ニーナ(ユニコーンオーバーロード)とは (ニーナとは) [単語記事]

ニーナ(ユニコーンオーバーロード)とは、ゲーム『ユニコーンオーバーロード』に登場する人物である。CV:本渡楓

概要

「強くなった私を見てください！」

コルニア編のサブクエスト「盗賊退治」にて登場。ティシュドネ領主の娘でありながら岩鼠団と呼ばれる盗賊団に身を落とし、ゼルクーバ砦を拠点にラクリーゼとティシュドネの町を襲っていた少女。妹にミレーがいる。領主の娘らしく教育が行き届いており、ならず者集団である岩鼠団において気品溢れる言動を取る彼女は、良くも悪くも浮いた存在となっていた。彼女の存在は風の噂となって流れ、その噂は黒爪盗賊団のギャメルにも届いたとか。彼曰く「むさ苦しい盗賊団に育ちの良さそうな小娘がいるって一時話題になってたぜ」「あまりにも場違いなもんで人質なんじゃねえかとかな」との事。「盗賊退治」では岩鼠団に襲われて困っている町民から依頼を受けた解放軍と対峙。彼女率いる部隊はバリケードや見張り台の先にあるティシュドネの町に居座っている。

彼女の加入条件はやや特殊で、解放軍に同行するミレーとニーナを戦場で会話させる必要がある。もし会話させずにステージクリアしてしまうと岩鼠団とともに逃亡してしまい仲間にならなくなる。会話させるとニーナが騎士団の入団審査に落ちた事、そして家に泥を塗らないために自ら出奔して盗賊団に入った事が明かされる。入団審査に落ちた理由は騎乗技術不足とされたが、実のところ試験官から賄賂を要求されたのを清廉潔白な父親が突っぱねたのが原因かつ真実だった(この事をニーナは知らない)。

解放軍に敗れるとゼルクーバ砦を放棄して逃亡。何とか振り切る事に成功するが、そこで団長のブリスから突如クビを宣告される。というのも岩鼠団は家族や身寄りがいない者の集まりであり、先の戦闘で妹と両親がいると分かったニーナには所属資格が無かったのだ。ブリスや副長のクルトに「何かあったとき、後悔するぞ墓石と仲直りなどできんだろう」「それにお前にゃ盗賊は無理だ俺たちみたく悪に染まる前に足を洗え」と諭され、ミレーのもとに戻った。しかし家に戻るのは嫌だったようで、自分にも何か出来る事を探して解放軍に加わる。

「盗賊退治」をクリアすると、岩鼠団は悪い金持ちからしか金品を奪わない義賊だった事が語られ、彼らがいなくなった事を惜しむ町民もいる。その後も彼らは活動を続け、ドラケンガルド王国ではゼノイラ軍から物資を盗んだ話が聞け、バストリアスでは無人になっていた城塞都市ソルバクワッドに辿り着いて根無し草の生活からようやく解放された様子が描写されている。

リベレイトクエスト「城塞都市ソルバクワッド解放戦」ではその岩鼠団と再戦。クリア後、ブリスを勧誘するか処刑するかの選択肢が表示される。ニーナが加入している場合は彼女が助命をアレインに嘆願、この状態で勧誘するとブリスが解放軍に参加。逆にニーナ不在だと勧誘しても拒絶されてそのまま処刑となる。処刑を選んだ場合はニーナの有無に関係なく当然処刑となる。

人物像

貴族の師弟が通う学校では成績優秀であり、また彼女自身が領主の娘だけあって言葉遣いが丁寧。罵倒する際も「余計なお世話です！このサラサラ髪の坊ちゃん騎士！」や「卵料理に殻が入ってしまう呪いに五年くらいかかるといいんです！」といった具合に相手が傷付かないよう言葉を選んでいる。良く言えば真っすぐで純真な性格、悪く言えば世間知らずだろうか。

一方、勉学の成績こそ良いものの親密度会話では非常に不器用だという事が明かされた。卵料理を作ろうとすると、卵の殻を誤って中に入れてしまったり、食材を床に落としてしまったりする。また寝相が壊滅的に悪く(地震のような振動まで起きる)、あまりの酷さに度々寝間着をダメにしてしまうほど。騎士団の審査に落ちたのはこの辺りを問題視されたからかもしれない。努力を重ねた結果、卵料理の方はオムライスを上手く包めないものの、殻の混入は無くなったとの事なので若干の改善は見られる様子。

解放軍に入った後もミレーと文通しており、その際に手描きの絵も一緒に送っている。不器用な彼女だが絵を描くのは上手でモニカからも称賛された。

戦闘では

クラスはウォーリア。クラスチェンジするとブレイカーに昇格する。

ウォーリア系は重装系の防御力を貫通出来るため対ホプリタイ戦において真価を発揮。また、ヘヴィスイングは行く手を阻むマジックマインやバリケードを破壊可能なので道路工事に持ってこいの性能。敵ユニットを吹っ飛ばせるため距離を取りたい時にも使える。Lv30でラインバスターを習得するまでは単体攻撃しか出来ないが、ラインバスターを覚えると敵横一列に攻撃出来るため、殲滅力が一気に向上する。残った敵を一斉に薙ぎ払う様子はまさに爽快。