カーマイン先生とは、テクモから発売されたゲーム「モンスターファーム2」に登場するキャラクターの敬称である。
「さあ、授業開始ですよ」
ヒョヒョヒョヒョ、ミョ~~ン→KO
| ステータス | |
|---|---|
| ヨイワル度 | 激ワル |
| 種族 | フレアデス(ジョーカー×ドラゴン) |
| ランク | Sランク |
| ライフ | 446 |
| ちから | 721 |
| かしこさ | 822 |
| 命中 | 800 |
| 回避 | 409 |
| 丈夫さ | 325 |
試合開始直後に先制で高確率ではなつ、開幕の「デスエナジー」(または「デスカッター」)によって、多くの育成不十分なモンスターを葬り去った死神。中途半端な回避やライフしか持たないモンスターにとって、かしこさ822から繰り出されるデスエナジーは避けることも耐え切ることもできず、即KOされることも珍しくなかった。
ヒョヒョヒョヒョと薄笑いを浮かべながらモンスターを軽々と屠るカーマインは、そのインパクトと相まって、4大大会における最大の壁、あるいは最大の指標として、プレイヤーたちからいつしか「先生」と呼ばれるようになった。「先制攻撃」と「先生」をかけているのかもしれない。かけていないかもしれない。
といったコメントが多く書き込まれ、先生に高い授業料を支払ったプレイヤーの多さが分かる。
しかし現在では…
カーマイン先生は初心者ブリーダーにとって、脅威の存在であるが、実は攻略に関してはそれほど難しくはない。
上記の先生のステータスを見てもらえば分かるが、この先生、攻撃能力は鬼な一方、防御能力は紙である。そのため開幕のデスエナジーを耐え切って、こちらの攻撃に移ることさえできれば意外なほどあっさり倒すことができるパターンが多い。なので、こちらのモンスターのライフと丈夫さ、あとはできればかしこさをある程度(500以上)確保し、命中を600以上伸ばしてコンスタントに攻撃を当てていければ、運は多少絡むものの、ほぼ勝利できるはず。
以上のように、ある程度育成に慣れた上級ブリーダーにとってはカーマイン先生はそれほどの脅威になり得ない。
ニコニコ動画にアップされるプレイ動画によってその事実が公然となるにつれ、先生の株は暴落していった。それでも先生のことを慕う多くのニコニコ視聴者によって、先生の名誉を守るため、ひとつの解決策が見出されたのである。すなわち、
など、生徒(視聴者)たちによる素晴らしい言い訳弁護がコメントされることで、カーマイン先生のメンツは保たれたのである!めでたしめでたし。
2020年、念願のバグ修正等が加えられた移植版モンスターファーム2が発売された。
ガッツが40以下でもCPUが攻撃を仕掛けてくるという仕様変更により、カーマイン先生は開幕デスエナジーをしなくても密着しガッツが尽きるまで高命中デスパンチ連打という新たな戦略を確立。かつてのようにデスエナジーさえ耐えればガッツロックして勝てるという状況が作りにくくなる等、壁としてより高くそびえ立つ事となった。
一方でCPUも逆上/底力するようになった仕様変更により、一旦攻められると打たれ弱いと言うのがより顕著となった。攻めも守りも極端な先生である。
また、とあるCDデータからカーマイン先生をモチーフとしたフレアデスが再生可能である事が判明。その能力は以下のようになっている。
| フレアデス(ジョーカー×ドラゴン) | 善悪…-90 | ライフ | 力 | かしこさ | 命中 | 回避 | 丈夫さ |
| 寿命…400(晩成) | 状態変化…集中/本気 | C | B | A | B | D | D |
| 初期技…デスエナジー |
移動/G回復…C/15 |
112 | 181 | 206 | 200 | 103 | 82 |
カーマイン先生に限った事ではないが、特殊な再生データで排出されるSランクモンスターは大会の個体から約1/4のステータスで出現し、それぞれにCPU時代特有の個性が与えられている。
このカーマイン先生個体の場合、本来持たない集中を所持し最初から代名詞のデスエナジーを所持している事が個性となっている。
また、Sランク個体は全体的に長寿になっている傾向にあり、カーマイン先生は元のフレアデスと比較して寿命が+150週されている。これは約3年分の延長となり、早熟から晩成になったこともあり一代で簡単にフルモンにする事が可能となった。
なお、善悪は-80から-90と修正され、ヨイにする事が出来ないのが唯一の弱体点となる。
さらに時は流れて、2022年10月に発売した『ウルトラ怪獣モンスターファーム』でも、Sグレードの三大大会の一つ・ライトニング杯に出場してくる「先生」が存在する。
