カツトップエースとは、1978年産の日本の元競走馬、種牡馬である。
主な勝ち鞍
1981年:皐月賞(八大競走)、東京優駿(八大競走)
父*イエローゴッド、母*アコニット、母父Acropolis。
父イエローゴッドは短距離重賞を3勝し、2000ギニーでイギリス三冠馬Nijinskyの2着になっている。大種牡馬Blushing Groomと同じRed Godの子であり、芝・ダート問わずいろんなところを走ることができる産駒を多く輩出した万能種牡馬であった。母アコニットはイギリスで2勝を挙げた輸入繁殖牝馬。
そんな両親から生まれた馬は馬主の勝本氏に「トップを取りエースになる馬」という無駄にかっこいい願いを込めて冠名の「カツ」+「トップ」+「エース」を組み合わせて、カツトップエースと名付けられた。
カツトップエースは7月にデビューし、初戦を2着、2戦目を勝ち上がるものの、そのあと2戦を条件戦で負け、10月に一回勝った後に、オープン、朝日杯3歳S、バイオレットSと3連敗を喫してしまう。特に朝日杯3歳Sでは牝馬であるテンモンから離された10着と惨敗してしまった。(のちにテンモンはオークスを制覇する)
そして迎えた皐月賞。戦前から有力馬がこぞって戦線離脱してしまったため、クラシックをやる前から「低レベル」と言われ続けていた。(まあほとんどテンモンにry)
カツトップエースは、わずか2勝しかしていないことに加え、前走で勝っていないことから17頭立ての16番人気という超低評価だった。そんなことにキレた納得がいかなかったのかカツトップエースは逃げを打ち、スローペースに持ち込んだらあとはこっちのもん。同じ超伏兵ロングミラー(11番人気)の追撃を抑えてクラシックホースとなった。なお、このときの単勝、枠番連勝複式は皐月賞史上2番目の高配当という超荒れた展開となった。騎乗したなにかと問題があった大崎騎手は「1番枠だったから逃げただけ」と驚いた様子だった。
さあここまできたらダービーだ・・・というところなのだが、でなくていいのにNHK杯(当時のダービートライアル)に出走。復活したサンエイソロンに負けてダービーを迎える。
そのダービーはサンエイソロンと皐月賞2着のロングミラーから大きくはなされた3番人気。いやいや、どんだけ信用ないのよという感じであった。だが、これは父が短距離向けの種牡馬とみられたことが原因であった。実際は万能種牡馬なのに。そんなうっぷんを晴らすべく2番手につけて最終コーナーで他馬が外に膨れた隙に最内を通って先頭に立ち、追いこんできたサンエイソロンと競り合った結果、20センチの差でカツトップエースに軍配が上がった。
人気薄とは言え、クラシック2冠を達成したのだから当然三冠へ期待がかかる。ところが、その矢先に屈腱炎を発症。当初は軽傷とみられていたが、秋になって悪化。引退となってしまった。
引退後は種牡馬となったが、これといった産駒を出すことはできず、種牡馬も引退。韓国にデブとなったラッキールーラ、プレストウコウらとともに寄贈された。しかし、韓国でも産駒が走らず、1991年、股関節炎の悪化によって立つことができなくなり、衰弱死した。
余談ではあるがこの後にサニーブライアンが人気薄でクラシック2冠馬となり、「カツトップエースの再来」と呼ばれたが、骨折で菊花賞に出走できず、骨折完治後には屈腱炎を発症して引退というカツトップエースに似た競走生活を送ることとなった。(そういうふうに呼ぶなとあれほど・・・)
| *イエローゴッド Yelllow God 1967 栗毛 |
Red God 1954 栗毛 |
Nasrullah | Nearco |
| Mumtaz Begum | |||
| Spring Run | Menow | ||
| Boola Brook | |||
| Sally Deans 1947 栗毛 |
Fun Fair | Fair Trial | |
| Humoresque | |||
| Cora Deans | Coronach | ||
| Jennie Deans | |||
| *アコニット Aconite 1962 鹿毛 FNo.7-d |
Acropolis 1952 栗毛 |
Donatello | Blenheim |
| Delleana | |||
| Aurora | Hyperion | ||
| Rose Red | |||
| Meadowsweet 1948 黒鹿毛 |
Rockefella | Hyperion | |
| Rockfel | |||
| Queem of the Meadows | Fairway | ||
| Queen of the Blues | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
クロス:Pharos=Fairway 5×5×4(12.50%)、Hyperion 4×4(12.50%)、Blenheim 5×4(9.38%)
掲示板
6 ななしのよっしん
2018/04/30(月) 15:45:42 ID: Vd/KyQ1b6a
NHK杯のところに「でなくていいのに」ってあるけど、実際これにはちゃんとした理由があるんだよね。
藤澤和雄氏の本に次のように書いてある。皐月は人気薄で逃げ切ったっていう事情もあり、また父イエローゴッドの馬には2400mは長いという認識もあったので、NHK杯(2000m)できっちり勝ち負けできるか様子を見たい、と。
結局、評判馬サンエイソロンに勝ち負けに持ち込んでの2着だったのでダービーへ向かうことになった。
馬主はダービー直行を考えていたらしいけど、結局このプランで了承したらしい。
7 ななしのよっしん
2022/11/22(火) 23:20:38 ID: FZe0j4p4fR
NHK杯に皐月賞馬が出たかをざっと調べたところ、カブラヤオー(1975年)までは大体出ていた
そのあとはカツトップエース(1981)とアズマハンター(1982)
ちなみにオークストライアル使った桜花賞馬はアラホウトク(1988)が最後かな
8 ななしのよっしん
2024/01/03(水) 20:32:38 ID: /CPWef9X5R
罫線の引き方がくどすぎて吐き気がした
20年ぐらい前のネットのノリって本当に気持ち悪いな 50〜60代のオタクは生きてる価値ないのがよく分かる記事
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最終更新:2025/12/08(月) 11:00
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