デビルっちのたまごっちとは、1998年9月に発売された携帯型「たまごっち」シリーズ第7弾である。
死んでしまったたまごっちは、てんしっちに生まれ変わって、てんしっちの都でしあわせにくらす・・・ハズなのですが・・・。どんなワケか、てんしっちになりそこなってしまったたまごっちがひとりいました。それがごぞんじ、イタズラ大好きデビルっちの第1号だったのです!!
大きな灰色雲の上で、ひとりぼっちのデビルっちは、しあわせそうに暮すてんしっちたちを、灰色雲ののぞき穴から見ては、なんとか自分も仲間にしてもらえないかと考えていました。そして、たまたま通りかかったこうもりとガイコっちを手下にして、ある作戦をたてました。
その作戦とは、「てんしっちゆうわく大作戦」!! 手下のこうもりとガイコっちをてんしっちの都に送り込んでは、あの手、この手でてんしっちをゆうわくして、デビル界に連れ込んだのです!!デビル界に連れ込まれたてんしっち達は、デビルっちに変えられてしまうという運命なのです・・・(涙)。
こうして次々に仲間を増やしたデビルっちの暮すデビル界は、まさにイタズラ王国。そして今も、灰色雲のすきまから、デビルっちはてんしっちを狙っているのです・・・。
悪魔のような姿をしたたまごっち「デビルっち」を飼育するゲームで、人間界の滞在期間中にデビルっちと仲良くなることが目的。デビルっちはもともと携帯型「たまごっち」シリーズ第3弾「てんしっちのたまごっち」において、堕天による育成終了(通常のたまごっちにおける病死)時に登場していたキャラで、今作では主役(?)に抜擢された形である。
| 白 | 黒 | ピンク | ツートン |
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当時、本作を皮切りに「やさしいたまごっち(10月発売)」「サンタクロっちのたまごっち(11月発売)」と3ヶ月連続で携帯型「たまごっち」の新機種が発売されているが、結果的に第一期の携帯型たまごっちシリーズはここで発売が打ち止めになってしまっている。たまごっちブームのピーク時と比べて出荷数が少ないため、本作を含め末期に発売された機種は中古市場において高値で取引されることが多い。
2006年3月7日からバンダイのiモード向けゲームサイト「ケータイで発見!!たまごっち」(月額315円)で移植版を遊ぶことが出来たが、現在は配信を終了している。
基本的な飼育ルールは「てんしっちのたまごっち」に近いが、本体を叩いてコミュニケーションをとる機能はオミットされ、飼育と関係なくゲーム内で起こる見た目に楽しいイベントが増えている。
通常のたまごっちにおける「年齢」は「人間界たいざい日数」、「ごきげん」は「なかよし度」に差し替えられており、「体重」「しつけ」にあたるパラメータはなく、「DP(デビルンパワー)」という全く別のものに置き換わっている。
ごはんはイカスミパイ(おなかが1ポイント回復)、おやつはブラックチョコ(なかよし度が1ポイント回復)。
「てんしっちのたまごっち」ではTP(てんしパワー)という、てんしっちのお祈りに必要なエネルギーのパラメータがあったが、本作のデビルンパワーは性質が異なる。こちらの値は高いほどイタズラ(後述)や呼び出しの回数が増え、100に達するとコウモリになってデビル界へ帰ってしまい育成終了(BAD END)となる。また、この値によってデビルっちの成長が変化する。
デビルンパワーは時間経過によって5ずつ上昇し、なかよしアップゲームで4回失敗する、寝ていない時に電気を消すなど特定の条件で10上昇する。おなか、なかよし度が少ないと時間経過で上昇しやすくなるため、こまめにお世話をすることで上昇を抑えることが可能である。
デビルっち特有の行動として「イタズラ」がある。たまごっちにも「ワガママ」という行動があったが、たまごっちの「おなかやごきげんが減ってないのに呼び出す」という行動に加え、「ごはんを投げ返す」「おやつを食べたふりをする」「チェックメーターを選択できなくする」「ゲームで遊ぼうとすると寝たふりをする」「うんちを流せなくする」など数多くのものが用意されている。
イタズラ時は「かみだのみ」(たまごっちにおける「しつけ」)コマンドを選ぶことでデビルっちが反省し、デビルンパワーが10減少する。また「あくしゅ」というお世話コマンドが用意されており、デビルっちが握手を求めた時にこれを選択するとデビルンパワーが15減少し、なかよし度が減りにくくなる。
通常のたまごっちでは卵
からベビーっちが生まれて大きくなっていくが、本作ではコウモリ
