追っている視聴者は彼の姿を見ることができない。

用語

• シズマ財団
  シズマ ミツクニが設立した世界規模の巨大財団。宇宙規模での遺跡調査や宇宙開発に力を注いでいる。この調査の中で地球の平和が闇の勢力によって脅かされつつあることが明らかとなり、TPU誕生へと繋がった。

• TPU
  シズマ財団の働きかけによって世界各国の政府が一丸となり組織された地球平和同盟。TPUとは"T"errestrial "P"eaceable "U"nionの略である。人類に迫り来る脅威に立ち向かうことを目的としている。日本本部を中心として、北米、パリ、シドニーなど、地球各地に支部が存在する。

• GUTS-SELECT
  TPUの中でも怪獣災害に対応する少数精鋭の隊員たちが集められたエキスパートチーム。
  • ナースデッセイ号
    GUTS-SELECTの基地も兼ねている対怪獣用戦闘艇。全長40mという大きさを誇り、機体右舷には大型荷電粒子砲「ナースキャノン」を備えている。艇内には移動作戦司令室になるブリッジ、各隊員の個室、超古代の遺跡から発掘された謎の石版を解析するアキトの研究室などが用意されている。
    実はマルゥルがTPUに持ち込んだ宇宙竜ナース（ワイルド星人から裏取引でゲットしたとのこと）を元に設計されており、通常形態「ハンガーモード」からドラゴンの如き「バトルモード」へと変形する機能が備わっている。バトルモードの起動には莫大なエネルギーを必要とする為長らく日の目を見なかったが、アブソリュートディアボロから採取した高エネルギーのアブソリュート粒子を利用することで運用が可能となった。テッシンが操縦を担当。
  • GUTSファルコン
    ナースデッセイ号にドッキングされている多目的無人可変ドローダー。遠隔操作式であり、操縦席はナースデッセイ号のブリッジに設けられている（緊急時には内部のメンテナンスブースから直接操縦することも可能）。通常飛行形態「フライトモード」と、対怪獣用の戦闘形態「ハイパーモード」の2モードを備えた変形メカである。“ファルコンスペシャリスト”の称号を持つヒマリが主に操縦を担当。
  • ガッツウイング
    6年前、怪獣の出現を予期していたシズマ財団と政府が極秘裏に開発していたとされる戦闘機。当時は搭乗式であったが後に遠隔操作式へと改造され、GUTSファルコンのプロトタイプとなった。『ウルトラマンティガ』に登場したGUTSの戦闘機と名前も外見も全く同じ。
    それもそのはず、上記の開発経緯は表向きの話であり、実際はミツクニがトリガー世界に漂着した際に搭乗していたもの。紛れもなく『ティガ』の地球で作られたガッツウイングである。

• GUTSスパークレンス
  GUTS-SELECT隊員の標準装備であるアイテム。超古代の遺跡から発掘された神器「エンシェントスパークレンス」をアキトが解析し、その構造を科学的に再現している。通常のものは銃形態「ハイパーガンモード」で活用され、GUTSハイパーキーを装填し様々な効果の弾丸を発射可能。ケンゴのものは変身アイテムとしての機能を兼ね備えた特別製であり、ウルトラマントリガーのキーを装填し「スパークレンスモード」へと変形させ、天高く掲げトリガーを引くことでウルトラマントリガーに変身する。後にハルキもケンゴと同型のものを譲り受けている他、青年リブットはユナが所持していた通常仕様のものを自力で変身アイテム仕様に変化させ使用した。完成に至らなかった試作品も存在する。
  試作品は後にイグニスによって研究室から盗まれ、彼の中に宿った闇の力を受けトリガーダークへの変身アイテム「ブラックスパークレンス」へと変化した。

• GUTSハイパーキー
  GUTSスパークレンスとセットで使用されるキー型アイテム。隊員たちが装備しているものは様々な怪獣の力を宿しており、状況に応じてGUTSスパークレンスの弾丸に属性を付与することができる。ケンゴはウルトラマントリガーの光を宿した3タイプのキーを変身および戦闘時のタイプチェンジに用いる。

