ニコニコ大百科が利用できない時の代替サービス一覧とは (ニコニコダイヒャッカガリヨウデキナイトキノダイタイサービスイチランとは) [単語記事]

本記事は、ニコニコ大百科が利用できなくなった際の代替として活用しうるサービスを一覧として紹介する記事である。

概要

niconico自体の不具合やメンテナンスなどで、ニコニコ大百科を開けなくなってしまう自体は過去にも幾度が発生してきた。ほとんどは1日以内で解消する短期間の現象だったが、2024年 6月8日にはドワンゴのネットワークを標的としたサイバー攻撃の影響により、同年7月9日に仮復旧するまで長期間ニコニコ大百科が利用できない状況が発生した。
⇒2024年KADOKAWA・ニコニコ動画へのサイバー攻撃

大百科史上類のない長期間の利用不可という状況の中、一部のニコニコ大百科中毒の利用者はこんなことを考えていた。

ニコニコ大百科の記事を見たい！書きたい！作りたい！

でもサービスが利用できない！どうすればいいんだ！

そうだ、こんな方法があるぞ！よし、やってみよう！

本記事は、再びニコニコ大百科が利用できない状況に陥ってしまった時のために、先人が残した知恵の備忘録として、代替となりうるサービスを紹介するものである。

単純にその言葉に関する情報が知りたいのであれば、Wikipediaやpixiv百科事典など別の百科事典サイトを利用するのも一つの手であるが、ニコニコ大百科にしか記載がない情報も多く、完全な代替にはなり得ない。

Webアーカイブサービス（魚拓）を利用すれば、ニコニコ大百科記事に限らず、過去にアーカイブが取られたウェブサイトを閲覧することはできる（最新版ではないことがあるので注意！）。

Webアーカイブサービスで有名なものがWayback Machineである。このサイトはインターネット上のウェブサイトをクローラーによって自動的に情報を取得しており、取得したタイミングでのウェブサイトの内容をアーカイブとして確認することができる。このサービスにニコニコ大百科にURLを記載すれば、利用できていた時の大百科記事を閲覧することができる。あた、ユーザーによる手動の取得にも対応している。

なお、ニコニコ大百科の記事は全てページ番号を含めたURLが割り振られているが、そちらではなく記事を開いた時のURL バーに表示されているURLを記載するのが正しい利用方法である。ページ番号のURLもアーカイブが取得されてはいるが、通常のリンクの方にリダイレクト処理が走るため、通常のリンクを開くよりも若干遅い。

ニコニコ大百科の記事作成及び編集はニコニコアカウントのログインおよびプレミアム会員に加入しなければ行うことができない。ニコニコ大百科のサービスが利用できない時は当然ログインもできないので直接大百科記事を書くことはできない。

ニコニコ大百科記事は（見出しなどのCSSに影響する要素は変動するが）テキストエディタやHTMLエディタで作成することができるため、HTMLの記載が反映できるサービスであれば作成時の見栄えなどを確認しつつ下書きを作ることは可能である。

2024年のサイトダウン時は、代わりにnoteや各種ブログサイトに「大百科記事の下書き」を作成、ニコニコ大百科が復旧したらまとめて作成する、という手法が一部で取られていた。同時期、ニコニコ大百科の公式では「ニコニコ大百科出張所」を開催したが、こちらではGoogleドキュメントをつかって原稿が募集された。

ニコニコ大百科用としてカスタムされたツールではあるが、画像書き出し機能が搭載されているため、通常公開されているデモ版でも利用して作成できる。

ピコカキコはMMLという言語で音楽を作成するもので、もともと外部のオープンソースなライブラリ（FlMML）を使用している。

このためサードパーティのソフトウェアは豊富に存在し、作成・再生の手段に限って言えば事欠くことはない。

ピコカキコ製作に役立つツール一覧という記事が詳しいので参照されたい。

投稿されたピコカキコの閲覧はダウン時には困難であるが、dic.nicovideo.jp/mml/[ピコ番号]をWebアーカイブ上で調べると、たまにアーカイブされていることがある。

上記では代替サービスを紹介したが、逆に代替が利かないサービスも存在する。これらのサービスを利用したい場合はどうしようもないので公式の復旧を待とう。

また、ニコニコ大百科以外のニコニコ内のサービス（動画・静画・コミュニティなど）が利用できない場合もニコニコ大百科内でも利用できない。

前項でも触れたが、2024年KADOKAWA・ニコニコ動画へのサイバー攻撃の影響によりニコニコ大百科が利用できなくなった際には、仮復旧したニコニコニュース ORIGINALに「ニコニコ大百科出張所」というページが開設されていた。ユーザーから記事の内容を募集し、ニコニコニュース内に掲載する、というものであった。公式が用意した一時的な代替手段といえるだろう。

ちなみにこの記事も元々はニコニコ大百科出張所に掲載され、その後記事として作成されたものである。

ニコニコ大百科が利用できなくなっても、周囲にはある程度その役割を代替できるサービスは数多く存在する。
もしもまたニコニコ大百科が利用できなくなったら、この記事を思い出して引き続きニコニコしてもらえると幸いである。

まぁニコニコのサービスが利用できない時はこの記事も見れないんだけどね。