帆船時代、重さ50トン前後、大砲6~8門を積んだ船をコルベット、もしくはスループと呼んだ。
時代が進むにつれてメタボ化大きくなっていき、帆船から汽船の過渡期(日本で言えば江戸末期から明治時代ぐらい)には500トン前後、大砲10~20門を積んだ船もコルベットと呼ばれるようになった。太平洋を渡ったので有名な咸臨丸や日露戦争で活躍した金剛(初代)がコルベットの範疇に入る。
その後、第二次大戦で大量生産された500トンぐらいの軍艦もコルベットと称され、潜水艦狩りに大活躍をしている。
大体500~1,500トンの軍艦をコルベットと呼ばれることが多い。フリゲートと呼ばれる船はフランスのアキテーヌ級や中国の舟山級(054A型)のようにお前のようなババアがいるかもといお前のようなフリゲートがいるかといわれても文句言えないぐらいでかい船がフリゲートを名乗ってたりする[1]が、コルベットを名乗っている船はさすがに2,000トンを超えるものはない。
最近ではミサイル艇や哨戒艇と呼ばれている船も大型化・重武装化が進んでおり、コルベットと呼んでも差し支えなさそうなものまで出現している。
日本では海上保安庁の巡視船、それもPSやPMとされている船が大きさ的にコルベットに相当する。ま、海上保安庁は軍事組織じゃないんだけどね。建前上は。[2]
恐らく建造したスウェーデン・コックムス社(そうりゅう級のAIP機関を作ったとこ)製作のヴィスヴュー級のプロモーションビデオ。
掲示板
7 ななしのよっしん
2021/07/13(火) 22:02:42 ID: 6pd60Ez0wk
対潜コルベットのその後
戦後、潜水艦はどんどん強力になっていった
対潜装備も爆雷だけでは済まず、対潜迫撃砲ヘッジホッグだの対潜誘導魚雷だの対潜ロケットだの大掛かりになった
海上自衛隊のDDK(対潜護衛艦)のように対空砲を減らしてでも対潜装備を積み込んだ駆逐艦級の艦艇が生まれて来るのが象徴的だ
最終的に対潜ヘリを積み込んで哨戒機と連携しないと始まらないレベルになったので従来のコルベットサイズの艦艇は対潜戦の主役ではなくなった
一方で別の脅威が新たに生まれていた
ミサイルだ
8 ななしのよっしん
2021/07/13(火) 22:45:04 ID: 6pd60Ez0wk
ミサイルコルベット
戦後ミサイルの発達により、コルベットより更に小型の、艦対艦ミサイルに船がくっついてるようなミサイル艦艇が生まれる
これらは島や大陸沿岸に隠れ、高速を活かして接近し、数発のミサイルを撃って逃げてしまう
従来の艦砲なら大きな船体に積載して何発も撃ち合いする必要があるが、ミサイルなら最初の一撃さえ当たれば大体の仕事は終わってしまう
これに対抗するにはこちらもミサイル艇を使い対艦ミサイルを撃って沈めてしまえばよい
相手の攻撃をしのぐための対空装備や、相手より先に、相手より遠くからミサイルを撃つための電子装備を積むと自然と大型化してくる(とはいえ対潜装備ほどではない)
また、ワンポイントで自分の決めた地点で襲撃するのと違って、船団護衛の長期航海に付き合うにもそれなりのサイズが欲しいので、対艦装備と自衛用対空装備を積みそれなりの汎用性もある従来のコルベットサイズの艦艇が再び求められるようになった
9 ななしのよっしん
2023/11/04(土) 19:31:01 ID: ddvX1t5DPk
記事がないので紹介のあるこちらに
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/21(月) 01:00
最終更新:2025/04/21(月) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。