• サークルアームズ
  ウルトラマントリガーのメイン武器。火星の遺跡にトリガーの石像と共に眠っていた。トリガーのタイプに応じて「マルチソード」「パワークロー」「スカイアロー」の3形態に変形することができる（ただしあくまで相性の話らしく、各タイプで1つの形態しか使えないというわけではない）。それぞれタイプのGUTSハイパーキーを装填することで必殺技を放つ。

• ルルイエ
  植物学者でもあるケンゴが世話をし続けている、未だ咲かぬ新種の花。彼が取り組んでいた「火星の土でも咲く花」の研究の過程で唯一蕾をつけた株であり、GUTS-SELECT入隊後はナースデッセイ号の司令室に置かれている。また、ユザレは「“ルルイエ”という単語は超古代文明の言葉で”希望”を意味する」と語っており、光の力を持つケンゴ本人を指す言葉として使っている。

• エタニティコア
  地球の奥深くに眠る高エネルギー体。もたらす力はビッグバンに匹敵し、手にしたものは宇宙を意のままに作り変えることすらできるとされている。3000万年前、闇の巨人たちは宇宙を闇の一族だけの世界にせんとこの力を求めて活動し、超古代文明を滅ぼした。

闇の三巨人

かつて世界を闇に染めようとした悪しき存在。3000万年に渡り封印されていたが復活、地球に姿を現し打倒トリガーとエタニティコアの奪取の為に暗躍する。

• 妖麗戦士カルミラ（CV: 上坂すみれ）
  三巨人の首領格の女性戦士。闇の怪獣を手下として従えている。”情熱的”な戦いに拘りがあり、手から放つムチ状の必殺光線「カルミラウィップ」や「カルミラバトン」というアイテムを武器に戦う。トリガーに対し3000万年前から強烈な愛と憎しみを抱いており、執拗に付け狙う。当初はトリガーとエタニティコアにのみ執着していたが、次第に野望の障害としてケンゴに憎悪の矛先を向けるようになる。15話では人間態も披露（同じく上坂が演じている）。

• 剛力闘士ダーゴン（CV: 真木駿一）
  戦いと力だけをすべてとするパワーファイター。無骨な戦いを好む武人肌で、トリガーのことは「好敵手」と認識している。性格は脳筋というわけではなくむしろ冷静で真面目だが、それ故に何かと熱くなりがちなカルミラやキレると面倒なヒュドラムを押さえる役に回されることが多い苦労人。自身を目の前にしても臆することなくビンタをかましてきたユナの姿に今まで味わったことのない感情を抱き始めているようだが…。必殺技は大地に炎の衝撃波を走らせる「ファイヤービートクラッシャー」。

• 俊敏策士ヒュドラム（CV: 高橋良輔）
  三巨人の中では比較的非力だが、素早い動きと相手の感情を逆撫でするような狡猾・残忍な戦いが得意。「エクセレント！」が口癖で、普段は紳士的な口調だがキレると凶暴になり手が付けられなくなる。トリガーとほぼ同時に復活した他の二人より100年ほど”早起き”して活動していたらしく、イグニスの故郷であるリシュリア星を滅ぼした張本人。必殺技は腕の刃から放つ斬撃真空波「ヒュドラスト」。

アブソリューティアン

多くのウルトラマンの出身地である光の国を侵略せんと、宇宙を股にかけ暗躍する謎の種族。究極生命体を自称し、様々な時空でウルトラ戦士と幾度となく戦いを繰り広げている。エタニティコアの力に目をつけ、トリガーのいる地球へ降り立つ。「アブソリュートハート」という特殊な心臓を持ち、これが残っている限り倒されても復活が可能。「〇〇（一人称）は究極生命体・アブソリューティアンの戦士！アブソリュート××！」という名乗りをほぼ毎回披露してくるのがお決まり。

• アブソリュートタルタロス（CV: 諏訪部順一）
  如何なる時空にも繋がる異空間「ナラク」を作り出すことができるアブソリューティアン。多くの宇宙人や怪獣を配下に従えており、光を手放す前のウルトラマンベリアルやウルトラマントレギアの並行同位体をも仲間に引き込んでいる。本人も極めて高い戦闘能力を持ちながら常に冷静で引き際を心得ており、血の気の多いディアボロも彼の指示には素直に従う。必殺技は両手から稲妻状の光球を放つ「アブソリュート・デストラクション」。

