サンダー・ボルト 単語

20件

サンダーボルト

2.9千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

サンダー・ボルトとは、遊戯王OCGに登場する魔法カードである。(一部遊戯王カードWikiより引用

※その他のサンダーボルトthunderbolt)については「サンダーボルト」を参照。

概要

通常魔法(準制限カード
(1):相手フィールドモンスターを全て破壊する。

STARTER BOX」(1999年3月18日発売)にて登場。
全体除去魔法の代表格、魔法カードとしても最古参の1枚として多くの決闘者に知られている。

基本的に遊戯王OCGで重要なのはモンスターである。それをノーコスト無条件で破壊できるこのカードは紛れもないパワーカードである。それゆえ最初期は必須カードと見なされていた。

しかし、破壊耐性を持つモンスターは除去できず万ではない。通常魔法なので相手ターンの防御には使えず、先行で死に札になるカードと言える。

かつて「必須カード」とされていたこのカードが、カードプールの増加に伴い「考えなしに入れてはいけないカード」という認識に置き換わっていることが、遊戯王歴史環境の変化を物語っている。

登場から禁止指定まで

初期の公式ルールでは上級モンスターの生け贄(リリース)が必要なく「青眼の白龍」が最強カードであり、召喚されると手のつけようがかった。その「青眼の白龍」をいとも簡単に破壊し、さらに自分が攻め込むための場を整えられるこのカードは重宝された。今でこそ除去に対して多様な対抗手段があるものの、当時は防ぐのも難しかった。

エキスパートルール制定以降、生け贄などのルールが整えられた後でもノーコストの全体除去は強だった。魔法の使用にターン制限がくなり「ハーピィの羽根帚」でカードを破壊→「サンダー・ボルト」モンスターを破壊→モンスターを召喚して攻撃するのが王道コンボとなった。[1]

どんなデッキにも入る上に効果があまりにも強すぎることから、制限カード導入(1999年)にともない制限カード定。禁止カード導入(2004年3月1日)と同時に禁止カード定された。ほぼ下位互換と言える「ブラック・ホール」も後に禁止定され、長い間緩和されることはなかった。

制限緩和、その後の規制状況

そんな中、TCG(海外)で2014年10月1日に制限カードとなる。大量展開が昔のにならないほど容易になっていたため、対抗策としての緩和だろう。この訂は日本でも話題になり、TCG環境でどのようながあるか注され、OCGでの緩和も期待されるようになった。

そして2019年4月1日OCGでも制限カードに緩和。15年1ヶぶりの復帰となり、当時の最長記録更新した[2]。更に2022年4月1日に準制限、同年7月1日では制限解除に至った。

しかし、2023年1月1日に準制限へ逆戻りとなった。サイドデッキが使えるマッチ戦において、後攻用の戦術が容易にできることが問題視されたのだろう。

制限復帰直後の環境は「オルフェゴール」「サラマングレイト」など効果耐性モンスターデッキトップメタであり、このカード1枚だけでは捲れない有様だった。パワーカード1枚だけでは環境は変わらないという時代の流れを感じずにはいられない事となっている。とはいえ、昨今のカードにみられる名称ターン1制限がいため、複数回打ってゴリ押しする戦法も可。除去耐性が控えテーマ環境トップに立った時は有効なメタカードになると言えるだろう。

漫画、アニメ、デジタル作品において

余談

関連動画

 

関連項目

脚注

  1. *当時、遊戯王OCG小学生を中心に流行しインターネット環境も未発達だったため「公式ルール下で魔法カードを1ターンに複数使用」「エキスパートルール制定後も上級モンスターを生け贄なしで召喚」など、ルールを正確に把握していない決闘者が多数だったと思われる。
  2. *後に、この記録は「心変わり」に越されている。
  3. *OCGライトニングボルテックスとは異なる。
この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
[単語]

提供: 樹葉 緑

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/27(土) 07:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/27(土) 07:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP