ギャメル(ユニコーンオーバーロード)とは、ゲーム『ユニコーンオーバーロード』に登場する人物である。CV:河西健吾
コルニア編のサブクエスト「孤高の反抗者」にて初登場。ゼノイラ帝国の援助を受けて勢力を拡大していた黒爪盗賊団の首領で、解放軍と遭遇した時はコンキアージの町で略奪を行っていた。盗賊団を追っていたコルニア義勇兵のロルフと治安の悪化を憂慮した解放軍から同時に攻撃を受け、リミーツ砦とコンキアージを拠点に迎撃する。盗賊団だけあってシーフが多く所属しており、「回避率の高い彼らとの戦いにはハンターが重要」と教えてくれる、チュートリアル的なステージでもある。
解放軍との戦いに敗れてアレインの前に引き出されると「…頼む 勘弁してくれ」と命乞いを始める。彼が言うには、病気の妹を治すためにお金が必要だったが、学が無い自分には盗みくらいしか出来る事が無く、それで仕方なく略奪を行って医療費を稼ごうとしていたとの事。クライブに自警団へ引き渡されそうになると「奪った金は返しておく どうか見逃してくれ」と膝をついて懇願。彼はコンキアージの町を襲った時に守備兵を殺傷しているし、妹の話も助かりたいが故にでっち上げた作り話かもしれない。情を優先してギャメルを見逃すか、厳格に自警団へと引き渡すかは、プレイヤーたるアレインの判断に委ねられる。ここで選んだ選択肢が彼の加入フラグに関わってくる。
見逃した場合はコンキアージ東方へ逃げ去っていく描写が挿入。自警団に引き渡した場合、一度は地下牢にぶち込まれるも盗賊団員の助けで脱獄。結局どちらを選んでも逃げられる事になる。体験版の時点ではどうやっても仲間に加入しないため、製品版が発売されるまでの間、彼が仲間に加入するかどうかの議論が交わされた。その影響かギャメルの公式解説動画の再生数は他の女性キャラを押しのけて上位になっていたとか。
彼が再登場するのはエルヘイム編のサブクエスト「流転の賊」。コルニアで選んだ選択肢によって展開が若干異なる。ギャメルと友人のマンドランを見逃していた場合、セレストとともに登場。アレインに見逃されて改心した彼らは盗賊団を離脱。現在はエルヘイムにてゼノイラ軍の支配に抵抗する義勇軍に所属しているのだという。当初ロルフからは信用されなかったが、セレストが彼ら二人をかばった事でひとまずは信用され、キウルクッカの町に住むエルフを売りさばこうとしている黒爪盗賊団を討伐するために共同戦線を張った。ギャメルとマンドランがいると敵将はセザールという盗賊団の新首領となる。クリアすると、けじめを付けるためにギャメルがセザールの首を刎ねる…と見せかけて彼を逃がす。これは裏切ったからではなく、ギャメル自身がアレインに見逃されてやり直す機会を与えられたので一度は見逃してやる、という心意気から来る行動だった。このため次に同じ事をやったらその時は殺すとも宣言している。そしてギャメル、マンドラン、セレストの三人が解放軍に加入。妹の事で気に病んでいる様子が無いためどうやら妹の病気も治せたらしい。
「孤高の反抗者」でギャメルを自警団に引き渡した、あるいはサブクエスト「天翼騎士」でマンドランを処刑した場合は、「流転の賊」の敵将がギャメルになる(当然セレストと一緒には登場しない)。ゼノイラ軍の増援を受けていた彼は「いつかの借りをここで返してやる」と息巻くのだった。しかし力闘及ばず解放軍との戦いに再び敗れて地に膝を付ける。「なぁ、俺が死んだら妹を治してくれるのか?」「誰かあいつを病から救ってやってくれよ…」と嘆いているとセレストが救いの手を差し伸べた。彼女の父親は医者であり、手紙を持って妹とともに父を訪ねるようギャメルに促す。妹を救う手立てが見つかった彼は素っ気ない態度を取りつつも内心感謝の気持ちで一杯になりながら立ち去っていった。この場合はマンドランともども仲間に加入しない。
「孤高の反抗者」でギャメルを見逃し、「天翼騎士」未クリアという変則プレイをした場合、「流転の賊」ではギャメルのみが仲間に加入する。ギャメルを連れて「天翼騎士」に行くとマンドランとの会話が用意されており、「あ、やべぇ…妹が治った話 マンドランに言うの忘れてた…」と語るレアイベントが見られる。起点となる「孤高の反抗者」をクリアしていない場合はセレスト自体がフィールド上に登場しないので「流転の賊」が開始出来ない。
「ヒヒヒ…」という怖い笑い声と人相の悪い顔が特徴的な黒爪盗賊団の元団長。略奪に手を染めていた理由は病気の妹を治すためで、団内では若い人でも分け前が減らないよう取り計らったり、危ない時には率先して囮になってくれたりするなど、本来は善良な性格である事が窺える。罪を犯す罪悪感に心が圧し潰されそうになったが、そのたびに妹の顔を思い出して振り切っていたという。友人にマンドランがいる。盗賊の首領として場数を踏んで来たからか実力も高く、エルトリンデの近衛を務められるほどの実力者ガラドミアの矢を回避している描写がある(ギャメル曰く「俺じゃなかったら心臓のど真ん中を射抜かれてたぜ…」との事)。
盗賊から足を洗った後はエルヘイム義勇軍や解放軍に参加してゼノイラ軍と戦っているが、ガラドミアからは「戦争が終われば法によって裁かれる」と言われている。だがギャメルは「それでいい どちらにせよ生きて償うつもりさ」と気丈に返して気にしていない様子。仮に自分が処刑されても解放軍に妹を任せるとしておりアレインらを信用しているようだ。
セレストとの出会いは、襲われているギャメルの故郷に気付いて彼女が助けに来た事がきっかけと親密度会話で明かされた。このためギャメルは彼女に大きな恩があり、恩返しのためかつて盗賊団にいた頃の記憶を活かし、彼女が探していた友人と再会させてあげている。このようにセレストとは持ちつ持たれつの良い関係が築けていた。
掲示板
31 ななしのよっしん
2024/04/21(日) 15:54:41 ID: I147nuxsab
言うまでもなく善人ではない
戦乱の世や圧政の世、まともなインフラや医療の無い世ではこういう人間が生まれてしまうのも仕方ない、そういう人間に手を差し伸べるのもまた正しい
そういう意味で処刑するのも見逃すのもどちらも理解はできるキャラ
32 ななしのよっしん
2024/04/22(月) 23:23:17 ID: lyC4wmEP8D
自分は人生ゼノイラモードだから悪事に手を染めたけど別に悪人だとは思わないしむしろ本人は善人よりだと思うけどなぁ…
33 ななしのよっしん
2025/08/29(金) 20:26:49 ID: oGuyii+fJD
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
最終更新:2025/12/06(土) 02:00
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