• アブソリュートディアボロ（CV: 小川輝晃）
  タルタロスと同等の力を持つとされるアブソリューティアンの怪力戦士。単純な力比べでもダーゴンに引けを取らない強さを誇る他、どこでかは知らないが宇宙最強と言われる「コスモ幻獣拳」という拳法の使い手であり、技巧にも秀でている。タルタロスと比べると粗暴な性格で、エタニティコアへの接触を静観してもらう交渉の相手であるはずの闇の巨人たちにも速攻で喧嘩を吹っかけている（タルタロスの制止により決着はつかず）。必殺技は自身の身体の紋様からエネルギーを浮かび上がらせ放つコスモ幻獣拳奥義「剛力破牛拳」。

スタッフ

• メイン監督：坂本浩一
• シリーズ構成：ハヤシナオキ、足木淳一郎
• 監督：武居正能、田口清隆、辻󠄀本貴則、越知靖、内田直之
• 脚本：根元歳三、小柳啓伍、林壮太郎、植竹須美男、継田淳
• 音楽：坂部剛

楽曲

• Trigger（オープニングテーマ）
  歌:佐久間貴生／作詞・作曲・編曲:R・O・N
  第1クールでは1番、第2クールでは2番がメインで使用されている。

• なないろのたね（第1クールエンディングテーマ）
  作詞・作曲・歌:Choucho／編曲:村山☆潤

• 明日見る者たち（第2クールエンディングテーマ）
  歌:マナカ ケンゴ（寺坂頼我）、シズマ ユナ（豊田ルナ）、ヒジリ アキト（金子隼也）
  作詞:渡部紫緒／作曲・編曲:坂部剛

• ウルトラ・BOOT CAMP!（第14話限定エンディングテーマ）
  歌:青年リブット（土屋神葉）／作詞:松井洋平／作曲・編曲:AstroNoteS

放送局・配信一覧

放送情報

放送局	放送日	曜日	時間	備考
テレビ東京系列地上波6局	2021年7月10日	土曜	09:00
岐阜放送	2021年7月23日	金曜	19:00
仙台放送	2021年7月24日	土曜	05:30
新潟放送			05:45
広島ホームテレビ	2021年7月25日	日曜	05:20
北日本放送	2021年8月1日	日曜	05:15
長野朝日放送			05:20
静岡第一テレビ			05:45
琉球放送	2021年8月8日		06:15
石川テレビ放送	2021年8月22日		06:30
宮崎放送	2021年8月27日	金曜	05:30
テレビユー福島	2021年8月28日	土曜	05:45

配信情報

配信サイト	配信日	曜日	時間	備考
YouTube円谷公式チャンネル TSUBURAYA IMAGINATION ネットもテレ東	2021年7月10日	土曜	09:30	最新話は2週間無料配信 (YouTubeは10:00までプレミアム配信)
ニコニコチャンネル	2021年7月15日	木曜	24:00	第1話常設無料・最新話無料配信
ニコニコ生放送	2021年7月16日	金曜	21:30	タイムシフトあり

ウルトラマントリガー エピソードZ

2021年12月13日、オンラインで開催された円谷プロのコンテンツ発表イベント「TSUBURAYA CONVENTION 2021」にて、ウルトラマントリガーの劇場版長編作品『ウルトラマントリガー エピソードZ』の情報が公開された。

タイトルの通り、TVシリーズにて客演したナツカワ ハルキとウルトラマンゼットのコンビが帰ってくる他、GUTS-SELECTの新隊長・トキオカや『ティガ』のイーヴィルティガを彷彿とさせる影の巨人・イーヴィルトリガー等の新キャラクターが登場。TVシリーズ最終回から2年後を舞台に、トリガーとGUTS-SELECTの新たな戦いを描く。

2022年3月18日に全国の劇場で同時公開される他、シリーズ初の試みとして円谷プロ公式のサブスクリプションサイト「TSUBURAYA IMAGINATION」でも同日に独占配信予定。