が出現して2分後にデビルっちかズキデビっちが出現して育成がスタートする。デビルっちには大人や子供という区別がなく、デビルっちの風格を身につけることでデビル初級→デビル中級→デビル上級(→デビルハイパー)という順に「昇級」していく。
| 学名&画像(お絵カキコ募集中) | 生態など |
| デビルっち |
デビル初級。てんしっちにイタズラを働いていたデビルっちだが、デビル界ではまだまだ初級だった。くりてんとは宿命のライバルだがベビーてんやチルドてんが苦手という変わり者。趣味はデビルタンゴでプロ級に上手いとか。 |
| ズキデビっち |
デビル初級。「新種発見!!たまごっち」に登場した「ズキっち」に似た姿のデビルっち。真っ赤なマスクに黒光りする羽と、いかにもデビルっちらしい格好をしているが、実はとてもシャイな性格で、マスクもそれを隠すための道具らしい。こんな性格なのでてんしっちの誘惑は苦手。 |
| ぷくデビルっち |
デビル中級。ちょっと太めなので、ここの所ぷくてんがダイエットを始めたというニュースが気になって仕方ない。前世はにゃっちではないかと思うほど甘え上手かつマイペースなワガママデビルっちで、これには上級デビルも舌を巻く。 |
| ばけデビルっち |
デビル中級。中級のデビルっちの中では最強のデビルンパワーを持つ。背後でため息をつきながらオバケのようについてまわるという世にも恐ろしい方法でてんしっちを誘惑する。 |
| おやじデビル |
デビル中級。初代「たまごっち」に登場した「おやじっち」に似た姿をしているが、頭がとても良く、趣味はガーデニングで、たまごっち星で一番高いピキピキ山のミネラルウォーター(とっくりボトル)しか飲まないなど、その意外さがかえって不気味。おやじっちやおやじてんしを見ると、あまりの情けなさにイライラするという。 |
| デビルまめっち |
デビル上級。初代「たまごっち」に登場した「まめっち」に似た姿をしているが、その性格は嘘つきで無責任と、似ても似つかない。疲れることが大嫌いで、てんしっちの誘惑も怖い顔の練習もサボってばかり。そのいい加減さは上級デビルも呆れるほど。デビルまめっちのウソに一番騙されてるのはデビルっちだとか。 |
| デビルどり |
デビル上級。最も冷酷な性格をしており、デビルっちの中でも一目置かれている。気に入らないことがあるとカラスそっくりの声で鳴き叫び、その雄叫びは下界にも届くほど。最近は虫歯でブラックチョコがしみるせいか、イマイチやる気が出ないのが悩みの種。 |
| カボデビっち |
デビル上級。ジャック・オ・ランタンのようなカボチャの被り物をしており、その中身が何者なのかデビルっちの中でも色々な噂が飛び交っている。「てんしっちがコスプレして、デビルっちのフリをしている説」が最も有力だというが、もし本当だとしたらこれほど恐ろしいことはないだろう。 |
| デビルコっち |
デビル上級。小悪魔っぽい瞳がとてもキュートなデビルっち。その可愛らしさに誘惑されたてんしっちは数多い。デビル界の掟を破って、てんしっちの「おとのてん」とヒミツの友情を育んでいる。出会いのきっかけは間違いメールだったという。 |
| クリデビっち |
デビルハイパー。人が嫌がってやらないことを自分から進んでやり、困った人がいれば助けてあげようとする、とても性格のいいデビルっち。ところがてんしっちの誘惑成功率は何故かナンバーワンだという。一体どんな手でてんしっちを誘惑しているのか、考えただけで身の毛がよだつ話である。 |
| ふたごデビル |
デビルハイパー。ボケ役のブルーノとツッコミ役のピンキーの二人組によるデビル界のお笑いコンビ。芸の力でてんしっちを誘惑する。自らデビルっちになるほどの追っかけファンも多く、てんしっちの都では社会問題になっている。ヒットチャートナンバーワンのデュエットソング「ブラックドリーム 恋はブギウギ」にてんしっちたちはもうメロメロ。 |
| キングデビルっち |
デビルハイパー。デビル界を牛耳る支配者で、最近父のキングデビルっち1世が引退して王座を譲られたが、まだ若いためデビル界の王になる自信がない。そのためかデビルン城というちゃんとした家があるにも関わらず、ガイコツ岬の灯台で独り星を眺めながら過ごすことが多い。魔力、実力ともにナンバーワンなのだが、そんなことにも虚しさを感じている。 |
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最終更新:2025/12/09(火) 03:00
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