ピコカキコ:基礎コース(初級)とは、セルフ検定を通じてピコカキコの基本的な挙動を覚えていこうという企画である。
ピコカキコは音楽をコピーするだけでなく、声、効果音など様々な音の再現が可能です。他方、自由度が非常に大きく、習熟にはそれなりの学習が必要となります。基礎コースでは楽譜を読める人がその楽譜をとりあえず演奏できるレベルまで習熟してもらうことを目的としています。
もっとも、これが唯一の習熟方法ではないし、本コースで取り上げる例も唯一の方法でもありません。ヘルプ記事(ニコニコ大百科:ピコカキコヘルプ)を見て(または見ずに)先に進めるユーザは、どんどん先に進んでいただけたらと思います。
便宜上○級とか書いてありますが、取得しても偉くなるわけではなく、残念ながら就職には役に立ちません。履歴書に書く人はいないと思うけど…。マイナスに働く恐れもあります。
一応各級のガイダンスの後に課題曲のようなものを設定しますが、提出義務はありません。ピコカキコの基本は「自己満足」と「自己陶酔」にあります。自分でできたと思えば投稿する必要もありません。(投稿したければどうぞ。)
本コースでは自分でピコカキコを鳴らしてもらうことに主眼を置いています。よって記事内にサンプル音源を置くことはありません。ピコカキコエディタを立ち上げ、コピーペーストして鳴らしながら学習していきましょう。
習熟スキル | 課題曲 | |
初級 |
|
かえるのうた |
3級 |
|
|
2級 |
ドレミの歌(音量設定) ねこふんじゃった |
|
1級 |
基礎コース終了後は・・・。
音色にこだわるのもよし、耳コピに向けて音楽理論を身につけるもよし、高度なプログラミングを覚えるのもよし、ひたすらゲーム音楽をコピーするのもよし、そしてピコだるいとつぶやくもよし。
中級コース(初段~)を作るというアイディアもありますが、たぶん完成しないと思います。
ピコカキコを作成し、投稿するフォーム。ここに文字や数字を書き込んでいくことで音が出るようになる。エディタにある「ピコカキコする」のボタンを押すことによってピコカキコが投稿される。
投稿ボタンさえ押さなければ投稿されないので、試験的にピコカキコを作成する場合でも気軽に立ち上げて曲作りをしてよい。(参照→本記事で後述のFlMML)
大百科の各記事の最下部にある。たとえばこのページの下のほう(ほぼ最下段)に
とある。それをクリックするとお絵カキコや掲示板への書き込み画面の下に下のような画面が出てくる。
ピコカキコ:基礎コース(初級)についてピコカキコする
ピコカキコする
|
とあるのでピコカキコするをクリックする。とりあえずピコカキコエディタが開くはずである。
(ユーザ記事も含む)どの記事にもピコカキコエディタは存在するが、完成したピコカキコはエディタを開いた記事に投稿される。間違って知らない人のユーザ記事や、作成した曲と関係ない記事に投稿してしまわないように注意。
さて、立ち上げてみると画面上部が白地で
という部分がある。これは注意書きとヘルプへの誘導である(JASRACコードついては3級の記事で若干の解説を行う)。
画面下部には灰色を地とした記入欄がある。名前、書き込み、JASRACコード、タイトル、ピコ文字、ピコ警告の順に並んでいるが、このうちの下部、最も大きい空欄「ピコ文字」に書き込んでいくことになる。
作ったピコカキコを再生する場合には、画面下部左端の[ピコ再生]をクリックすればよい。
以上でピコカキコをする準備が整った。
何も考えず「CDEFGAB」と書いて(コピペして)[ピコ再生]を押してみよう。
脱線1:これはアルファベット順、英語音名に従っている。「なんでAからはじまらないんだ・・・」という感想はもっともであるが、そういうものだと思ってあきらめるしか・・・。日本語でも「ハニホヘトイロ」である。ハ長調と同じ調号を使わない短調がイ短調(Aマイナー)である。
脱線2:なお、厳密には「Cはド」という覚え方は正確ではない。「移動ド」の概念を用いると、イ長調のドは「A」である。ニ長調のドは「D」である。移動ドの概念では調によって「ドレミファソラシ」が変化する。「ハ長調のドがC」が正しい。
なお「『シ』の上の『ド』はどう出すんだ?」「『ド』の下の『シ』はどう出すんだ?」という疑問について3級の記事で解消する。
ピコカキコは数字とアルファベット、そしてわずかな種類の記号(()<>$&+-:;/*@#={})が用いられる。すべて半角で書くこと。
このうち、アルファベットは大文字と小文字を区別しない(例外はあるが今のところは気にしなくてよい)。
Cとcはともにハ長調のドを意味する。見やすい、書きやすいように書けばよい。
