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通信手段 無し
最大風速 400km/h
ハブ 31日の滞在用
オデッセイ (原題 "THE MARTIAN")とは、2015年の宇宙映画である。日本国内では2016年2月5日公開。20世紀フォックス配給。3Dカラー。141分。原題はそのまんま「火星人、火星の人」といった意味だが、国内では「長期に亘る冒険の旅」を意味する『オデッセイ』の邦題で公開された。
監督は『エイリアン』『ブレードランナー』のリドリー・スコット。『エクソダス:神と王』以来1年ぶりの新作。
当初は脚本を担当したドリュー・ゴダードが監督を兼任する予定だったが、ドリューが別の映画を監督することとなったため、脚本に惚れ込んだリドリー自身が自ら監督に立候補し、『プロメテウス』の続編として製作していた『エイリアン パラダイスロスト(仮題)』を後回しにして本作の監督に就任した。
リドリーは以前から『ロビンソン・クルーソー』を映画化することが夢で、本作のテーマ性を「現代のロビンソン・クルーソーで究極のサバイバル映画に成り得る」と考え、その思いを実現させるチャンスだと考えたのだという。
主演はマット・デイモン。前年大ヒットを記録した『インターステラー』に続いてNASA関連の役を演じることになった。
マットは演じたマーク・ワトニーのキャラクターを非常に気に入っており、彼のユーモア・センスが作品のいいエッセンスとなって緊張感を保ちながらも楽しめて面白い軽妙さが出せたと語っている。
なお、宇宙飛行士関連の役が続いたことで「自分は宇宙飛行士に向いているか?」という問いに対しては「私は宇宙飛行士に向いていないと思う。運よく、向いている人たちが他にいる」と答えている。彼によれば宇宙飛行士には西部開拓者と同じような前に進むために必要な限界に挑む探索心が必要だと考えているらしい。
原作はインターネット上に発表された小説で、プログラマーから作家に転身したアンディ・ウィアーのオンライン連載が基になっている。
連載時点でハリウッド関係者が注目し、すぐに映画化権を獲得、そのままトントン拍子に映像化されていったものである。
原作小説は、国内ではハヤカワ文庫SFレーベルから『火星の人』の題名で刊行されている。
原作時点で作者がプログラマだった経験が活かされており、科学的考察はもちろんのこと、スイングバイを用いた救出計画など、現実に可能性のある2015年時点で実現可能な範囲での計画が描かれている。
話の内容は、事故により火星に一人置き去りにされてしまった宇宙飛行士が、限られた設備で生き残るための過酷なサバイバルを生き抜く様子と、彼を救出するためにあらゆる知恵を用いて奮闘する地球の人々を同時に描いたもの。なお、女性船長ルイスの趣味として、ハードディスクに残されていたというディスコミュージックが多く使われている(だが、主人公とは音楽の趣味が全く合わない。「何で今世紀の音楽を置いてくれなかったんだ」「アンタの音楽の趣味、最低だ」という台詞まである。一方で、映像のコミカルさにも関連しており、歌の内容にツッコミを入れるシーンもあるほか 、随所で歌詞の内容に合わせた画造りになっているので、詞の中身を知っているとより面白く観られるようにもなっている)。
そのサウンドトラック中には国内での公開年に亡くなったデヴィッド・ボウイ(2016年1月10日没)の「Starman」も入っている。(但し、肝心の「Life On Mars」は未使用)
日本国内では、本国より半年ほど遅れて公開されたが、予告が公開された時点で大きな話題となり、2016年初旬の大本命とされていた。
また、同じく宇宙飛行士を題材とした漫画『宇宙兄弟』とのコラボも行われ、既に当時アニメ版は一時中断期に入っていたが、予告篇では六太、日々人によるアニメ版と同じ配役(平田広明&KENN)でのものも流されているほか、ポスターもワトニーの部分を六太に変えてコピーも若干異なるバージョンのものが貼られている。
また、日本語版公式Twitterはワトニー本人が火星から送信しているらしく、たまに返事をもらえることも。
そして、誰が言い始めたやら知らないが、当初のオフィシャルタグだった #火星ひとりぼっち を差し置いて #火星DASH村 のタグを公式も使用していたりする。
NASA3度目の有人探査ミッション「アレス3」はSOL18(火星日での18日目)に突如巨大な砂嵐に襲われ、ミッションの中断に追い込まれた。
しかし、その撤収の途中、クルーの一人で植物学者のマーク・ワトニーが通信アンテナにひっかかり吹き飛ばされる。
懸命の捜索で発見がかなわなかったことから、マークは死亡したと判断され、残りのクルーは宇宙船ヘルメス号で地球へ向かい、NASAもマークの死を記者会見で全世界に公表した。
ところが、嵐から一夜明けたSOL19、マークは生きていた。
腹部に突き刺さったアンテナが宇宙服の穴を塞いだことで一命を取り留めていたのだ。
腹の傷を自身で手術し治療したものの、自らの置かれた絶望的な状況を思い知らされる。
ハブには食糧や生活設備は残されたものの、交信手段や次のクルーがやってくるまでの水や酸素の確保を考えなければならない。
持ち前の植物学と底なしの前向き精神に加え、ありとあらゆる知識と教養を武器に火星に挑むことを決意したマークは、自身を奮い立たせるためにビデオログを作りながら目の前に立ちはだかる問題を一つずつ解決していこうとする。ルイス船長の残した退屈なディスコ・ミュージックを聴きながら。
そして、マークはハブに残されたクルーの排泄物と感謝祭用のジャガイモから畑を作りだし、さらに機材を化学的に応用することで酸素と水を大量に作り出す方法まで思いつく。
一方、地球のNASAは衛星画像から、ハブの設備がきれいに整備されていることを発見し、マークが生き残ったことを知る。
1997年に機能停止したパスファインダー・プローブを掘り起こしたマークは、16進数による通信手段を考えつき、地球との交信も回復。
果たして彼はこの不毛な惑星を無事生き抜き地球に帰還することができるのか?
そして、地球の人々は如何にして彼を救いだすのであろうか?
オデッセイ (映画)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
掲示板
86 ななしのよっしん
2024/10/04(金) 01:58:02 ID: y3V988Q3d+
ま、今のアメリカには中国に媚びる作品作るのがお似合いだわなw
87 ななしのよっしん
2024/10/04(金) 02:19:06 ID: oT+FI0E9zG
いうほど今の作品じゃない件
88 ななしのよっしん
2025/03/08(土) 08:25:04 ID: diU8DjRhlr
アカデミー賞が個人的に信頼できるのはこの映画が7部門にノミネートされたにも関わらず無冠に終わってること
作中でアメリカと中国が協力するという2015年当時のアメリカ国民の願望だが2025年の世界情勢からみれば噴飯物のファンタジーでしかない
現実と隔離した作品が社会的影響力のある受賞を逃すのは当然の帰結
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最終更新:2025/03/28(金) 05:00
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