専門的な文献では「カーブル」と書かれることが多いが、日本の外務省や報道、地図などでは「カブール」と書かれていることが多い。当記事ではニコニコ動画のタグ数が多い「カブール」とした。
アフガニスタンの首都であり、標高1800m程度の高地に位置する。夏の最高気温は30℃を超える一方で、冬の最高気温は5℃程度、最低気温は氷点下になることが多い。降水量は年間300mm程度と少なめであり、乾燥している。冬には稀に雪が降ることもある。
人口は2020年時点で400万人を超えており、世界の都市人口のランキングでも100位以内に入る。2000年代以降の内戦からの復興により、急速にインフラが整備されつつあった。
ただしまだインフラの未整備部分も残っており、治安も悪い。2020年にはカブール大学に武装集団が突入し、少なくとも19人が死亡している。2021年には再びタリバンに制圧され、さらに情勢が不安定となった。
民族的にはイラン系のタジク人が多数を占める。アフガニスタン全体ではアーリア系のパシュトゥーン人が多いが、カブールでは比較的少ない。
カブールの位置には町が3000年以上前からあり、『リグ・ヴェーダ』やプトレマイオスの『地理書』にも載っていた。また、玄奘(三蔵法師)も通ったと言われる。大規模に発展するようになったのは16世紀にムガル帝国の支配下になってからであり、1773年にドゥッラーニー朝の首都とされた。ただし、19世紀の二度にわたるアフガン戦争により町が破壊されてしまう。
第二次世界大戦中は、アフガニスタンが中立国であったこともあり、戦場にはならなかった。しかし、1979年のソ連侵攻、その後の内戦、2001年の米軍による空爆などにより、都市は再び何度も破壊されることになった。
外の玄関口はカブール国際空港が主であり、市内の移動はバスやタクシー、自家用車が主に使われている。
観光スポットとしてはムガル帝国の初代皇帝であるバーブルの廟のほか、国立博物館、市内のモスク、バザール等がある。ただし、日本からの来訪者は非常に少ない上、モスクの付近に装甲車や自動小銃を持った兵士がいるなど、もともとあまり安心して観光できる状態ではなかったようだ。
2020年以降の新型コロナウイルスの蔓延やタリバン制圧により情勢が不安定であり、2023年2月8日時点で外務省は危険レベルを4(退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告))としている。
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最終更新:2024/12/26(木) 23:00
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