キム・カッファン(김갑환, Kim Kap-Hwan, 金甲喚)とは、SNKが開発・販売した対戦格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズや『KOF』シリーズに登場するキャラクターである。
『餓狼2』で初登場。稼動当時は数少なかった韓国出身のファイター。職業はテコンドーの師範。
テコンドーこそ世界最強の格闘技と自負し、正義を重んじ悪を許さない真っ直ぐな性格の持ち主。基本的には生真面目で礼儀正しい熱血漢だが、性格の一面を強調されて融通が利かない、暑苦しいとギャグ的に扱われることも多い。正義の名の下に行う強制的な矯正からかファンに偽善者と揶揄されることもあり、公式でも『リアルバウト餓狼伝説』ではギースに、『SVC CHAOS』ではゲーニッツに偽善者呼ばわりされている。
必殺技は飛翔脚、半月斬、飛燕斬等で、超必殺技の鳳凰脚(海外では Phoenix Kick)は特に有名。通常技も必殺技も判りやすい性能で機動力もあるので初心者でも取っ付きやすく、作品によって動きがそこまで変わらないので伝統キャラとして安定して使っていける。技の大幅強化により『餓狼SP』では強キャラとなり、以降韓国補正というわけではないだろうが登場する多くの作品で強キャラとして認知されている。
『CAPCOM VS. SNK』では『ストリートファイター』シリーズのガイルに対し彼の蹴りの鋭さを賞賛している。『ボンボン餓狼』ではなぜか悪人として登場している。「嫌いなもの: 悪」なのに。
格闘ゲームというか創作作品全般における韓国人キャラクターのパイオニア的存在で、韓国のプレイヤーから高い支持を得てSNKの韓国進出に一役買った。個々のキャラクター人気の強い『KOF』においても数少ないナンバリングタイトル皆勤キャラであり根強い人気が覗える。
尚、彼の名前は当時韓国でSNKのMVSやネオジオの販売を代行していたビッコム社の社長・金甲煥(1936~2018.2.24)氏から取られている。開発当初の名前「キム・ハイフォン」が「韓国人の名前としてはありえない」と当時居合わせた韓国の客人に突っ込まれたため、許可を取って名前を使わせてもらった(ただし漢字表記は「煥」→「喚」に。「甲高く喚く」という意味にも解釈可能)。ちなみに、「カッファン」という読みは日本式で、韓国語では「カプァン」と発音する(※姓と続けて読むときには連濁して「キム・ガプァン」となる。これは金甲煥氏も同様)。
SNKプレイモア時代のゲームでは諸事情で名前が使えないため単に「キム」と表記されていたが、2016年に『KOFXIV』が発売&社名がSNKに変更され、その1年後の2017年以降は3Dアニメ『THE KING OF FIGHTERS:DESTINY』、スマホアプリ『クラッシュフィーバー』『パズドラ』『KOF ALLSTAR』『KOFクロニクル』等で「キム・カッファン」表記が復活している。なお、ゲーマー諸氏は元々彼を「キム」だの「キムの兄貴」だのと呼んでいたので全く差し支えは無かったりする。
余談だが、テコンドーは公式ルール上では攻撃可能範囲は腰から上までであり、キムや他のテコンドー使いは下部も攻撃してしまっているのだが、下段攻撃不可にするとしゃがまれるだけで何もやることが無くなってしまい、ゲームとして成り立たなくなるため、ボクシングのローブロー(腰から下へのパンチ)等と同様に本来反則行為となるものも禁じられることなく搭載され続けている。そもそも特定の格闘技のルールで戦ってるわけではないから仕方ないだろう。「プロレスじゃないんだから火ィ吹くくらい良いじゃないか」
同門、弟子など関係のあるキャラが多い。没キャラを含むプレイアブルを列挙する。
掲示板
116 ななしのよっしん
2023/06/15(木) 23:10:24 ID: 3mDTSusAEg
名前は直接言わなくてもダイナソーの正体がグリフォンマスクって知ってるんだね、ちなみにジョーには全くバレてないというね
117 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 00:17:02 ID: f53NjA9VAx
内心反省してないけどチャンとチョイがキムの技をアレンジして取り入れて強くなっていくの泣ける
118 ななしのよっしん
2024/09/26(木) 18:20:57 ID: 1b6r8T7lIv
キムが人気キャラだけど一人じゃ正義漢キャラを活かしづらいって事情があるおかげで
ストーリー的にそんな重要じゃないのにやたら出番に恵まれてるチャンとチョイ
(スマブラにでたりカプエスに出たり)
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/24(日) 05:00
最終更新:2024/11/24(日) 05:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。