スペースや改行は「基本的に」無視される(例外はあるが今のところは気にしなくてよい)。各小節の終わりにスペースを入れたり、楽譜の改行に合わせて改行するなどして見やすく、書きやすくすればよい。
音階の直後に数字をつけることで音長を指定することができる。4/4拍子のときの一小節分(全音符:○)を1とし、それを何等分するかで指定する。もちろん3/4拍子や2/4拍子のときにはそれぞれ、一小節が4分音符3個、2個分しかないので注意が必要である。
である。
なお、使ってよい数字は「1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24, 32, 48, 64, 96, 128, 192, 384」だけである。
発展:なぜこの数字だけかというと、ピコカキコが全音符=384(=27×3)ticksと定義しているからである。この数字が整数で割りきれない場合、切り上げなどが行われ、不正確になる。詳しく知りたい人は「ピコカキコヘルプの掲示板#60」を参照。
ところで、さっき音長を指定しなくても音が出たのはなぜか?それはピコカキコの音長が四分音符をデフォルトとしているからである。試しに「e4 e」と書いて鳴らしてみよう。同じ「ミ」の音が同じ長さでなるはずである。
次の曲のピコ文字(MML)を作成してみよう。ちなみに4/4拍子である。
解答例は反転させて表示。
解答例1:
C4C4G4G4A4A4G2F4F4E4E4D4D4C2
G4G4F4F4E4E4D2G4G4F4F4E4E4D2
C4C4G4G4A4A4G2F4F4E4E4D4D4C2
解答例2:
C4C4G4G4A4A4G2F4F4E4E4D4D4C2G4G4F4F4E4E4D2G4G4F4F4E4E4D2C4C4G4G4A4A4G2F4F4E4E4D4D4C2
解答例3:
C4C4G4G4 A4A4G2 F4F4E4E4 D4D4C2
G4G4F4F4 E4E4D2 G4G4F4F4 E4E4D2
C4C4G4G4 A4A4G2 F4F4E4E4 D4D4C2
解答例4:
c4c4g4g4 a4a4g2 f4f4e4e4 d4d4c2
g4g4f4f4 e4e4d2 g4g4f4f4 e4e4d2
c4c4g4g4 a4a4g2 f4f4e4e4 d4d4c2
好きなスタイルで。
楽譜において演奏しない部分は休符で表示される。ピコカキコの場合「R」が休符の働きをする。音符と同様「音長」を数字で指定する。
音符と同様、指定できる数字は 「1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24, 32, 48, 64, 96, 128, 192, 384」だけである。
音符と同様 デフォルトは四分休符である。 したがって、デフォルトのままであればR=R4である。
解答例1:
CDEF EDCR EFGA GFER
CRCR CRCR C8C8D8D8E8E8F8F8 EDCR
解答例2:
c4d4e4f4 e4d4c4r4 e4f4g4a4 g4f4e4r4
c4r4c4r4 c4r4c4r4 c8c8d8d8e8e8f8f8 e4d4c4r4
ここでは必ずしも必修ではないがあると便利なもの、知識を紹介する。初級の本稿では1.FlMML2WAV、2.デスクトップピアノ、3.4MLplugの3点を紹介する。
導入のメリット
導入のデメリット
導入法
なお、上記のFlMMLは(エフ・アイ・エムエムエル)ではなく、(エフ・エル・エムエムエル)である。2つ目の文字は小文字の「L」だそうで・・・。
ピコカキコをしていくときに、パソコンのデスクトップ上で演奏できるデスクトップピアノがあったほうが楽である。マウスでクリックしたり、キーボードを打鍵すると音が出る。
様々なソフトが出回っているがとりあえず以下のものを紹介しておく。
導入のメリット
導入のデメリット
導入法(こちらを参照)
使用方法
初級はここまで。
次は→ピコカキコ:基礎コース(3級)へ・・・。
ピコカキコ:基礎コース |
初級- 3級 - 2級 - 1級 |
掲示板
177 ななしのよっしん
2023/09/14(木) 09:54:36 ID: 93W1j5LLtk
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178 ななしのよっしん
2023/09/14(木) 09:55:46 ID: 93W1j5LLtk
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最終更新:2024/05/28(火) 02:00
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