あらすじ

最終決戦から2年後の地球。平和を取り戻したはずの地球に、再び怪獣が頻出する。

時を同じくして世界各地で相次ぐ、超古代遺跡への侵入事件。トキオカ新隊長を迎えたエキスパートチーム「GUTS-SELECT」は、「ライラー」と名乗るその一味を確保して調査を進めていた—。

それはこの宇宙の運命を握る壮絶な戦いの序章だった。

立ち向かう「GUTS-SELECT」、さっそうと駆け付ける「ウルトラマンゼット」、そしてその中心で奮闘する主人公マナカ ケンゴこと「ウルトラマントリガー」の前に、影を継ぐ最悪の巨人「イーヴィルトリガー」がその禍々しい姿を表す！

みんなの笑顔を守るため、ウルトラマントリガーが、ハルキ＝ウルトラマンゼットやイグニス＝トリガーダークが、新生「GUTS-SELECT」のメンバーたちとともに、光と影の大決戦へと挑んで行く！

-円谷プロ公式サイトより抜粋-

登場人物（新キャラクター）

• トキオカ リュウイチ（演: 中村優一）
  タツミ隊長に替わりGUTS-SELECTの指揮を執ることになった新隊長（正式にはまだ隊長代理）。超古代文明研究のエキスパートであり、遺跡からエンシェントスパークレンスを発掘した人物。アキトも師事していた過去がある。

• ライラー イブラ（演: 安藤彰則）　
  超古代遺跡への不法侵入を繰り返していた一味「ライラー」の主犯格。「超古代人の末裔」を自称している。GUTS-SELECTに確保されるが、エタニティコアの光が新たな危機をもたらそうとしていることを伝えるべく、ユザレの巫女との面会を要求する。

スタッフ

• 監督：武居正能
• 脚本：根元歳三
• 音楽：坂部剛

主題歌

• Believer
  歌:マナカ ケンゴ（寺坂頼我）、シズマ ユナ（豊田ルナ）、ヒジリ アキト（金子隼也）
  作詞:堀下さゆり／作曲:森元康介／編曲:渡辺徹 × 日比野裕史

関連チャンネル

放送リスト

話数	サブタイトル	脚本	監督	動画	放送日
第1話	光を繋ぐもの	ハヤシナオキ	坂本浩一		2021年 7月10日
第2話	未来への飛翔				7月17日
第3話	超古代の光と闇				7月24日
第4話	笑顔のために	根元歳三	武居正能		7月31日
特別総集編①	平和を守る力	-	-	ニコニコ配信なし	8月7日
特別総集編②	宇宙を翔る英雄			ニコニコ配信なし	8月14日
第5話	アキトの約束	根元歳三	武居正能		8月21日
第6話	一時間の悪魔				8月28日
第7話	インター・ユニバース	小柳啓伍	田口清隆		9月4日
第8話	繁殖する侵略				9月11日
第9話	あの日の翼	林壮太郎	辻本貴則		9月18日
第10話	揺れるココロ				9月25日
第11話	光と闇の邂逅	ハヤシナオキ	武居正能		10月2日
第12話	三千万年の奇跡				10月9日
第13話	狙われた隊長 〜マルゥル探偵の事件簿〜	足木淳一郎	内田直之		10月16日
第14話	黄金の脅威		坂本浩一		10月23日
第15話	オペレーションドラゴン				10月30日
第16話	嗤う滅亡	植竹須美男	越知靖		11月6日
第17話	怒る饗宴				11月13日
第18話	スマイル作戦第一号	根元歳三	田口清隆		11月20日
第19話	救世主の資格				11月27日
特別総集編③	咲き乱れる悪の華	-	-	ニコニコ配信なし	12月4日
第20話	青いアイツは電撃と共に	継田淳	辻本貴則		12月11日
第21話	悪魔がふたたび				12月18日
第22話	ラストゲーム	足木淳一郎			12月26日
第23話	マイフレンド	ハヤシナオキ	坂本浩一		2022年 1月8日
第24話	闇の支配者				1月15日
第25話 （最終回）	笑顔を信じるものたちへ 〜PULL THE TRIGGER〜				1月22日

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