パイパー・ウィールとは (パイパーウィールとは) [単語記事]

パイパー・ウィールとは、スマホゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』の登場人物である。CV:石見舞菜香

概要

あったりまえだろ～　プロキシからのお呼びとありゃ、1分だって待たせるわけにはいかないぜい。

初期バージョンから実装されている古株だが、本格的な登場はメインストーリー4章『ツール・ド・インフェルノ』。一方、『ツール・ド・インフェルノ』配信前やクリア前の状況でも、サブキャラクターとして、六分街や黒雁街跡地に低確率で出現する場合がある。

新エリー都の郊外に拠点を構える走り屋集団カリュドーンの子所属で、A級エージェントの1人。大型トレーラー・アイアンタスクの運転手であり、仲間にマシンを届けたり、車両の修理やメンテナンスを請け負う言わば後方支援担当。一人称は「あたし」。たまに自分の事を「こいつ」と呼ぶ癖がある。立ち絵では何故か腋を強調しており、一部のプロキシの性癖に突き刺さったとか…。

見た目は幼いが、言動は気だるいおっさんそのもので、新聞を読む、宝くじを買う、自動車雑誌をコレクションするなど趣味がおっさんじみている上、かつては別の職に就いていた事もあって、いまいち実年齢が分からない。ただFairyに「歳不相応の趣味」と解説されているので見た目通り若い年齢の可能性がある。良くも悪くもマイペースな性格。

宝くじで一山当てる事がよくあり、アイアンタスクのエンジンを大出力なものに換装した他、賞金だけで生計が立てられるとパイパー自身考えるなど、かなりの強運の持ち主。一度は3000万ディニーもの大金を引き当てていたが、交換期限の1年を超過してしまったため結局手に入らなかった。

意外にも料理が上手で、プロキシの兄妹に肉料理を振る舞った描写がある。また信頼度イベントでは「プロキシとのおしゃべりは楽しい」「好きなものはちゃーんと目に焼き付けとかないとなー」「あんたとまた会えるのを毎度楽しみにしてる」と語るなど距離が近い。ボンプの業界進出を脅威に感じているようで、もし運転手の仕事まで失ったらビデオ屋のソファで寝かせて欲しいと冗談交じりに言う事も。

ドライバーとしての腕前は一流。最速かつ安全に人や荷物を目的地へと運んでいく。郊外の人間はあちこちに散らばって生活している関係上、物資の輸送は走り屋に頼りきっており、カリュドーンの子の評判が良いのも、彼女の働きあってこそと言えるだろう。ただし彼女の運転は非常に荒っぽく、足だけで運転したり、飲み食いしながらの運転は当たり前、「ブレーキを必要としない」と噂されるほど想像もつかないワイルドな走りを見せる事から、乗客の精神は「安全」には含まれない。一方、ドライバーの仕事が無いとかなり暇らしく、副業しようとバイトを探す一面が見受けられた。ちなみに目覚ましの音にするほどトラックのエンジン音を好む。

仕事柄、体が大変凝り固まっており、常連さえも超痛がるマッサージコースを平気な顔で乗り越えた化け物。これにはプロキシもドン引きと感嘆混じりに驚いていた。

カリュドーンの子に所属する前はキャンピングカーの改造を請け負ったり、エーテリアスの像が欲しい依頼主のために冷凍輸送車でホロウに突っ込み、獲物をコンテナ内部に入れて届けるといった仕事をこなしていたらしい。「一度捨てちゃったら、もうそれで終わり…　二度と元には戻らないからなあ」「あー…こいつってば、なーにを感傷に浸ってんだろ…」という台詞から過去に何かしらの事情を抱えているのが窺える。

初登場の『ツール・ド・インフェルノ』では、バイク乗りによるレースが根幹となっているからか、トレーラーの運転手たるパイパーの出番はほとんど無く、現状エージェント秘話が無いため掘り下げも乏しく、どうしても空気化が否めない。一応、ブレイズウッドに潜む内通者と思しき人物を発見したり、レース後に裏で走り回って流言飛語の拡散を未然に防ぐといった一定の活躍はある。

戦闘能力

属性:物理/特性:異常/攻撃タイプ:斬撃。

車両メンテナンスを担当するためか、細身にしては力持ちであり、機械仕掛けの巨大な斧を振り回して豪快に戦うパワータイプ。それでいて物理の状態異常「強撃」及び「畏縮」が掛けやすく、優秀なパリィ性能を持ち、カリュドーンの子陣営限定だが与ダメージバフも振りまけるなど支援面でも優れる。彼女のモチーフ音動機は「グロウル・マイ・カー」。