当記事で扱うカーマイン先生とは名前以外に直接の関係こそないが、ついでに記載させて頂く。
具体的には、ライトニング杯に出場する怪獣の一体に「ティーチャー」という名のエースキラーが出場している。ティーチャー(teacher)という言葉は英語で「教師」「先生」を意味するので、後述するステータスや戦闘スタイルと合わせて上記のカーマイン先生を彷彿させるが、コーエーテクモゲームスがこれらのネタを公式へ逆輸入させたのかは不明。
そんな、かつての名人ブリーダーたちが揃って反応を示したと思われる「先生」のスペックは以下の通り。
| 種族 | エースキラー(純血種) |
| ライフ | 4460 |
| ちから | 8200 |
| かしこさ | 6700 |
| 命中 | 8000 |
| 回避 | 2310 |
| 丈夫さ | 5805 |
| 特徴 | 光の抹殺者(エースキラー) →大ダメージ技のダメージが増加(+10%) |
| 自己修復(インペライザー) →ライフが20%以下(致命傷含む)になると1度だけ自動でライフが回復する |
|
| 一夜の復活(ギエロン星獣) →ライフがゼロになった時1度だけライフ1で復活する |
|
| 砕かれる空(バキシム) →2回連続で相手の攻撃に被弾すると回避力が20%アップ(20秒間) |
ちからと命中に特化しており、かしこさと丈夫さも高水準である反面、回避とライフが弱いというステータスなので鍛え方が生半可な怪獣ではサンダーキラーとの戦いの前にあっさり葬られてしまうのも同じ。
しかもこちらは上記の通り、致命ダメージを受けた時に食いしばり効果を発動するスキル(特徴)を2つも持っているので根性を確定で2度発動してくるに等しく、ティーチャーを一撃で倒せるほど鍛え上げた怪獣で挑戦しても最低3回は攻撃を当てなければ倒せない。もちろん、その間はティーチャーの高命中高火力の猛攻を凌ぎきる必要がある。
つまりこちらの「先生」は、三大大会を勝ち抜くためのレベル以外にも、回避型怪獣必携ともいえる事故防止用スキルの有用性も教えて下さるのである。耐久はこの2つの特徴に任せて回避特化型の怪獣からライフと丈夫さを捨て、残りのステータスに全振りする育成スタイルも存在するほどである。
ちなみに残る1つの特徴は、2度続けて被弾すると回避力が上がるスキルなのだが、ティーチャーの回避は低いのでSランクまで勝ち進んできた怪獣ならばさほどの脅威ではないだろう。
なお、どうでもいいが体調はかなり絶不調で試合開始前にステータス画面を確認するとすごくくたびれている。先生だけに普段は激務なんだろうか。
先生、お疲れ様でした!
「MF2死ぬ気で全種族チャレンジ」ジョーカー編にて登場したカーマイン先生。
注目の同種族対決が実現したこちらの回には「職員会議」というタグやコメントが付けられた。
このようにカーマイン先生は、4大大会を勝ち抜かんとする「生徒達」を今日も見守り続けているのである。
だって先生、プレミアム会員じゃないからコミュニティ立てれないって言ってたし…
掲示板
74 ななしのよっしん
2022/11/13(日) 10:19:16 ID: KyjnQaEmil
>>72
何気にHPの数値がカーマイン先生と同値(の10倍)
カーマイン先生は回避型キラーだったけど
今作だとAランクにいるライフ丈夫さ型絶対引退させるマンのニコラス(ミクラス)の方がインパクトあるかな
75 ななしのよっしん
2023/09/22(金) 14:30:50 ID: gfdTknA/Ob
76 ななしのよっしん
2024/03/10(日) 15:37:22 ID: I+oZhyONj2
なお初心者にとっての壁となった理由で一番大きいのが回避偏重のバランス。
1から続くスタンスで試合時間が短く時間切れの際はライフの割合で判定が行われるため「すべての攻撃を回避して」「一発でも攻撃を当てる」事が出来れば勝ててしまう。極論ライフちからかしこさ丈夫さ全部1でも勝てる。
さらにガッツダウンはステータスに依存しないため当てさえすれば手数を減らしさらに優位に試合を運ぶ事ができる。
そんなわけで上記ほど極端では無いにせよ命中回避以外を軽視した育成を行なったモンスターで四大大会まで到達したブリーダーは数多く、そしてそんな生兵法で挑んだ彼らに己の浅はかさをワカらせたゆえの「先生」なのである。
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最終更新:2025/12/10(水) 10:00
最終更新:2025/12/10(水) 10:00
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